こんばんは
お盆休みを頂きまして、昨日から出勤です。
十年ぶりの連休でした。
ここ2年ほどは安定した生産ペースでスケジュールも組みやすく、人並みに休日を頂けております。
生産量は、スタッフのスキルアップ、設備の追加と改善など月当たりの製作本数もアップしております。
数年前にお取扱のご希望を頂いていたショップ様へもお取扱可能な状態になった連絡が出来るタイミングです。
影響力の強いお店様でしたので、生産量がめいいっぱいだった当時では物量を確保できず現在のタイミングとなりました。
随分お待たせしましたので、今でもお取扱頂けるかわかりませんが、お取り扱いが決定しましたら紹介させて頂きます。
関西圏ではなく、現在お取扱店様がある地域でもなく、
オフショアアングラー様の多くが「おっ!あのお店か!」となるはずです。
さて、タイトルの開発中ロッドの進行具合を報告させて頂きます。
キャスティングロッドは順調に製法の試作と素材の選定も順調に進んでおります。
僕が追い求めていた夢の製法の実現が近いです。
昔からずっと好きなカーボン素材の特性を活かし、完全に補う事が可能な製法。
ライトゲームロッドからGTロッドクラスを超えるロッドも製作可能な、汎用性も高い製法。
この製法もリリース開始までに、まだ試したい事がいくつかありまして、
しかし、どの工夫でもハイスペックなポテンシャルです。
製法の開発が難しく、
モデル開発は狙いのパワーと調子にすれば良いのでスムーズに進みます。
工夫をしているうちに、どうすればどうなるかの感覚も付いてきてます。
ブランク工場のモチベーションと手間を惜しまない、秘密にしたいであろう技術も出し惜しまない、
どの部材供給先も全力協力頂け、恵まれているタカミテクノスは幸せものです。
感謝いたします。
ライトゲームロッドの試作が届きました。
フルカーボンチューブラー。
ライトゲームロッドですが穂先にソリッドを継がず、釣り味と手感度や情報収集性能の高いロッドを目指してます。
だからフルチューブラー。
フルカーボンチューブラーで食い込み部分を穂先に持たせることが出来れば面白いロッドが出来ます。
まだモデル開発の段階では無いですが、釣りに行きたくなる試作ブランクです。
近いうちに組んでライトゲーム楽しみたいと思います。
次に、キャスティングロッドの6.9ftでPE2号クラスロッド(2~3号)の最新の試作ブランクが届きました。
PE6~8号クラスのキャスティングロッドで製法の開発が進みまして、
ほぼ完成となっていた6.9ftでも製法の確認をしてみます。
次にPE6~8号クラスのキャスティングロッドの最新試作ブランクも出来てきました。
この画像は前回の試作ブランクで8kgをリフトしたものですが、
ほぼ同じパワーと調子でカーボン素材を少し変えて工夫を加えたものが今回届きました。
Facebookの方では過激な負荷テストをしている動画をアップし反響がありました。
限界がわからない強度を持ちながら軽さとブレが少なくキャスタビリティーに優れた性能です。
先月の種子島での実釣テストではガイドセッティングのチェックをしまして、
最新試作ブランクでは、
安全安定とマニアックさや面白さのバランス持たせたガイドセッティングで組んでみました。
そんなこともあり、ブランク自体の変更点は少なめです。
色々な部分を変えると、どこが作用してどこが良くなったかがわかりませんので、
ひとつひとつチェックします。
タカミテクノスは開発からリリースまで何年も掛かるのは、イライラするほど細かいチェックをしてます。
自分でもムカつくほど細かいところが気になります。
嫌になってきますが、性格でもありますが、
それ以前にやらなければならない事なので避ける事はできません。
そして完成した時、
最高の笑顔になりスカッとする感覚が得られていないままのリリースはあり得ません。
テスト釣行は、
遊び心と仕事心のバランスが難しく、
魚釣りを楽しむと開発が疎かに、開発に専念すると魚は相手してくれない。
でも、どっちでも楽しい。
今は開発が楽しくて海に出てます。
最後に、リリース予定のご報告です。
MOZ580LM、MOZ580SPNは来年5月前後リリース予定で進めたいと思います。
また580シリーズの紹介も秋以降にさせて頂ければと思います。
キャスティングロッドは来年夏以降に、モデル開発の段階になっているものからリリース予定ですが、
ブランク製法の開発状況次第となっております。
今後とも、タカミテクノスにご注目をお願い致します。
毎日、嬉しい釣果メッセージを頂き嬉しい気持ちで一日過ごさせて頂いております。
ありがとうございます。