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MOZのシリーズ毎の解説

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こんにちは

有難い事に今年に入ってから生産量を超える受注が続き、

6月あたりから遅れが出てしまう受注数を頂いております。

 

8月の受注数を減少させていただきまして、

遅れを取り戻したいと思います。

残業で遅れを取り戻す事はしませんので、

スタッフのモチベーションや品質を落とす事はありません。

 

改めてMOZシリーズの解説をさせて頂きます。

 

MOZのモデル選びは、ジギングでのロッドの役割を理解し、

そこに自分の好みを加えるか加えないかで、番手が変わってきます。

 

では簡単にですが解説させて頂きます。

まずはベイトモデルから。

 

「MOZ620LMシリーズ」

620LMシリーズは、ティップパワーが強いシリーズです。

その一方バットパワーは弱めに設定しております。

つまり、ロッド全体が大きく曲がり、強いティップでジャークのストロークが長いシリーズです。

 

向いているシチュエーションは、

水深が深い場合です。

ジグタイプはショートからロングまで得意です。

水深が100m近くなると620LMシリーズが合う事が多くなってきます。

 

次に「MOZ620HMシリーズ」です。

620LMシリーズの微調整を目的としたシリーズです。

高弾性カーボンを使用しているので、強度はLM素材に劣ります。

反発が強いので、水深がLMより深い状況や、

潮が複雑でロッドが曲がるとラインテンションがジグに伝わりにくい時に

HMを使う事で、状況に合わる事が可能です。

あまり出番がないですが、LMシリーズを揃えて頂いてからの追加でお考えいただく方が

状況に対応できるかと思います。

 

次に「MOZ620LightZEROシリーズ」です。

620LMシリーズのティップは強めに設計しておりますが、

620LightZEROシリーズは逆に弱く設計しております。

得意なシチュエーションは水深が浅い状況です。

ティップまで返り切らない方がよい場合や、ターゲットが5キロ未満と小型魚の場合や、

使用ジグが軽い場合にLightZEROが良いです。

 

バットパワーは620LMシリーズとほぼ同じか少し弱め程度なので、

10キロ前後の不意な中型魚とのファイトも安心です。

 

次に「MOZ580LMシリーズ」です。

MOZシリーズで、ハイパワーロッドの位置づけです。

主に大型魚や深海に向いているシリーズです。

ティップもバットもハイパワーです。

でも決して棒ではなく、ロッドとしての機能も果たせます。

ハイピッチでは抜けの良いジグを使用して回遊魚を狙ったり、

中深海や深海では重いジグを使用して攻略したりできます。

 

 

次に「MOZ520LMシリーズ」です。

520LMシリーズと同じような位置づけと思われがちではありますが、

520LMシリーズはレングスの短さからのレスポンスが特徴です。

短い事でアングラーの疲労が大きく軽減されます。

深海で重いジグを一日ジャークし続けられるスタミナに自信が無い場合は、

520LMシリーズで改善できます。

レスポンスが良いのでジグの移動距離を小さくしたい場合にも向いています。

 

 

 

続きましてスピニングモデルの解説です。

「MOZ620SPNシリーズ」

621SPNはスーパーライトジギングも対応できるほどライトロッドでありながら、

バットパワーは強ので10キロほどの中型魚がヒットしても安心です。

 

623SPNは、いわゆるライトジギングロッドです。

オーソドックスなパワーと調子を持っているので、

使用頻度は高いモデルになっています。

 

625SPNは、ティップパワーが強く感じられるのですが、

バットも曲がりこみやすいので、丹後などブリ狙いに使用すると面白いモデルになってます。

 

 

 

「MOZ580SPNシリーズ」

580SPNシリーズは、ハイパワーブランクでのスピニングロッドです。

昨今ベイトロッドが主流になっているジギングですが、

まだまだスピニングロッドでのアプローチも有効なシチュエーションが多くあります。

620SPNシリーズはロングジグをガンガンしゃくるシリーズではないですが、

580SPNシリーズはガンガンしゃくれます。

 

また丹後でのブリ狙いやヒラマサでも580SPNの調子とパワーのバランスは効果的です。

その際は、使用するジグウエイトで580SPNの番手を考えたり持ち替えたりするのではなく、

ジャークでジグに力を伝えるラインテンションの違いを考えて持ち替えると面白いです。

 

ですので588SPNは物凄くパワーのあるロッドですが、

PE3号でブリを狙う為にも出番があります。

丹後ジャークは堅いロッドと

柔らかいロッドの2タイプのタックルバランスがあると良いと思っています。

柔らかいロッドの方がジャークもそれっぽく出来ますが、

堅いロッドでも出来るようになると釣果に差が出てくると思います。

 

 

 

ここまででMOZシリーズの簡単な解説では御座いましたが、

お伝え出来たと思います。

 

MOZをリリースさせていただいてから、

5年近く経ちまして、

今年でフルラインナップ展開することが出来ました。

多くの方様に、ご愛用頂けて嬉しく思っております。

 

既にMOZを超えるMOZの開発も常に行っています。

試作ロッドも出来てきておりますが、まだまだチェック項目が多いです。

 

タカミテクノスは何年も掛けてテストする理由は、素材の特性やどうゆう壊れ方をするか、

どの程度の使用回数でどうなっていくのかを見てますので、テスト期間が長いです。

調子とパワーだけイメージ通りバッチリ出ていればオッケーだと簡単なんですが、

それだけでは良いロッドとは全く思っていません。

 

調子とパワーと、

ある程度の強度だけで良いなら色んな製造方法や素材で可能です。

最適解を出さないといけません。かなり難しいです。

 

物凄く研ぎ澄まされた感覚が必要です。

製造品質誤差の良い方で良く感じているのか、

品質誤差の範囲が広い製造方法であるか狭いのかどうか。

 

歩留まりが悪い製造方法は駄目です。

100本中20本しか良品にならないのは、その20本も不良では?と捉えます。

 

1本あたりのコストがバカ高くても、

100本中100本良品になるような製造方法と素材で出来るのが良い製品になると思っています。

それでいてイメージ通りでなくてはなりません。

 

製造過程での品質が安定しているので、同じモデル毎の品質誤差も狭いです。

初期不良がほぼ無い~少ないという事です。

 

同じモデルを2本持って違いが分かる感覚が必要です。

答え合わせをしたり答えを持っている人も居ないので、自分の感覚が頼りです。

特にチューブラーは品質誤差が大きいです。

 

 

 

商売だとやってられない事ですね。

そこは僕の性分や趣味でやってるので出来ています。

 

 

 

 

ここにMOZ620タイラバチューンというのが追加されます。

物凄く良いタイラバロッドが出来てきています。

 

グリップやデザインを悩んでいます。

 

3年ほど前からチューブラーロッドの開発も進めておりますが、

まだ研究中です。

 

3ポンドライン~PE10号まで、ひと繋ぎのシリーズを考えています。

どれを使っても共通する感触を持たせたいです。

それはパワーや調子ではなく、

ロッドを擬人化すると体温や呼吸のような部分です。

 

来年あたりからルアーの開発と販売、

チューブラーロッドの開発と販売を精力的に行う予定でして、

釣行回数も増えます。

 

今後ともタカミテクノスを宜しくお願いいたします。

 

 

最後に、

弊社工場へ直接ご訪問のご要望も多いのですが、

サンプルロッドも応接間も無い、小さな工房です。

全員が作業に集中しておりまして

お越しいただきましてもお客様に失礼なく対応できるスタッフが居ません。

 

発送または工場直接受け渡しの2択がある訳ではなく、

発送のみの対応ですので、

申し訳ございませんが、ご了承のほどお願い申し上げます。

 

ではまた

 

 


2020種子島GTキャスティングとロペラお試しパック販売のお知らせ

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こんにちは

 

今年唯一の遠征に行ってきました。

 

いつもお世話になっているサクラさんグループと

種子島 島崎さんです。

 

 

 

コロナの事もアリ、今年の遠征や出張を全て中止にしましたが、

この遠征だけ決行しました。

この遠征があったので念のため2月から不要不急の外出を一度も緩めませんでした。

遠征は終えましたが、十分注意して生活することを続けたいと思います。

 

 

毎年参加させていただいている遠征で、

大先輩方との釣行です。

 

毎年、キャスティングロッドの試作を持ち込んでます。

今回は新たに2本持ち込みました。

 

開発に遅れが出ていて、

まだモデル開発段階に進めてませんが使用するルアーの重さと調子の良いブランクが一本加わりました。

今回はその一本だけを使用しました。

 

天候が不安でしたが、

初日は、半日出船できました。

次の日から出船できるかわからなかったので、なんとか魚を掛けたいと思ってました。

 

何度も種子島GTフィッシングにチャレンジさせてもらって、使うルアーのタイプが決まってきましたが

今回はこれまで使っていなかったルアーをいくつか使いました。

 

バイトは今までで一番多かったのでヒントが多く得られ、

その日の海の状況によってルアーの引き方、

ルアーのタイプによっての操作などの違いを少し掴めたように思います。

 

テスト釣行ではありますが、毎年この遠征はリフレッシュを意識するようにしてます。

今年に入ってからコロナの影響で生活がガラスの膜に覆われているような窮屈な感じがしていましたが、

少し軽くなったように思います。

個人的に精神状況が深刻でした。

 

釣果よりもお伝えしたいことがあるので、

結果はザっとお伝えさせていただきます。

 

41キロ。


 

 

 

 

20キロ前後。

 

 

2本釣れました。

試作ロッドの方は、素材と製法のテストをしているので

効果的にパワーが出ないような設計になってるのですが、

それでも、そこそこのパワーがあって

難しいと言われるシャローエリアの種子島でもなんとかキャッチできました。

とはいうもののカリスマ船長のフォローのおかげでした。

 

僕は昔のバイク事故で左手の握力が小学生並なので、

ファイトはすごくカッコ悪いです。

20キロのGTでも全身使わないと戦えません。

 

 

8号タックルなら10分くらいしか耐えられません。

お尻が地面に付くぐらいロッドを立てて全身使ってファイトします。

5分すぎたあたりから握力が徐々に無くなるので、

それまでに浮かせないと根に向かって突っ込まれても対応が出来ないので、

必死です!

 

こんな僕でもGTを釣れるロッドならだれが使っても大きな魚が釣れると思います。

 

いま開発しているキャスティングロッドは製品化するとバットパワーを持たせるので、

もっと魚とのやりとりも楽になります。

今の試作ロッドは耐えてるだけでは魚が浮かないので、体を使って浮かせないとダメで体力を使います。

 

ブランクのバットパワーの補強を入れる前の状態が大切だと思っているので、

僕はロッド開発でバットの補強を入れるのは最後にしています。

補強を入れすぎているとブランクパワーがあるように思えてしまいます。

初めから補強を入れると大体それらしくなるので、これでいいかな~ってなってしまいます。

 

これまでGTを何本も補強無しのブランクで釣り上げてますが、

バットパワーが足りないと感じるものの、そんな試作ロッドのせいで獲れなかった魚はいません。

 

バットの補強が無い段階の、基本的な素材と製法だけで戦えるバランスにしてから

補強を適度に入れる事で身体に馴染む特性のロッドに仕上がります。

 

そろそろ補強を入れて芯金を調整できる段階になって来ました。

ということは次のブランクで強度テストです。

今のブランクでも強度はあります。

次から、さらにグンと強度が増します。

 

テスト結果は得られました。

 

最終日も出船出来たんですが、

寝違えたのか右腕が激痛で釣りが出来ませんでしたので、

みんなの釣りを見ながら身体を休めました。

元々体力が無い方ですが、劇的に落ちてました。

トレーニングします。

 

 

新アルビノ180gも持ち込んだので、

フォールアクションと抜け感を簡単にチェックしましたが、

めっちゃいいジグでした。

少し調整する必要も見えたので、もっと良くなるのかと思うと楽しみです。

 

 

ロペラ0/0が沢山入ったロペラ全サイズ入りお試しパックの販売開始です。

 

ロペラお試しパックはこちらから。

 

 

 

簡易パッケージのお得なパックです。

この機会に是非!

 

 

ロッド以外の弊社製品も増えてきたので、多くの方様にお使いいただきたいと思いまして、

4800円以上で送料無料にさせていただきました。

しかも佐川急便なので早くお届けできます。

 

 

DSC_0095.JPG
 

 

 

それにしても今回2本獲れて良かったです。

41キロの方は、船長のフォローと、魚の機嫌が良くて

水深30m位の所で100mは出されたんですが根にラインが切れるほど擦らなくて運も良かったです。

 

ファーストランで軽くラインが擦れた感じがしたので、

ファーストランとセカンドランを耐えて浮かせてからはドラグ緩くしました。

 

運が良かった。

 

運に頼らないで良いように、体力アップと左手握力のカバーできる工夫をしたいと思います。

 

GTフィッシング、楽しいです!

船長の熱い思いも聞けて、もっとGTフィッシングを楽しむアングラーが増えるように

遠征になるので旅費と連休が必要なのが、一番のネックだと思いますが、

若い世代にも参加してもらえるような企画をしたいと思いました。

 

旅費とPE8号200m以上を巻いてる14000番~のリールを持参いただければ、

参加してもらえるサポートはできるかなって思ってます。

 

GTのバイトの瞬間の熱さを体験してもらいたいです。

静かな海面から派手な水柱と爆発音と共に強烈な引き。

 

気がつけばファイトしているあの感覚。

 

カッコいい魚体。

 

楽しんでもらいたいです。

 

 

 

ではまた。

 

フルオーダーでグリーンブルー。水色と少し違う。#タカミテクノス #takamitech...

今月の社内レクリエーションにて、今回は日本蜜蜂の採蜜。天敵スズメバチの活性が最大級。百...

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MOZシリーズのパワーを数値化しました。解説あり。

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こんにちは。

MOZシリーズのブランクセクション毎のパワーを数値化してみました。

数値の計算方法は設計寸法を基準に、一定の感覚値を方程式に加えてます。

近い内にHPにも掲載します。

 

数値の左側からティップ ベリー バットです。

 

MOZ621LM     70    275    480
MOZ622LM     90    305    520
MOZ623LM     110    335    560
MOZ624LM     130    365    600
MOZ625LM     150    395    640
MOZ626LM     170    425    680
                   
MOZ522LM     60    320    580
MOZ523LM     100    365    630
MOZ524LM     150    415    680
                  
MOZ621LightZERO    10    245    480
MOZ622LightZERO    20    270    520
MOZ623LightZERO    30    295    560
MOZ624LightZERO    40    320    600
MOZ625LightZERO    50    345    640
MOZ626LightZERO    60    370    680
            
MOZ621SPN     20    305    590
MOZ623SPN     70    355    640
MOZ625SPN     120    405    690
                    
MOZ582LM SPN  100  380    660
MOZ584LM SPN  140  420    700
MOZ586LM SPN  180  460    740
MOZ588LM SPN  220  500    780

 

レネゲードNO.2     70    305    540
レネゲードNO.3     90    335    580
レネゲードNO.4     110    365    620
レネゲードNO.6     150    415    680
レネゲードNO.8     190    465    740

 

 

このようなパワーになっています。

 

今回の数値化で以前、お伝えさせて頂いた一覧表よりも正確にイメージがしやすいと思います。

 

 

 

この数値でわかるのは、

MOZ622LightZERO    20    270    520

MOZ622LM         90    305    520

MOZ621SPN        20    305    590

 

この3モデルでみますと、

ティップパワーは622LightZEROと621SPNは同じパワーです。

ですが、ベリーパワーは270305になっており、35の差があります。

バットパワーは520590となっており、70の差があります。

 

つまり、ブランク先端のみ同じパワーで、先端からバットに向かって離れるとパワー差が加速度的に上がるという事です。

 

622LightZEROと622LMはバットパワーが同じですが、

ベリーパワーに35も差があると、全く違う調子になります。

 

数値から調子をイメージするには、

ティップパワーの数値に対してバットパワーがどれだけあるかを見てください。

 

MOZ622LightZEROのバットパワーは520です。ティップパワーは20

520÷20=26

 

MOZ622LM のバットパワーは520。ティップパワーは90

520÷90=5.8

 

数値が大きくなるほどティップが柔らかい先調子です。

 

622LightZEROと622LMを曲げると、622LightZEROの方がバットが残っていて、

バットパワーが強い印象に思ってしまいますが、

数値で見ると、622LMの方がティップ~バットまでパワーがあります。

 

LightZEROが得意な水深が浅いエリアでの実際の使用感ではバットパワーは同じくらいという使い方で大丈夫ですが、

水深が深くなったりして水圧が強くなるほど、

622LightZEROと622LMのベリー~バットパワーの違いが大きく出ます。

 

上記の3モデルに加えて、588LMを比較してみましょう。

 

MOZ588LM   220  500    780

 

780÷220=3.5

 

3.5なので、622LMよりもレギュラーテーパー(胴調子)です。

 

588LMのティップパワーは220

622LightZEROのベリーパワーは270

 

588LMともなれば、バットパワーが780もあります。

626LightZEROでも680ありますが、

 

ティップパワー+ベリーパワー+バットパワー=1100

588LMは、1500です。

全体のロッドパワーの数値は大事です。

セクション毎のパワーだけを比較してもイメージできますが、

全ての数値を足して全体的なパワーも見た方が良いでしょう。

 

例えば、

623LMで200gのジグを使ったとして、

もう少しバットパワーが欲しい、レスポンスが欲しいと思った場合は、

MOZ623LM     110    335    560

MOZ625LightZERO    50    345    640

 

625LightZEROを使うと、ティップパワーは半分近くになりますが、ベリーパワーが少しアップし、

バットパワーが80もアップします。

調子の数値は、

623LMは、5

625LightZEROは、12.8

 

625LightZEROにしますと、同じ200gのジグを使用した場合は

バットパワーがアップする事で、曲り込む量が少なくなりレスポンスが上がり、

623LMで感じた部分を補う事が出来ます。

 

 

最後に大事なことを。

レングスです。

 

MOZ522LM     60    320    580

MOZ623LM     110    335    560

 

この2モデルを比較してみますと、

数値だけで見ると623LM の方がパワーがある事になります。

ですが、実際は522LMの方を大物狙いに使いますよね。

 

これは、耐久性の高いMOZの素材だから出来る事ですが、

レングスが短くなることで、アングラーの力が発揮しやすいからパワーのあるロッドに感じています。

 

ロッド自体は522LMは623LMよりもライトなモデルです。

 

アングラーのエネルギーを出すには、ロッドは短ければ短いほどスポイルする事なく強く出ます。

究極は手釣りです。

ギア比で言うと1:1で、レングス0ft。これがエネルギーの伝わり方で最強です。

 

このレングスでのロッドパワーの違いを感じる事を数値化するには難しく、

スタイルや水圧の度合い、アングラーフィジカル面で違うかと思います。

 

簡単に数値化するとしましたら、

ティップパワー+ベリーパワー+バットパワーを全部足して、

5.2ftなら52として、全体の数値から割れば、とりあえず数値が出ます。

 

623LMは、16.2。

522LMは、18。

 

522の方がパワーがありますね。

でも、僕は522の方がもっとパワーがあるように思います。

なので、定数を決めて、

6.2ftは12。

5.8ftは10。

5.2ftは7。

などのように感覚的に近い数値を決めて全体の数値を割ればわかりやすいと思います。

 

そうすると、

623LMは、83

522LMは、137

それっぽい数値がでます。

 

足し算と割り算だけでも、それっぽい数値が出て感覚的にもおかしくないデータになります。

改めて数値化することで気づくことも多いです。

 

チューブラーだと数値化するには、使うシート毎に定数決めて、芯金径やプライ数毎の数値

他にも影響が大きくでる要点を抑えて計算する必要がありますが、

フルソリッドは素材と寸法で計算しやすいので、数値化が簡単に出来ます。

 

 

こんな感じで、今回の数値と、

ユーザー様の感覚を合わせて比較して頂けると適切なモデル選びや、

現場での使い分けや、タックルバランスにおいても知識が正確に蓄積していくものと思います。

 

 

ではまた。

 

 

#メバチ #マグロ #33kg #熊野灘 #takamitechnos #タカミテクノス...

ジギングロッドについて。解説。

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こんにちは

 

前回の記事の補足としても書かせて頂きます。

 

ポイントを箇条書きにしますと、

 

①水深が深くなるにしたがってジグへのラインテンションの伝わり方が遅れる

②穂先からジグまでのラインがどう入ってるかでラインテンションの伝わり方が変わる

③ジグ形状やタイプによって適切なラインテンションの強さと伝わり方に違いがある

④ジグ形状によって適切な水の抵抗がある。限度がある。

 

 

①~④まで全て共通する事は、ラインテンションのコントロールです。

 

 

まずは①のラインテンションの伝わり方が遅れるという事について。

 

ジャークなどの動作でラインは伸びます。

次に縮みます。

ラインテンションが最も強くジグへ伝わるタイミングは、ラインが縮み始める瞬間です。

そのタイミングでロッドが先に返りきってしまうと、ロッドのアクションがジグに伝わっておらず、

ジグが潮に噛んでいない錯覚が起きます。

 

実際にロッドアクションでジグを操作出来ていないので、

入力初期にラインテンションがガツンと伝わらないようにする為の

クッションになっているだけの状態です。

こうなると釣れない訳ではなく、ロッドでラインを引っ張らないから釣れることもありますが、

表現の仕方が単一になりがちで、釣れない時は打開しにくい状態に陥りがちです。

 

ジグが水を押し動いている時にロッドが返りきってしまっているので、

ラインの縮みでリールを巻いたなりに上昇しています。

ジギングは宙釣りなのでロッドが返りきり真っ直ぐになってしまうと

水中下の情報がロッドに伝わってこなくなります。

つまりジグが潮を噛んでいるかの情報が伝わってきません。

 

高弾性タイプのロッドや先調子のジギングロッドは返りきるのが早いので、

水深が深くなるとラインの縮み始めるタイミングよりも早くロッドが返ってしまうので、

適切ではない場合が多いです。

水深が浅いと縮み始めるタイミングも早くなるので、適切になる方向です。

 

それが③と④のポイントに関係します。

 

使用しているジグに丁度良い水の抵抗を与えられているか、

ラインテンションの伝わり方がジワーっと伝わる方が良いのか、ガツンと伝わる方が良いのか。

ジグの形状によって異なりますので、リールの巻き量やジャーク方法が変わってきます。

そのラインテンションの伝わり方をコントロールするのがロッドの調子の役割です。

 

どうゆうニュアンスを表現したいか、

その為にはどうゆうタックルバランスでどんなジャークスタイルにすると、

ジグまでイメージ通りのラインテンションが伝わるかを考えます。

 

しかし②の潮の状態で、ロッドとジグ選びは大きく変わってきます。

二枚潮や瀬周りの吹き上げる潮流や部分的に加速している潮流などでアプローチが変わってきます。

 

 

全部解説しますと、物凄い文字数になるのでここからは簡単にします。

 

ロッドが曲り込む量が多い、胴調子(レギュラーテーパー)=返り始めるタイミングが遅いのでラインの縮みはじめとシンクロしやすい

 

ロッドがレスポンス良くビンビン動く=水深浅が得意

ゆっくり力強く返ってくる=深い水深が得意

 

MOZはシリーズは全水深に対応できますが、

イメージするニュアンスでラインテンションをジグに伝えるかでモデルが変わってきます。

 

タカミテクノスの製品開発は、このように物理的な条件のように確定的な要素で作られています。

釣りなので不確定な要素は不確定なままで、後付けにしても仮説の域を脱しません。

 

自然相手なので、なにか法則はあるのかもしれませんが、

それを製品開発に活かすことはしていません。

魚の生態を勉強するとアプローチの仕方が的確になると思いますが、

タカミテクノスのロッドには、

人間工学と物理や流体力学など確定的な要素を取り入れてます。

 

 

表現したいラインテンションをイメージして、

タックルバランスを考える。

ジグに適切な水の抵抗を与えて、その動きをロッドで感じ取る。

そうするとターゲットを掛けるまでの引き出しが増えていくと思います。

 

普通のワンピッチでも、ロッドの返り始めのタイミングは重要ですが、

どちらかというと入力初期のクッション具合がキモになっているように思います。

 

ジャークテンポが遅くなるにしたがって、

ロッドの返り始めも遅れるロッド選びをすると良いです。

 

ジギングロッドは、

曲り始めのラインテンションの掛かり方のクッション役以外に、

ラインが縮み始めるまでの時間稼ぎって考え方が大事です。

ラインの縮みと同時にロッドが返りきるタックルバランスに出来ていると、

ジャークテンポが遅くても魚のまとわりやバイトがロッドに出ます。

 

ロッドが真っ直ぐに戻っている時や、ロッドを下ろしている時にバイトがあっても、

アングラーには伝わってませんので、

次のジャークのタイミングで食ってたと気づくと思います。

 

小難しい事を書かせて頂きましたが、

過去に何度も同じ内容で記事にしていたので、知ってたって方も居られると思いますが、

久しぶりに書かせて頂きました。

 

徐々にシンプルな内容になってますが、

要点は抑えていると思います。

 

タックルバランスの考え方の参考にして頂き、

気持ちよくジギングを楽しんで頂けると嬉しいです。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘビーガイドシステムを追加します。

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こんばんは

 

昨年あたりからオフショアジギングにてPE4号~を使用し釣りを楽しむ対象魚とフィールドが増えまして、

ご要望が多くなってまいりましたので、この度ヘビーデューティーガイドシステム(HDGS)を追加させて頂きます。

 

選択できるモデルは限られます。

MOZ624LM

MOZ625LM

MOZ626LM

MOZ520LMシリーズ全て

MOZ580LMシリーズ全て

 

正式名称はヘビーデューティーガイドシステム(HDGS)でご案内させて頂きます。

 

下記画像はMOZ620LMシリーズの場合です。

 

スタンダードモデルはPE~3号までを使用する場合に適切です。

ヘビーデューティーガイドシステムは、PE4号~6をメインとしているアングラー様向けのカスタムです。

 

大型リールを使用する場合で、PE3号を使う場合でも良いと思います。

 

 

 

リールからラインの進入角度が緩やかになります。

 

小型リールを使用した場合は、ライン進入角度が緩やかになりすぎてしまい、

バットパワーを使いにくくなりますので、不向きなカスタムです。

 

来月から追加となります。

 

価格はまだ決定はしておりませんが、セミオーダーで+7500円で検討中です。

 

既にお使いのMOZをHDGSにカスタムに関しましては、

高価になってしまう為、受付出来ないかもしれません。

 

高価になる理由は、

・スタンダードモデルのガイドを外す。

・コーティングを綺麗に取り除く。

・マスキングをして塗装剥がし~下地処理。

・下地塗装~硬化待ち

・クリアー塗装~硬化待ち

・スレッド下巻き

・ガイド取り付け

・ガイドコーティング数回

 

この8工程が大変です。

まだ実際にやってみないとわからない事もありますが、

塗装とガイドコーティングを綺麗に剥がすのが大変な作業です。

タカミテクノスではロッドに火や熱を一切当てませんので、

剥がす作業に時間を要します。

 

機会を作りチャレンジしてみます。

なんとか現実的な価格帯で出来るとなれば、ご案内させて頂きます。

 

セミオーダーは来月からスタートです。

 

宜しくお願い致します。

代表 上原


多く頂くお問い合わせのまとめ。

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こんにちは

 

秋めいてきましたね。

タカミテクノスはコロナに負けず、抗わず順応してきました。

年始は富士ガイドの中国工場が止まっていたので大変だったと思いますが、

弊社は半年~一年分の材料在庫を常に確保しているので問題ありませんでした。

ISOやトヨタ式のマネジメントを導入していたら大変な事になっていたでしょうね。

 

在庫はリスクと言われますが、

材料在庫をもっているからこそ、ご注文を頂いて2か月ほどで納品できます。

材料在庫を持っていなければ半年~一年はお待たせする事になります。

 

お客様を長くお待たせしない為に材料在庫を持とう!って覚悟を決めた時は必死でしたが、

今となってはユーザー様が周りの友人にMOZを勧めて頂いたりSNSにアップして頂いたり、

ここ5年程、毎月の生産可能本数の最大本数を安定してご注文いただけるようになり

安心して在庫を持つ事を継続させていただけております。

本当に感謝申し上げます。

 

お問い合わせを多く頂く内容のまとめをさせて頂きます。

 

 

Q. お取扱店で注文するのと、直接タカミテクノスに注文するのとどちらが早いか?

A. ご注文いただくタイミングに寄ります。運のようなものですので、都度ご案内できない内容になります。

お取扱店様から毎月、翌月納品分の発注を頂きます。

その中に店頭在庫分がある場合、そちらをお取り置き頂けるお店もございます。

お客様からの注文分または店頭在庫分の状況は弊社では把握しておりませんので、 

各店舗へお問い合わせをお願いいたします。

 

Q. MOZ〇〇〇は何グラムのジグが丁度良いか?

A. 全体のタックルバランスと海の条件により変化しますので、

ロッド単体ではお答えできない内容になります。

現場で釣りをしながらでもベストと思えるタックルバランスを組むのは難しいので

申し訳ございませんが、お答えする事が出来ない内容になります。

 

Q. MOZ〇〇〇でカンパチジギングは出来ますか?

A. MOZは丈夫なロッドですので、使用条件は広いです。

ラインの進入角度毎にマックスパワーを出せるドラグ圧があります。

全てをお伝えする事は出来ないので、目安として

ガイド4か所で負荷を受け止められるロッド角度とドラグ圧が適切で、

ガイド3つで負荷を受け止めている状態を最大負荷とお考えいただけると安全です。

ガイド2つで受け止めている状態は使用限界点を越えています。

越えた状態を繰り返すとブランクがササくれてきたりします。

 

ロッドとラインが90度より鈍角になれば限界点がグンと上がります。

MOZだと100度を超えれば常人が耐えられる負荷の破断限界が無くなります。

つまり、折れるという事は物理的にあり得ません。

 

穂先付近は、根魚やツバスやハマチ、太刀魚を何気なく抜きあげた時に

限界点を越えてしまっている事がありますので、もし抜きあげる際はロッドを立てないように注意してください。

タモ入れ時や抜きあげる動作はロッドの事故が起こりやすいので、

くれぐれもベリー~ティップだけで負荷を受け止める状態にはしないでください。

 

特にLightZEROシリーズは、バット部分は太いので強いですが、

穂先が細いのでチューブラーロッドよりも繊細です。

 

 

 

 

Q. 工場が近いので直接受け取りに行けますか?

A. 原則ですが、発送のみの対応でお願いいたします。

スタッフは一度作業に取り掛かると一定時間現場を離れる事が出来ない作業をしていることが多いので、

お受け渡し時間を指定頂いても、その時間帯は作業を中断しお待ちする事となります。

申し訳ございませんが、ご了承のほどお願い申し上げます。

 

お問い合わせのお電話も、長くコールをしていただかなければ出られない事が多いです。

ご不便をおかけし申し訳ございません。

 

現在新たに1名雇用するかの検討中です。

 

 

 

他にも沢山の嬉しいメッセージやSNSへの投稿、感謝いたします。

Facebook、インスタグラムは毎日観ています。

最近はインスタグラムをよく観ています。

特にハッシュタグ#タカミテクノスは確実に観させていただいております。

日本人のユーザー様の声が聞けて嬉しいです。

 

ユーザーの皆様でハッシュタグの#タカミテクノス #takamitechnos を育てて頂けると嬉しいです。

 

 

 

 

タカミのインスタグラムです。

随分前にアカウント作ってましたが放置していて、

最近活用し始めました。

これからインスタグラムでセミオーダーロッドやフルオーダーロッドを紹介する事も始めます。

カスタムのご参考に。

 

ではまた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャスティングロッドの試作も少し手応え感じた。12本目でやっと何かのモデルになっても良いと...

来年夏までにリリースするべく開発中。MOZ63SBG(シャロービッグゲーム)マグロジギ...

MOZシリーズ各モデルの比較データ

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こんにちは

 

以前にも記事にさせて頂いた比較データをHPに掲載いたしました。

 

弊社のロッドは、全て自社生産でして、

生産量の都合でお取扱店様を限定させていただいておりますので、

現物を見る機会が少ないです。

少しでもこのデータが役立てばと願っています。

 

数値の導き出し方は、設計での寸法からです。

比較しまして数値が10倍あるから、ジグウエイトも10倍の重さを使えるという訳ではございませんが、

ブランクが出力するパワーは表のとおりです。

モデル選びの参考にご活用ください。

 

 

 

数値の見方としましては、

ジャークでの使用感のイメージを掴みやすいのはティップパワーです。

 

ティップパワーとベリーパワーの数値で調子を想像できます。

ティップパワーが100以下の場合、ベリーパワーの数値が離れていれば先調子寄りです。

ティップパワーが50以下のモデルは、細いティップで強度が低く、繊細ですので扱いにご注意ください。

 

最大パワーの588LMはティップパワーが220もありますので、621LightZEROのベリーパワーに近いです。

もはや棒に近いです。

しかし、それなりの負荷が掛かりますと621LMと同じように深く曲がりこみます。

 

 

 

どの程度のターゲットを適切にファイト出来るかはバットパワーを参考にしてください。

 

10キロを超えるターゲットの場合は600というバットパワーを基準にすると良いと思います。

もちろん600以下でも10キロ以上のターゲットをキャッチしてきておりますが、

リールパワーで補うか、ファイトスタイルで補うなど準備していれば、難なくキャッチすることが可能です。

 

 

例えば、MOZ623LMをお使いいただいているユーザー様が、

ハイピッチやワンピッチをする際に、

623LMをレスポンス良くジグ操作がしたい、ファイト面を強化したいとお考えになられましたら

比較データをみますと、MOZ625LightZEROが良いとなります。

 

ティップパワーが623LMは110。625LZは50。

ベリーパワーは623LMは335。625LZは345。

バットパワーは623LMは560。625LZは640。

 

625LZはティップ10→ベリー345まで差が離れているので先調子です。

ベリー部分の時点で623LMの335を10も超えているので、パワーが出てます。

バットパワーは623LMが560。625LZは640ありまして、80も差がありますので、

同じ力とテンポでジャークをした際の曲がりこみ量が625LZは少ないため、レスポンスがアップします。

 

大型魚とのファイトの際は、ティップパワーとベリーパワーはあまり関係が無く、

バットパワーの数値と、ロッドパワー(総合)の数値が重要です。

 

HPはこちらです。

 

 

最後に、

タカミテクノスは数名の小さなメーカーです。

お取扱店様へは毎月納品いたしております。

毎月翌月納品の受注を受けさせて頂いております。

 

完成品の在庫は、現在お取り扱い店様の店頭在庫のみです。

弊社内に完成在庫は無い状態です。

材料は常に各モデル半年から1年分以上ストックしておりますので、

ご注文頂いてから70日ほどで仕上がり発送が可能です。

 

MOZをリリースさせて頂いてから5~6年が経ちます。

リリースさせて頂いた月から今まで常に生産可能本数の最大のご注文を頂きまして、

深く感謝申し上げます。

 

タカミテクノスも昨年、法人化できました。

多くのご注文を頂いている最中でございますが、就労時間短縮とセミカスタムオーダーが昨年と比べ倍増しており

凄く嬉しい事では御座いますが、生産可能本数が減りますので、

納期がギリギリであったり数日遅れており申し訳ございません。

 

新たに生産と運営に関わる事の出来る社員を雇用しようと行動しておりますが、

まだ良い出会いが無く、しばらく時間が掛かりそうです。

ロッドビルドにご興味をお持ちのモチベーション溢れる方様はご連絡ください!

 

ではまた

 

キハダジギングについてのモデル選び。

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こんばんは

 

沢山のお問い合わせありがとうございます。

皆さま弊社ロッドをご検討頂いており感謝いたします。

 

毎日、お問い合わせを頂く中で、最近一番多いのが

「キハダジギング系統」のお問い合わせ内容です。

 

今のところ、弊社でリリースしているモデルの中で対応できるモデルは御座いますが、

ピッタリなモデルは無いです。

 

先日公開させていただいたMOZ63SBGというモデルの記事です。

来年夏にリリース予定です。

その記事はこちらから。

 

 

キハダジギングが盛り上がってますね。

今は水温が低いのでバットパワーが低く、ジグ操作を優先したモデルでも、

大型レバードラグリールとPE4号を組み合わせる事でキャッチ率は高いと思います。

 

そのままのロッドで水温の高い夏のキハダが出来るという訳ではなく、

夏の大型キハダにチャレンジする為には、ロッドもラインもリールも全てファイト面で有効なものを使わなくてはキャッチ率が低かったり、

ファイト時間が1時間を超え2時間になり3時間になってギブアップする可能性があります。

 

ファイトではテクニックや経験も必要になってきますが、

もし大型魚、長時間ファイトに

初チャレンジされる方様は、道具を徹底してチェレンジして頂くと残念な思いをせずに済むと思います。

 

ロッド、ライン、リール、スタミナ。

どれかが満たしていなくても、経験やテクニックで補える方も居られますが、

全て整えておく方が良いと思います。

 

同じサイズでも、タックルが合っていれば20分でランディング出来るのが、

満たしていなければ2時間掛かる事もあります。

 

ですので、

お問い合わせでどのモデルが良いかは今のところお答えすることが難しいです。

やろうと思えばMOZ623LMでも出来ますが、ラインはPE4号、

リールはレバードラグで大きく巻きトルクが強いものを組み合わせます。

 

ライトジギングや15キロまでのターゲットのお問い合わせですと、

大体これかな?ってモデルは出て来るんですが、

キハダジギングとなるとターゲットとなるサイズは20~60キロあたりで考えます。

加えて水温の低い時期か、水温が高い時期か。

 

そうなるとピッタリなモデルがなく、お答えすることが難しいです。

考慮するポイントが多すぎます。

 

対応できるモデルとなると、

MOZ623LM~626LMの3モデル

MOZ582LM~586LMの3モデル

MOZ624LightZERO~626LightZEROの3モデル

MOZ522LM~524LMの3モデル。

 

計12モデルがキハダジギングが出来なくはないモデルです。

 

各モデルのロッドパワーは下記画像を参考にしてみてください。

 

キハダジギングに対応する、

12モデル中でどれを選ぶかは20~60キロの内のどのサイズを想定するかで

モデルが絞られてきますが、もし60キロの気配がある中で30キロを想定して選んだモデルを使用しますと

キャッチ率が下がってしまいます。

 

 

そこでMOZ63SBGというモデルをリリース致します。

このロッド一本で20~60キロオーバーまで対応できるモデルです。

さらに、使用するジグウエイトやジャークスタイルも考慮しておりますので、

誘いもファイトもバッチリです。

SBGでバッチリ対応できなければ、どのロッドも誘いとファイトを両立して対応できないのではないか?と思ってます。

チューブラーでは誘いとファイトを両立できません。

 

 

現在のラインナップを今ご購入頂き、来年にMOZ63SBGもご購入頂きましても、

様々なパターンがありますので、使えなくなる事はないとは思いますが、

キハダジギングでのメインロッドではなくなると思います。

 

来年の夏リリース予定ですので、ご予約開始はまだ先です。

価格は8~10万円ほどになる見込みです。

カスタムやセミオーダーは受けられない仕様になるかもしれません。

 

まだ決定してない事もございますが、

MOZ63SBG(シャロービッグゲーム)は、スペシャルモデルです。

LM素材でもなければ、もちろんHM素材でもないです。

新採用の新しいフルソリッドカーボンブランクです。

 

キハダジギング&クロマグロジギングに、ヒラマサにカンパチに。

GTジギングや浅場の大型根魚など、

ジグは150g~300gをメインし軽い部類で、魚はデカい!

頭を浮かせるパワーも必要になってくる。

 

そういった変わった条件をクリアする為のスペシャルモデルです。

 

 

予定通り来年夏リリースを目指してチェックしてまいります。

 

宜しくお願いいたします!!

 

 

今年最後のブログ投稿です。

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こんばんは!

 

今年も残すところ4日ですね。

 

コロナ。  

今までにない激動の一年でした。

釣具業界はアウトドアということもあり影響ないという話を聞きますが、

夏なんてあったかな?と思えるほど、冷えた空気感を一年中感じながら過ごしていました。

 

そんな中、タカミテクノスはおかげさまで長きに亘る事業計画を本年でクリア致しました。

全て事業計画通りに進み、過ぎる事なく、足りない事も無く安定しています。

その計画があるから製造本数も増やさなかったのですが、

年々、品質は上がっています。

 

新たにこの先4年の事業計画を立てました。

品質を保ったまま製造本数を徐々に増やせると思います。

じっくりと2年ほど掛けてでも目標の製造本数に達し安定させます。

 

現在、タカミテクノスオンラインショップの入荷が半年以上も出来ていません。

製造本数が増えた分は、

出来るだけオンラインショップへ入荷出来るように努力いたします。

まだしばらくの間、入荷予定は立てられないです。

 

お取扱店様も各地方へも充実してきており、

熱心に弊社製品を扱って頂いており、深く感謝いたしております。

 

製造本数の6割は日本国内、4割は海外となっております。

ユーザー様の口コミのお力添えもあり、弊社製品の認知度も徐々に高まってきておりますが、

まだまだ国内も海外もMOZが浸透していないので、これからですね!

 

今年でMOZシリーズはフルラインナップリリース出来ました。

MOZを超えるMOZの開発も進んでいます。

既に一年以上開発が進行していますが、

まだまだ確認しなくてはいけない部分が多いので、じっくり長期開発致します。
フルソリッドでもフルチューブラーでもなく、

既存のブランクにはないので、お楽しみに!

 

どちらかというとフルソリッド寄りです。

過去記事で、「MOZは僕の理想としているものに近いけど、まだ理想ではない」という内容の記事を書いたんですが、

MOZを超えるMOZは理想がかなう技術を加えます。

今の所、めっちゃ良いですよ。完全に超えてます。

・出力のバランス全域改善

・バットパワーがアップ

・フルソリッドのデメリット低減

ここまでは確認済み。

 

まだ確認中で、

大事なのは耐久性。

 

今、お使い頂いているユーザー様が感じて頂いている

MOZの魅力の内、

「信頼性」というポイントは重要だと思います。

 

信頼できるロッドだから、めいいっぱい釣りを楽しめる。

 

耐久性=信頼性

と考えているので、

その部分を念入りにチェックしています。

 

使った感じだけのテストだと既にクリアしているのですが、

お客様がご購入後に残念な気持ちにならないよう徹底してテストします!

 

 

来年は、

タイラバロッドもリリース出来ます。

1番2番3番の3モデルを予定しております。

新感覚ですが、

僕の中ではタイラバと言えばこうゆうのってのがありまして、形にしてみました。

いくつかのタイラバメインの船長からも、タイラバを長年やりこんでいるアングラーさんからも

「そうゆうの!」と言っていただけております!

まだ世にないタイプのタイラバロッドですので、新しいカテゴリの基準となるでしょう。

リリースはok出してから材料発注。

届くまで2-3か月なので、2月にok出せば早くて6月にデリバリー出来そうです。

試作ブランクの到着が2か月遅れたので、その分リリースも遅れます。

待ってくださっている方様、申し訳ございません。

材料届き次第組み始められるように、生産スケジュール調整します。

 

 

キャスティングロッドも良い感じですよ。

今一番新しいテストロッドで12本目なのですが、

初めてモデルを意識してパワーバランスと調子を出そうとしたテストロッドです。

何度か使った感じでは調整は必要ですが、完成が見えてきましたね。

 

そろそろ破壊試験やっても良さそうです。

クリアすれば来年リリース出来るでしょう!

破壊試験クリア出来なければ振り出し近くに戻ります。

 

そして注目のスペシャルモデル。

MOZ63SBGですね。

これも順調に進みそうです。

 

届く試作ブランクは良い感じになってきてますが、

試作サイクルが年3回位ですので、もう一回試作する!ってなると3~4か月リリースが遅れます。

サプライヤーもお忙しいようです。

元々タカミテクノスは工業分野で事業スタートしたということもあり、

急かすとダメな事が多い経験から、あまり急かしません。

特に試作は。

 

 

そしてそして、メタルジグをリリースします!

アルビノですね。

以前のアルビノをMOZに合った形状に改良しました。

チューブラーで使うジグとフルソリッドで使うジグは考え方が少し違います。

以前のアルビノはチューブラーで使う事を想定した仕様でした。

 

MOZシリーズのように、

ラインの伸び縮みの関係を考慮した弾性と

ベンドストロークの長いロッドと相性を良くする為の改良です。

 

まずはアルビノのセミロング寄りのシルエットから。

次はロング。その次はショート。

 

全く新しい概念のジグです。

素材が鉛の形状違いではないです。

 

リリースが楽しみです!

 

長い記事になりましたが、

最後まで読んでくださってありがとうございます!

 

今年の事を振りかえる事は少なめに、

来年の事を主に書かせていただきました!

 

ついに来ましたね!

新しい時代に突入する為の準備は整えてきました。

そろそろエンジン掛けて進んでいこうと思いますよ!!

 

2年間はエンジン全開でいたいですね。

出来れば3年、、、。

 

その後は資本力、認知度、実績の高い信頼性のあるメーカーしか残らなくなると思っています。

タカミテクノスもその中に残して頂けるように努力致します。

 

本年も大変多くの方様にお力添えを頂きました。

Facebook、インスタグラム、ユーチューブ等のSNSにアップして頂いているユーザー様の温かいメッセージ。

励みになっております!

嬉しい投稿は社員にも紹介しています。

僕も社員も全てのユーザー様とface to faceではないものの、

SNSでの繋がりで喜びを共有することが出来ています。

良い時代ですね。

 

今後ともタカミテクノスを宜しくお願いいたします。

 

良いお年を。

 

代表 上原孝允

 

(重要)弊社直接オーダーを一時停止致します。

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明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

タイトルにある通り、誠に申し訳ございませんが

弊社直接オーダーを一時的にストップ致します。

 

有難い事では御座いますが、

昨年10月あたりから徐々に受注が混みあっておりまして

現在、5月生産分まで納期が延びてしまいました。

 

その為、弊社直接注文をスタンダードモデル、セミオーダー、

フルオーダーの全てを一時的に停止させていただきます。

おそらく3か月ほどの停止期間後に再開できるのではないかと思っております。

 

その間、

お取扱店様へは通常通りご注文頂けるかと思います。

お取扱店様の方も在庫が少なく、予約受付枠も少ないようですが、

まだ受付可能な店舗様もあると思います。

弊社で予約状況を把握しておりませんので、お急ぎの方様は

各お取扱店様へお問い合わせお願いいたします。

 

需要をコントロール出来なく、申し訳ございません。

しばらくの間、流通が少なく成ると思いますが、

改善できますので、お時間に余裕のある時に下記のご観覧をお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

現在、生産本数は月に最大180本前後です。

半分近くは海外お取扱店様の枠です。

残りの半分が国内お取扱店様の枠です。

少し余裕あるので、その分が弊社直接セミオーダーやオンラインショップ入荷枠となっております。

 

MOZリリース後の当初と比べて現在は、

スタッフの雇用や設備投資、技術アップなどで生産本数が増えました。

 

しかし昨年あたりからカスタムの割合が多くなり、

生産本数が200本前後から180本前後と生産本数が減りました。

生産現場のスタッフも頑張って頂いておりますが、徐々に納期がギリギリになり、

時には1週間ほど納期が遅れる月も出てまいりました。

 

始めの対策は、

弊社直接販売のオンラインショップへのスタンダードモデル入荷分生産を一年近く停止したのですが、

それでも生産量が追いつかない状態でした。

その為、お取扱店様の受付本数も減少をお願いし、

なんとか納入できる状態です。

 

僕は、出来る限り今欲しいと思って頂いたお客様へ出来るだけ早く届けたいので、

弊社受注のシステムもマニュアルも、2か月後の受注が最長で対応できる体制です。

 

需要をコントロールする為に、宣伝や販促活動を行っておりません。

 

そろそろ応援頂いているユーザー様のパワーに応えられない状態となり、

申し訳ない気持ちもございますが、

嬉しく心強く思っております。

大変感謝いたしております!!

 

応える為には、生産量を増やすしかありませんので、

新たなスタッフを探しておりました。

誰でも良いという訳ではないので、信頼できる仲間になってもらえる人。

弊社は小さな工房ですので、雇用はそれなりの覚悟が必要です。

責任を持って生産に関わって頂ける人材が必要です。

弊社は、単純作業が多いですがカスタムも同時に生産ラインに沢山混ざってくるので

生産に関わるスタッフは全員正社員です。

 

やっと見つかりました。

本格的には二月半ば入社です。

入社してすぐに生産量が増えることは無く、むしろ研修期間中は生産量が少し下がります。

 

目標は生産本数240本です。

今の60本アップですね。

実際は220~230本アベレージかなと思っています。

 

これだけ増えると、

お取扱店様の受注枠も元に戻せますし、弊社直接オーダーも受付開始できますね。

 

今年の夏からは、タイラバロッドとSBGのリリースもあります。

このままでは、現行ラインナップの生産でリリース後即枯渇で混雑してしまうので、

なんとか体制を整えなくてはなりません。

 

 

タカミテクノスユーザー様がどんどん増えて頂いて、

直接お会いし、ご挨拶させて頂いた訳でもないのに

いつも応援のお言葉とご友人へ弊社製品をご紹介いただいたり、SNSにアップし応援頂いたり

心から感謝申し上げます。

お取扱店様も熱心にお取扱頂きMOZじゃないと駄目とまで言ってくださるお店までございます。

 

そのお力は物凄く堅く熱く力強く、

タカミテクノスが前に進む力に変わります。

 

この度は、

生産量改善の対応が遅れて申し訳ございません。

心強いスタッフが入社致します。

また元通りに、以前より安定感のある供給が可能になりますので、

今しばらくお待ち願います。

 

雇用や設備投資には勇気が必要ですが、

応援頂きまして熱いパワーが伝わってきておりますので、

さらなる努力をさせて頂けます。

 

待ってる方が沢山居るのに生産量増やす努力をしないメーカーだ!とガッカリされたくはないです。

毎日頑張ってくれている社員の為にも、

会社を大きくして沢山注文頂かなくてはやっていけない会社にもしてはいけません。

 

まだまだやりたい事もやるべき事も沢山あります。

これから新しくリリースする製品も、全て格別良いもので喜んで頂ける製品であれば、

この業界に最後まで残して頂けると信じています。

 

しばらくの間、

弊社製品の流通が悪くなりますが、また元気に流通しだした際には

是非一度手に取って感じて頂ければ嬉しく思います。

 

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

代表 上原孝允

 

 


現在弊社ロッドの入手困難な状況について。

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こんにちは

年も明けまして、弊社直接受付を一時停止させて頂いてからの

緊急事態宣言となり、現在の状況をお伝えさせて頂きます。

 

現在、弊社直接オーダーを一時停止してから、

通信販売も受け付けておられるお取扱店様へのご予約も増え、

4か月待ちに納期が延びているお店もあるようです。

 

この状況に対応すべく、雇用と設備改善と、

生産工程の改善に取り組んでおります。

その結果が出始めるのは4月頃の見込みです。

 

コロナの影響もございますが、ユーザー様とのコミュニケーションや

製品説明や、お問い合わせをリアルタイムで可能な、

インスタライブの配信を検討しております。

 

近日、実験的に事前連絡なく配信開始する事もあるので、

ご興味ある方様は是非、僕のインスタのフォローお願いいたします。

 

https://www.instagram.com/takami.___/?hl=ja

 

 

現在開発中の製品について。

 

MOZタイラバチューンの開発状況は、

現在新しい試作を発注したところです。

1番は完成と言ってよい出来です。

2番の新しい試作ブランクの到着待ちです。

4月あたりに届くのではないかと思っております。

 

リリースは1番と2番の2モデルとする予定です。

 

 

MOZ63SBG(SBG=シャロービッグゲーム)について。

 

テスト釣行が中止になったりで、実釣テストがうまく進んでおりません。

陸上では完成かなってほどに良い出来なんですが、

ファイト面を多く考慮しているモデルですので、良いサイズを掛けないと確認できません。

 

面白くない事を言いますと、

魚のサイズは同程度だとしても、

コンディションはバラバラ、針の掛かりどころもバラバラなど、

イコールコンディションで比較できないので、実釣でのテストはもちろん行いますが、

それとは別でリフト力だけなら実釣よりも正確に比較できる実験があるので、そちらも並行して行います。

 

今の時点で、MOZ586LMと同等のリフトパワーを発生する事と

アングラーの疲労度はSBGが楽なのは使用するカーボン素材と設計の時点でわかっております。

 

タイラバチューンもSBGも、今年の目玉なので楽しみです。

 

リリース時期ですが、予定通り夏リリースで進み材料が揃いましても、

今の込み具合からすると、リリース日の時点である程度の完成品をストックできていなくては

リリースが出来ません。

 

5月までの3か月と少しの期間が大切です。

頑張ります。

 

ではまたべーっだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マグロタックル選定とロッド選びについて。

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こんばんは

 

沢山のお問い合わせありがとうございます!

まずは、お問い合わせの多い内容について。

 

現在、弊社ロッドの入手困難な状況で、どこで入手できるかのお問い合わせに対して、

明確にお答えできず申し訳ございません。

弊社ではお取扱店様の在庫状況を把握できておりません。

 

いつから直接オーダー受付開始するのか、というお問い合わせも多く頂きます。

予定では4月に受付再開できる見込みです。

4月に受付させて頂くのは、5月末までに仕上がり納品分となります。

お受けできる本数もあまり多くなく限りがございますので、

4月受付分がいっぱいになりますと、次は5月に6月仕上がり納品分を受け付けさせていただきます。

しばらくはこの流れになるかと思います。

受付再開の日時が決定しましたら、早い段階で当ブログとFacebookにてアナウンス致します。

 

納期につきまして、

生産自体にさほどの遅れは出ておらず、予定通り納品可能です。

生産本数が足らない状態では御座いますが、遅れてはおりませんので、

通常通りの納期で納品させて頂いております。

 

実物を手に取ってモデルを選びたいとのご要望につきまして。

お取扱店様の店頭にラインナップが複数種類お持ちいただいているお店様もあるかとは思いますが、

現在、どこにどのモデルが店頭にあるかを把握できませんので、

お近くにお取扱店様がある場合は、各店舗様へお問い合わせお願いいたします。

 

弊社製品は、常に緩やかでは御座いますが、仕様とデザインが変化しております。

2年前生産品と先月生産品を見比べても、あまり変化ないですが、

4年前と今では使用もデザインも一部違います。

これより数年間の間で、仕様変更とデザイン変更の予定がございますが、

スペック自体が変わってしまうような変更は予定しておりません。

 

沢山のお問い合わせありがとうございます!

 

MOZリリースから6年は経ったでしょうか、

常に毎月生産可能な最大本数のご注文を頂きまして有難うございます。

昨年あたりから国内も盛り上がって来てますね。

国内はまだ2か月~半年待ちですが、海外は一年以上待ちとなっております。

 

この状況に応えるべく、先月に設備増強工事を終えました。

来週から新たなスタッフも来てくれますので、

年内に、出来れば秋までに海外の一年待ちをなんとか半年ほどに短縮を目指すことと、

直接オーダーを再開し、ここ数年入荷できていない弊社オンラインショップへの入荷を再開したいと思います。

 

 

長くなりましたが、ここからタイトルのマグロタックルについて書かせていただきます。

 

水温の高い時期はパワフルなキハダがターゲットになると思いますので、

ヘビータックルのキハダ用とお考えいただいて、リールも針もラインもロッドもトータルで適切なものを選ぶ必要があります。

例えばブリがターゲットですと、タイラバタックルでも時間は掛かりますがキャッチできますよね。

しかし大型のマグロの場合は、タックルが適切でなければキャッチ出来ないとお考え頂きまして準備する必要があります。

 

 

 

上記の表の、ロッドパワー1500以上のモデルですとキハダに対応できるとお考えいただいて良いと思います。

サイズと水温を考慮して1800クラスにしたり、1600クラスにしたりは必要です。

数値は目安ですので、マグロをキャッチできる確率が高い580シリーズが良いと思います。

580シリーズはヘビーウエイトジグ向けであったり、アクティブなハイピッチのスタイルに向いてますので、

マグロ向けのジャークスタイルはあまり得意ではないですが、掛けてからのパワーは心強いです。

 

 

水温の低いシーズンで、ビンチョウやキハダなどが入り混じっている場合は、

ロッド選びが難しいですね。

カツオやビンチョウだけを考えると、MOZ624LightZERO、MOZ625LightZERO、MOZ626LightZEROが良いです。

そこにキハダが混じる状況では、

上記の3モデルでは水温が低く夏程パワフルではないキハダの50キロサイズであっても適切なモデルではないと思います。

キャッチできなくはないですが、リールは大型レバードラグに3号以上巻いておく必要があります。

 

僕の場合は、冬場はブルーヘブン50PWにPE3号で行きますが、

夏場はブルーヘブン80PWか80HGまたは120にPE4~6号で挑みます。

DSC_0180.JPGDSC_0181.JPGDSC_0182.JPG

ブルーヘブン50より釣力の低いリールでも、それなりのサイズをキャッチ出来ることはあると思いますが、

マグロ釣りは大物釣りですので、思いがけない大型サイズを想定しています。

底物ジギングとは違い、魚種はある程度決まっていますが、

サイズは選べないので今そこに居るであろう最大サイズを意識すると良いと思います。

予測しかできませんので、前日付近で揚がっているサイズや船長のアドバイスを参考にしています。

 

僕の場合は、事故の後遺症で左手の握力が小学生並で持続力が無いので、長時間ファイトが出来ません。

ですので、短時間でキャッチ出来るようにハイパワータックルを意識して組んでいます。

もちろんロッドは僕が開発しているので、誰でもハイパワーモデルを扱いやすいようにしています。

運が良いのか悪いのか、力が無いからモデルのパワー感や出力の出方を感じとりやすいのだと思います。

しかしプレイヤーとしては致命的ですね(笑)

 

MOZ63SBGの開発状況ですが、テスト釣行がことごとく行けなくなってしまい、

その分開発が遅れています。

大阪は早くから緊急事態宣言となりましたので、仕方ないですが外に出ずに出来ることをやってます。

試作段階の最終チェック段階まで進んでいます。

オッケーであれば、部材を発注し組み込んでリリース前のチェックを終えれば生産開始です。

 

富士ガイドもお忙しいようで、納期が凄く伸びておりますが、

弊社は半年から1年以上分のガイドやパーツをストックしているので、問題なく生産可能です。

既に半年後からの半年分のガイド発注を終えているので、年内にガイド到着待ちで生産が止まる事はないでしょう。

 

SBGは今年生産分は100本ほど予定しております。

少ないと思いますので、追加で200本ほど想定しています。

追加の200本は年末あたりからの生産になるので、今年流通するのは100本弱の予定です。

 

ご予約開始日が決定しましたら、早めにアナウンス致します。

 

バージョンを2つほど予定しております。

ノーマルは現行MOZと同じデザインのSBGの予定です。

ガイドセッティングはフルダブルフットなどSBGならではの仕様です。

 

もう一つは、未来のMOZの可能性を背負ったSBG。

数年先に現行MOZがフルモデルチェンジするのであれば、このSBGの技術となるでしょう。

 

さらに、セミオーダーで現在のニーズにあったカスタムを追加予定です。

背高オールシングルフット、オールダブルフット。

フォアグリップ(ファイトの際にリールの前の握れるグリップ)。

 

そして、

現行ラインナップのスタンダードモデル仕様変更に伴い、

スタンダードモデルの価格変更も検討中です。

スタンダードモデルの状態で、想定する使用状況を加味しまして、

適切なセミオーダーカスタムを標準で搭載するという内容です。

 

それに伴い価格がアップしますが、

現在スタンダードモデルからセミカスタムをする価格より安価に設定する予定です。

全体的にはブランクの価格差を調整できればと思っております。

 

SBGについてはこんな感じです。

 

 

タイラバチューンもSBGと同時期リリースになる見込みですが、

生産キャパの都合上、SBGより早めたり遅くしたり調整が必要となりそうです。

 

全身ティップ~ベリーと言っても良いモデルです。

バットは必要ありません。

タイラバは常に巻いているのでラインテンションは掛かりやすく、

針も細いので必要なフッキングパワーも低いので、

ブチ曲がった状態でドラグが出るレベルまでロッドを素早く立てれば充分です。

もちろんアワセなくても良いバイトもありますが、

ブチ曲がった状態でも立てられるのも弊社フルソリッドロッドならではですので、お楽しみに!

 

ではまたべーっだ!

受付再開日時のお知らせ。

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こんばんは。

 

お待たせいたしました。

4月8日(木)12:30に受付開始させて頂きます。

仕上がり発送は5月半ば~末の発送納品となります。

 

 

スタンダードモデルのご予約はこちらからお願いいたします。

 

 

 

セミオーダーカスタムでのご予約はこちらのページから、

セミオーダーフォームにてお願いいたします。

 

 

 

 

申し訳ございませんが、今回の受付本数は少ないです。

開始後、直ぐに受付可能本数に達すると思われます。

 

5月も今回と同様に翌月納品分の受付を、事前に日時を

お伝えさせて頂いた上で行わせていただきます。

 

6月あたりからは、従来通りに戻せる見込みで、

常に受付がオープン状態で、

受注が集中した場合のみ一時受け付け停止とさせて頂きます。

 

現在、設備増設と新たなスタッフと共に、生産本数を現在の需要に合わせて増やすよう努力している最中でして、

6月あたりにはその成果が出る見込みです。

 

タカミテクノスはスタッフ全員がプロフェッショナルで、

単なるロッド製作の作業だけではなく、複雑な業務も兼任してもらっております。

その為、生産ラインが3日おきに1ロット40本前後が流れて来る中には、

各種スタンダードモデルと共にセミオーダーもフルオーダーも入り混じって流れてきます。

 

ほぼ全部別モデルなので、ガイドセッティングや装飾やコーティング方法も異なりますが、

生産スタッフ全員がモデルや仕様に合わせて一本一本、間違いないように仕上げております。

 

これが出来るスタッフに恵まれている事と、

常にほぼすべてのモデルの材料を一年分以上ストックしている構えもあり、

受注生産であるにも関わらず短納期でお届けできております。

 

製品に格別な自信があるからこそ大量の材料在庫を確保することが出来、

信頼できるスタッフが毎日毎日、物凄い集中力と安定感で生産してくれているからこそ、

お取扱店様からの毎月受注分も、沢山の個人のお客様からの直接オーダーもお受けすることが出来ております。

 

長らく品薄状態、予約すら困難な事態にまでなってしまっておりましたが、

夏頃には従来の1.5倍の生産本数が可能になる見込みです。

目指しているのは倍です。

現在、およそ月170本でしたが、340本にまでは可能になる設備と陣を整えました。

一気に340本ペースにすると、品質管理やパーツ発注遅れなどの問題も起きる可能性があるので、

徐々に340本ペースにするようコントロールします。

 

月あたり340本となれば、

国内140本、海外120本、直販80本。

この割合になります。

 

直販80本の内訳は、全てが直販ではなく、

アシストフックなど用品も含めて全ての弊社製品を積極的にお取扱と販売実績を頂いている、

スペシャルショップであるフィッシングエイト様での店頭在庫分の補充分も含まれています。

 

昨年から、かめや釣具様からの受注も少しづつ増えておりますが、生産本数が追いつかない状態でしたので、

納期が延びておりましたが、生産本数が増えましたら、

お伝えさせて頂いた納期よりも早くお届け致します。

 

お知らせは以上となります。

タカミテクノスは新たなスタッフと共にさらに躍進と安定を得ます。

今の盛り上がりが続くか続かないかは大事なので、需要が減れば生産本数も減らして

スタッフ皆で沢山釣りして遊んで、また面白い事考えて提供させて頂ければと思います。

今はスタッフも大好きな釣りを我慢してまで頑張ってくれています。

 

今はMOZを待ってくださっている方様へ出来る限り早く届ける事に集中します。

 

 

さて、

ここからは久しぶりの記事投稿でもあったので、先の事だったり他愛もない事を書かせていただきます。

 

設備を増強して、新しいスタッフが仲間入りしてくれたことで、

新たな発見や改善が出来ました。

 

品質を維持したまま生産本数を倍にする事すらも難しいことですが、

知恵熱出たほど考えて試して失敗して、また考えて試してちょっと可能性見えて、

エンドレスループで約二か月間、再チャレンジしてました。

 

一本だけ良いロッド作るのは楽しくて簡単ですが、

1万本作っても、

その全てが高品質で当たりはずれが極めてゼロに近い生産方法を構築するのは非常に難しいです。

MOZはリリースしてから8年くらいだと思いますが、

リリース当初から徐々に工夫して改善して良いものになってます。

なので、リリース当初と今の品質は違います。

良い物作れるのに作らない方が申し訳ないので、良くしていってます。

常により良い方法があると思っております。

 

ブランクの材料選択、組み上げる方法や手順を分析して、

リスクの種類や確率を正確に判断して、一本あたりに掛かる製作時間も決まっている。

さらにその理屈を生産スタッフ全員が理解していないとヤバイです。

そう思っているので、タカミテクノスの釣竿は少数精鋭で全て社内生産です。

 

塗装組み込みに一人、ガイド取り付け装飾で一人、コーティングで一人。

各工程で専属で1人、たった3人で生産しております。

なので品質が揃います。

釣竿は大量生産となっても手作りですので、

作業者がバラバラだと品質もその分バラツキが出るリスクがあります。

検品して手直しで外観を揃えても、手直しという別の工程を加えた、通常とは別の品質の製品が混じる事になります。

出来る限り些細な手直しもゼロに心掛けております。

 

受付や事務に1人、検品と仕上げに1人。

小さな釣竿工房です。

さらに1名募集中です。

お近くの方でご興味ある方様はお問い合わせください。

 

ここ二か月ほど、生産方法についてばかり考えていたので、

こんな内容が長くなってしまいましたが、

ご観覧頂いている方が気になるのはSBGやタイラバチューンですよね。

沢山のお問い合わせ頂き、感謝しております。嬉しいです。

 

タイラバチューンは、新しい試作が出来てきましたので、組み上げてチェックします。

SBGは、最終チェック段階に入ります。

どちらもリリースは夏~秋です。

通常ラインナップで混んでいたので、もし早くに完成していたとしてもリリース出来ませんでした。

夏頃から生産本数も増える頃合いなので、リリース時点での在庫を作っておけると思います。

 

SBGは、2つのバージョンがあります。

先にリリースさせていただくのはノーマルのSBGです。

今のMOZとパーツが共通で、デザインもほぼ同じです。

 

もう一つのバージョンは、未来のMOZの仕様です。

こちらのリリース時期は未定です。

可能であれば年内に小ロットリリースでスタート出来るかもしれません。

 

メタルジグのアルビノシリーズは、

まずはワンサイズが最終チェック段階です。

とりあえず全部で3サイズです。

次にショートジグとロングジグの開発に入ります。

これも面白いコンセプトになってますよ!

 

 

こんな感じで、奮闘しておりました。

 

決して生産が遅れているわけではありません、

常に平常運転です。

ただ生産本数が需要と比べて少な過ぎた為、混みあっております。

間もなく適正量を納入出来るようになると思いますので、

今しばらく混雑しご迷惑を掛けてしまいますが、最善で取り組んで参りたいと思います。

 

ではまたべーっだ!

 

 

 

 

 

 

 

4月の直接オーダーを締め切らせて頂きました。

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こんにちは

 

本日は12:30からの直接オーダー受付でした。

オープン後、即完売となってしまい、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

 

只今、生産本数を増やす努力をしております。

設備増強と専属スタッフの雇用を終え、順調に生産本数が増えていく見込みです。

 

5月はオンラインショップでスタンダードモデルのみの直接オーダー受付とさせて頂きます。

 

5月の受付日時も事前にお伝えさせて頂きます。

 

宜しくお願い致します。上原

5月22日午前10:00、直接予約受付日時のお知らせ。

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こんにちは。

 

5月の直接予約受け付け日時は、

 

5月22日(土曜)午前10:00にオープン致します。

今回はスタンダードモデルのみのご予約ですので、

オンラインショップのみ受け付け可能です。

 

下記からのみ受け付け可能です。

 

 

 

 

今回は先月よりも受付本数は多いですが、

前回は1~3分で受付可能本数に達しました。

今回もご不便おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

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