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MOZ620TT(タイラバチューン)について。第一談。

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こんばんは

 

大変お待たせいたしました。

MOZ620TTシリーズ(タイラバチューン)についての第一談です。

 

まずは、どういった観点から開発をしたかは、

穂先からエンドグリップまでのブランク全身のしなやかさ。

 

パワーのあるタイラバロッドは既に世に多く流通しておりますし、

タイラバという釣りの条件を考えまして、

基本コンセプトを「しなやかさ」とました。

 

タイラバロッドの開発自体は10年ほど前に既にこの基本コンセプトは完成しており、

当時はソリッドブランクとチューブラーハンドルパイプのハーフソリッドロッドの

試作ロッドを作り、実釣テストも良い結果でした。

当時はニーズの変化が著しくや地域差も大きかったので販売には至らずジギングロッドに専念しました。

タイラバが流行し、ニーズも多々変化し多様化してきているように思いますが、

この基本コンセプトに変わりなくMOZ620TTを本格的に再開発し完成しました。

パーツ入荷の問題があり3年ほど掛かりましたが、じっくり実釣テストが出来ました。

 

「しなやかさ」をコンセプトにした理由は、

タイラバという釣りは、

遠投を意識したキャスティングとジャークなどのロッド操作をしない。

ジギングと同様に宙釣りであること。

ジギングと違って常にラインシステム末端のルアーと針に、

リーリングによるラインテンションが掛かっている。

強く鋭いフッキングを必要とする場面が少ない。

 

こういった観点から、

バットパワーはドラグ設定+200gほどあれば良いとしました。

普段、タイラバをする際には500~800gほどに設定していると思います。

ですので、

実用ドラグ推奨範囲を各モデル500~800gで最大1kgとしました。

 

ジギングロッドで言えばベリー部分でも1㎏のパワーがあったりします。

 

つまりMOZ620TTはバットが存在しないロッドです。

全身ティップのようなしなやかさを持っています。

 

リールシート先から10cmほどはバットのように感じる部分がありますが、

実際はリールシートからエンドグリップに曲がりが移行しています。

エンドグリップへ曲がりが移行する負荷が1kg付近です。

弱い負荷の時点でもエンドグリップまでクッションの役割していますので、

使い慣れるまでは少しグニャグニャした感触かと思います。

画像は、MOZ621TTで約800gほど負荷を掛けた状態です。

2㎏まで負荷を掛けてみましたが、

リールシートからエンドグリップの間が曲がる変化が大きく、

実用範囲の限界としましては1㎏がMAXです。

破損の恐れがあるのが1kgという事ではないです。

全身ティップのようなしなやかさと、必要なだけ適切な粘りがあります。

硬さを多くの方様が感じない仕様だろうと思います。

 

肝心な番手とスペックは、

共通するのは穂先からエンドまで一本で繋がっているフルソリッド設計。

MOZ636SBGで採用している次世代カーボンソリッド。

リールシートは小型の16というサイズです。

グリップは新設計HGEVAを採用しています。

細身のロングエンドグリップ採用。

チタンのオールシングルフットのスパイラルガイドです。

レングスは6.2ftです。

 

MOZ621TT 

ルアーウエイト 30~60g

実用ドラグ推奨範囲500~800g

 

MOZ622TT 

ルアーウエイト 45~80g

実用ドラグ推奨範囲500~800g

 

MOZ623TT 

ルアーウエイト 60~100g

実用ドラグ推奨範囲500~800g

 

 

このようなモデルとスペックです。

全身フルソリッドならではの調子とトルクの出方です。

 

想定している使用条件はスペック以外に、船の流し方です。

船をスパンカーなので立てた状態のタイラバを想定しており、

水深もラインの放出が100m以内を想定しております。

ラインの放出が100mを超えますと、潮の具合にもよりますが、

MOZ620TTシリーズの得意な使用範囲から外れる事があります。

 

例えば、工夫としましてMOZ622TTを使っていてラインの放出が100mを超えてリトリーブしているだけで、

大きく曲がりこんでしまっている場合は、MOZ623TTに持ち替え、

ブランクパワーの美味しい部分でリトリーブできるように調整ができますが、

MOZ623TTで100gを使っていてパワー不足に感じましても、

MOZ620TTシリーズでタックルバランスを良くすることが出来ません。

 

こんな感じで、開発当初から比べると成熟しつつタイラバではありますが、

今の時代でもMZO620TTはユニークなタイラバロッドであると思っております。

むしろ今だから発売できるようなロッドです。

 

決してゲテモノロッドを作った訳ではないのですが、

MOZ621TTはゲテモノ級に柔らかいです。

45gを心地よく使える数少ないロッドであると思います。

 

45gを使うにしましてもMOZ622TTが扱いやすいです。

MOZ621TTはとことん柔らかいロッドで45g前後を扱いたいって方様向けです。

ルアーウエイトが軽く、水深が浅いポイントではMOZ621TTが凄く強いです!

 

 

本日はこのあたりとさせて頂きまして、

リリースまでの間に第何談まで行くかは決めておりませんが、

タカミテクノス渾身の新鮮で面白く釣り心地の良く、

かつ合理的なタイラバロッドが9月某日リリースです。

 

第二談は、各モデルに45gをぶら下げてブラブラしてみた動画などをアップします。

リリースまでお付き合い頂けると嬉しいです。

 

ではまたウインク
 

 

 


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