こんばんは、
本日も休まずロッド製作を進めてました。
ここ5年ほどほぼ休み無しで健康に居られました
年内のスケジュールも埋めていただき、
あとはスケジュールどおり進めるのみです。
仕事量は数年前と比べて減りましたが、
ロッドの製作本数は倍になってます。
ありがとうございます
おかげさまで、
現在は3人体制です。
僕と弟と妹ですね。
3兄弟なのでこれ以上増やせません(笑
まだ一年目なので慣れない仕事が多いとは思いますが、
気を引き締めて頑張ってもらってます。
タイトルの「御問い合わせのまとめ」
現在MOZスタンダードモデルの御取り扱い店様在庫も少なく、
ロッドを生産していないのでは?と感じられる方様も居られるようです。
むしろ今はロッドしか作ってません。
ジグもルアーも、フルオーダーロッドも出来ない状況です。
7月までは国内の御取り扱い店様へ、
製作枠以上の本数をドンドン納品させて頂いておりました。
遅くなりましたが、
今月末までにタカミテクノスオンラインショップへ入荷致します。
内容は、MOZ620シリーズ全機種、各1~2本です。
少ないですが、確保致しました。
フェイスブックにて入荷案内致します。
このフェイスブックでの案内が最速です。
入荷の数日前にお知らせ致します。
ご不便お掛けいたしますが、お願いいたします。
次に、ご予約に関しまして、
現在、年内のご予約は埋まりまして、
来年になりますが、
ご予約開始は年明けてからでお願いいたします。
出来る限り、3ヶ月先までのご予約とさせて頂いております。
半年以上待ちになると、
仕様が少し変わったりします。
MOZも気が付かない程度ですが、少しずつ変化していってます。
同じ様に見えますが、
僕がみると、この作り方やパーツで、
いつごろ作ったロッドか判断できます。
全体的にだんだん良くなってるのですが、
もっと良くなるように、ロッドの製作方法を開発しております。
ロッドを開発するのは、僕自身が釣り人ですので、
自分が使ってストレスを感じなくて、ハイスペックかつ面白いロッドを作れば良いので、
時間は掛けても、さほど難しくないですが、
ロッドの製作方法を開発するのは難しいです。
その為、2|~3ヶ月先までを目安に、
セミオーダーのご予約を受けさせて頂いております。
年内は埋まりまして、
年が明けてから来年のご予約開始させて頂きます。
セミオーダーは、
タカミテクノスHPに電子カタログで、
セミオーダーカタログと言うものを準備したいと思います。
まだ準備できてません。
出来るようになるのは、
スタンダードモデルをベースに、
アルミパーツのカラー変更 全6色予定。
メインスレッドカラー変更 全6色前後予定。
アクセントのメタリックスレッド変更 全6色前後予定。
ガイドセッティング変更。
ブランクカラー変更。
リールシートカラー変更。
ロゴカラー変更 全6色前後。
リールシート イラストロゴ 桜 紅葉。
グリップ変更。
ネイキッドモデル。
カラーパッケージモデル。
などです。
セミオーダーにすると、
簡単に御好みの色やデザインをお選び頂けます。
価格はスタンダードモデルと比べて高価になります。
その為、スタンダードモデルの価格帯は低めに設定いたしております。
続きまして、
リールの組み合わせに関する御問い合わせ。
以前にリールの組み合わせに関する記事を何度か書かせて頂きましたが、
だいぶ前なので、釣りも変わってきているかと思います。
MOZ620シリーズは、
全身ジャークセクションですので、
ロッドがジグを動かす長さが大きいです。
ですので、大きなリール(一回の糸巻き量)が多いリールが、
ロッドの稼動する幅を使い切れます。
使い切ってしまうと、リールだけでラインを引いてしまうので
喰い難い状態になる事が多いです。
曲がりシロを使いきらないように、
あえて糸巻き量の少ないリールを組み合わせる方法はマニアックですが、
バイトがあってからラインテンションが掛かるまで、
大きいリールより時間が掛かり、
チャンスを逃す可能性が出てきます。
MOZはロッドがジグを動かすように設計してます。
人間の動きはリールを巻く動作と、
ロッド角度を調整する動作で、
リールの巻き込みでロッドが曲がって戻るを主体に、
人間の動きがジグに伝わり難いように設計してます。
良く食うロッドになってます。
片手はロッド角度、
もう片手でリールを巻く量と速さとタイミングで
息継ぎの無い美味しそうなロッドの動きを演出してみてください。
こうゆう使い方をするロッドは、
強引なファイトする為の補強の入ったバットが無いブランクが良いです。
スローテーパーで補強が入っていないので、
急な負荷やロッド角度で折れやすい設計になりますが、
MOZはフルソリッドカーボンブランクですので、
スローテーパーで超細身、補強無しでも極めて折れにくいロッドになってます。
あとは、感度がチューブラーでは
なかなか出せないレベルに仕上がってます。
説明が難しいですが、
物理的に考えて感度が出て当然の設計です。
軽さ=感度が良い ではないです。
むしろ樹脂で重いのではなく、
カーボン量で重いのであれば、
重い=感度が良い になります。
しかしカーボン量が増えると硬くなります。
硬くては駄目なので、
フルソリッドにして細くしなやかに。
穂先の径とバットの径に差が出ると、
感度が下がります。
穂先が細いのに大きな質量のガイド(大径)を付けると感度が下がります。
ブランクの曲がりが途中で変化すると、感度が下がります。
この他にも、色々な条件が影響し
感度の善し悪しになるのですが、
感度を良くすると考えるのではなく、
まずは振動数やエネルギーを考慮し、
感度を穂先で原音のまま大きく産んで、
いかにエフェクトや減退しないようにリールシートまで伝えるかで、
MOZを作ってます。弦楽器を作るように。
方法と条件に、余る要素が無いように組み合わせてます。
足さなくては駄目で足せば悪くなり、
引こうと思えば引けるような部分があると駄目で、
難しいところですが、
タカミテクノスのロッド製作方法はこの条件を満たせます。
MOZスタンダードモデルから、
引こうと思えば引ける部分はありますが、
引いたところで大した差が無いものだけ、
見た目の為だけに残してます。
ブランクはクリアーのみにしても良いですが、
フルソリッドなので、塗装は2回塗りした方が耐久面で良いかと思い、
ブラック+クリアーにしております。
さらに、魔改造するとなると、
ガイドのフットカットですね。
ブランクの黒をなくして、
クリアーのみにするのもライトなクラスほど差が出ます。
それがネイキッドモデルです。
タカミテクノスは、開業時はこのネイキッドモデルのようなロッドがほとんどでした。
超魔改造ロッドを求める方様ばかりでした
「ワンシーズン使えたら良い!」って方も(笑
今も充実してますが、当時は楽しく色々な経験と発想を得られた時期でした。
その当時のお客様の多くは現在MOZを御使い頂いてます。
当時と比べ融通が利かなくなっておりますが、
変わらず応援いただいており感謝致します
リールシートのアルミパーツを無くしても、使用感はほぼ変化しません。
手元の重量は丁度良い質量と体積と手元以外の部文の条件で数値があり、
軽くても重くても良くない方向です。
例えば、ラインが乾いている時は感度が良くて、
濡れて重くなったら感度が落ちるという事はさほど感じません。
腕時計を外したら感度が良くなると感じる事も、
特に意識していないかと思います。
そういう条件ですので、
リールシート付近のアルミパーツの数グラムを外しても差が出ないレベルです。
ただし、ライトクラスロッドほど穂先はコンマ数gでも差を感じます。
穂先からリールシートまでは、
感度を良くする事を第一で言えば聖域ですので、
余計な事をすると確実に感度は落ちます。
継いだり、盛ったり、重いガイド付けたり、
ブランクの曲がらない部分が大きかったり幅が広かったり、
そうゆう条件を満たしたロッドをスタンダードモデルにしています。
今日はこの辺で。
ザーッと雨が降ってきてる中、
記事もザーッと書いたので何を書いたかよく判りませんが、
頑張ってロッド製作致します
現在、タカミテクノスオンラインショップ分の製作に入ってます、
仕上がりだすのは5日後あたりからになるので、
7~10日後入荷目安です。
決定次第、フェイスブックにてお知らせさせて頂きます。
今後とも宜しくお願いいたします。