こんにちは
以前にも記事にさせて頂いた比較データをHPに掲載いたしました。
弊社のロッドは、全て自社生産でして、
生産量の都合でお取扱店様を限定させていただいておりますので、
現物を見る機会が少ないです。
少しでもこのデータが役立てばと願っています。
数値の導き出し方は、設計での寸法からです。
比較しまして数値が10倍あるから、ジグウエイトも10倍の重さを使えるという訳ではございませんが、
ブランクが出力するパワーは表のとおりです。
モデル選びの参考にご活用ください。
数値の見方としましては、
ジャークでの使用感のイメージを掴みやすいのはティップパワーです。
ティップパワーとベリーパワーの数値で調子を想像できます。
ティップパワーが100以下の場合、ベリーパワーの数値が離れていれば先調子寄りです。
ティップパワーが50以下のモデルは、細いティップで強度が低く、繊細ですので扱いにご注意ください。
最大パワーの588LMはティップパワーが220もありますので、621LightZEROのベリーパワーに近いです。
もはや棒に近いです。
しかし、それなりの負荷が掛かりますと621LMと同じように深く曲がりこみます。
どの程度のターゲットを適切にファイト出来るかはバットパワーを参考にしてください。
10キロを超えるターゲットの場合は600というバットパワーを基準にすると良いと思います。
もちろん600以下でも10キロ以上のターゲットをキャッチしてきておりますが、
リールパワーで補うか、ファイトスタイルで補うなど準備していれば、難なくキャッチすることが可能です。
例えば、MOZ623LMをお使いいただいているユーザー様が、
ハイピッチやワンピッチをする際に、
623LMをレスポンス良くジグ操作がしたい、ファイト面を強化したいとお考えになられましたら
比較データをみますと、MOZ625LightZEROが良いとなります。
ティップパワーが623LMは110。625LZは50。
ベリーパワーは623LMは335。625LZは345。
バットパワーは623LMは560。625LZは640。
625LZはティップ10→ベリー345まで差が離れているので先調子です。
ベリー部分の時点で623LMの335を10も超えているので、パワーが出てます。
バットパワーは623LMが560。625LZは640ありまして、80も差がありますので、
同じ力とテンポでジャークをした際の曲がりこみ量が625LZは少ないため、レスポンスがアップします。
大型魚とのファイトの際は、ティップパワーとベリーパワーはあまり関係が無く、
バットパワーの数値と、ロッドパワー(総合)の数値が重要です。
最後に、
タカミテクノスは数名の小さなメーカーです。
お取扱店様へは毎月納品いたしております。
毎月翌月納品の受注を受けさせて頂いております。
完成品の在庫は、現在お取り扱い店様の店頭在庫のみです。
弊社内に完成在庫は無い状態です。
材料は常に各モデル半年から1年分以上ストックしておりますので、
ご注文頂いてから70日ほどで仕上がり発送が可能です。
MOZをリリースさせて頂いてから5~6年が経ちます。
リリースさせて頂いた月から今まで常に生産可能本数の最大のご注文を頂きまして、
深く感謝申し上げます。
タカミテクノスも昨年、法人化できました。
多くのご注文を頂いている最中でございますが、就労時間短縮とセミカスタムオーダーが昨年と比べ倍増しており
凄く嬉しい事では御座いますが、生産可能本数が減りますので、
納期がギリギリであったり数日遅れており申し訳ございません。
新たに生産と運営に関わる事の出来る社員を雇用しようと行動しておりますが、
まだ良い出会いが無く、しばらく時間が掛かりそうです。
ロッドビルドにご興味をお持ちのモチベーション溢れる方様はご連絡ください!
ではまた