こんばんは
先週末に種子島にキャスティングでテストしてきました。
今回も民宿しまさきさんにお世話になりました。
GT釣りが面白いに加えて、民宿しまさきさんで過ごす釣行が楽しいです。
相まって倍楽しい。
出発の数日前から台風が1個から2個になり3個に増えて、種子島を狙ってきているような予報。
これは釣りは出来ないかもしれないと覚悟しておりましたが、
前日ギリギリになって一日だけ出来るかも?という予報に好転。
4名で行く予定でしたが、前日までの調整や急を要する案件が入り、
僕とさくらさんの2名での出発となりました。
釣りが出来たらいいねっていう旅行気分です。
開発中のライトゲームロッドとライトキャスティングロッドも持ち込んで。
結果は初日はオカッパリにてメッキ釣りをカツヤ船長の案内で楽しみました。
そんなスローな時間を過ごさせて頂いた初日の夕方、
「明日は出船出来る」となり準備準備!!
今回、持ち込んだ最新の試作ロッドを徹底的に使い込むことに専念します。
このロッド一本しか持ってきてません。
ロッジに戻って、リーダーを付けたりします。
リールはシマノとダイワの両方でテストしてます。
キャストフィールが違うので両方で確認しておくことが必要です。
ノットも色々試します。慣れてないノットでも試さないとキャストフィールが違うので。
リーダーの長さも極短から超長いのまで試してます。
どの組み合わせでも色々な投げ方、風の向き、様々な条件でチェック。
このテストやってると一気に大量の実践知識が蓄えられますね。
トラブルももちろんありますが、今回はノット自体は安定したものでチェック。
台風後なのか、潮の色が悪い様子。
潮の水温も2種類あって4度ほど差があるようです。
午前が終わり、キハダが釣れたのみ。
こうなるとトップには出すのは難しいと船長は言います。
シンキングペンシルで狙うのが良いようですが、船長には申し訳ないけどテストなので要件以外のルアーは持ってきてません。
昼になりお弁当を頂いて、「そろそろ釣るぞー」と意気込んで何度も何度もキャスト、
さくらさんはベイトタックルでGTキャスティングです。前回の7月釣行では40キロオーバーをベイトタックルでキャッチ!
さくらさんはベイトタックルを徹底的に専念。
ベイトは沢山います。きびなご。
キハダがまた釣れて、相手してくれるのはワフーとシイラとキハダのみ。
晩御飯のお刺身はゲット!
でも相手してくれる魚が居て癒される。
そしてまた投げてルアーを引いたらバイトしてくる。
シイラかな?キハダかな?ワフーかな?
追い食いしてきて横から食った。
細長い黒い魚に見えてワフーか!と切られないようにラインテンション掛けると重さがワフーじゃない。
かつや船長は船のエンジンを掛けフォローに入ってくれます。
僕はロッドを立ててファーストランの対応。
船がバックから前進に変わる合図をもらって、巻取ってラインを立てる。
ラインが立つと負荷が掛かり辛いです。
ギンバルがやっぱり良くない。改良ポイント見つけるが、只今大変。
何度も絞り出されますが、ロッドは下げずに水平以上を維持したい。
左手の握力が限界。昔の事故の後遺症がここで現れる。
ギンバルさえ改良すれば何とかなりますが、只今大変つらい。
6分ぐらいのファイトで無事ランディング。
産卵後のダイエット個体で36キロでしたが、長さは50キロクラスだそうです。
凄く長かった。あがった瞬間は45キロいったかなと思いました。
カッコいい色と模様です。すごく嬉しかった。
また来年の7月頃に相手してください。
モデル開発段階で考慮するポイントをこのGTが色々と教えてくれました。
三日目は、帰りの飛行機の時間があるので昼過ぎに終えてノーキャッチ。
二日間でGTのバイトはワンバイトしか無い渋い状況でしたが、キャッチ出来て良かった。
大阪の会社に戻り、早速工場と連絡。
今回得たポイントを次の試作に活かし、細かく依頼しました。
製法開発は一旦終盤に差し掛かったと言って良いでしょう。
次に上がってくる試作は2種類。
今月末までに届くようにしてくれるようです。
来月は月初と月末の2回種子島に行けます。
11月に今年最後のテスト。
来年は種子島に加えて熊野の方でキハダキャスティングも定期で。
まだモデル開発段階のロッドは一本も無いですが、
軸となる土台のイメージがドンドン具現化していって、
求めている要素をクリアしていってます。
まだリリースは未定ですが、
来年中には何かしらの展開が出来るかもしれません。
ライトゲームロッドもライトキャスティングクラスも同時に進行中です。
アジからロウニンアジ、サバからクロマグロまでこの新製法で作るキャスティングロッドを展開したいと思っております。
それほどこの製法には汎用性と可能性も秘めています。
ではまた