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MOZの曲がりに関する事~ファイトについて。

こんばんは、

本日はオフショアジギングロッド「MOZ」に関する事の、

「曲がり」「ファイト」について触れさせて頂きたいと思います。

 

 

赤い楕円が負荷を受け止めているセクション。

赤い線が負荷を受けていない(受けきった)セクション。

青い線がライン進入角。

赤い矢印が負荷を受け止めているガイドです。

 

参考画像①

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参考画像②

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参考画像③

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出来る限り、

真横からカーブが見えるような画像を選びました。

 

赤い楕円が大きいほど余裕あります。

小さいほど限界に近くなってます。

 

3枚の画像から見てとれますのは、

ロッドの番手やLMorHMなど

曲がり方の条件に関わらず、

負荷を受け止めているガイドは4個です。

これ以上多いと、

ラインの消耗を激しくしてしまう恐れがあります。

元々、

MOZはファイト時にロッドを立てられるように出来てますので、

ロッドの立て方に関わらず、

4個で受け止めるようにブランク設計とガイドセッティングをしております。

 

4箇所で出来る限り均等な負荷で分散し、

受け止めるのが数値的に正しいです。

2箇所はマズイ、6箇所は多いの感覚で、

4箇所と言うのは、

魚が頭を振ったり、

急に走り出してドラグが反応するまでのクッションとして

負荷がバラつく事は当然ですが、

3箇所~5箇所で受け止めるという条件です。

 

ロッドを立てた状態で4箇所になります。

水平だと3箇所になったり、

負荷が弱いと5箇所になったりします。

立て方で調節し4箇所になるようにすると

魚の挙動も制御しやすく、

ドラグの滑り出しを助けるクッションと、

心地良いヒキも感じられます。

 

ただし、参考画像①の立て角度と条件は、

4箇所で受け止めているものの、

負荷の分散が均一でなく、

2~3箇所に負荷が集中しています。

 

そこそこ大きな負荷が掛かっているので、

負荷がガイド2箇所に集中してしまう条件が

ロッドの強度や有効な方法の限界付近として御使い頂けると、

安全に御使用いただけるかと思います。

 

スタンダードモデルは、

多点小径ガイドセッティングですが、

最も負荷の掛かるファイト時に巧くロッドを操作しますと、

ガイド4箇所で

受け止める事が出来るようにしてありますので、

「多点」のデメリットはクリアしております。

「小径」のデメリットは、ノット抜けですが、

スタンダードモデルは全て、

~45ポンドシステムで

PR・FGだと特に問題はないです。

タカミテクノスが、45ポンドまでを主に想定した仕様で、

ダブルフットをあまり使わない理由であります。

ダブルフットを使いますと、

背が高いのでバットガイドを減らせます(ガイド間距離が広い)、

しかしMOZのように深く曲がりこむ調子のブランクですので、

スタンダードモデルより弱い負荷で、

ガイド2~3箇所で受け止める事になり、

参考画像①と③と同じ条件だと、

ダブルフットを混ぜたガイドセッティングは

下記に書かせていただく内容ですが、

息継ぎするガイドセッティングに近い方向になります。

メリットももちろんあります、

大きなガイドリングになるので、

特殊なノットや結びコブが通るようになります。

 

では背の低いダブルフットを多点にしますと、

ブランクが仕事しない箇所が増えます。

トルクがガツンと落ちます。

ショートヘビー系のロッドは短さと硬さで扱うので、

フルダブルフットでもシックリ来る使用感得られますが、

ライトロッドで6ftを超えると、

フルダブルにすると一気にダルさが出てきます。

 

なので、

出来る限りはオールシングルフット多点小径を

オススメさせて頂いております。

タカミテクノスのロッドは小さなシングルフットでも

ガイド抜けの心配は無用です。

抜けた事がありません。

なぜなら、抜こうとしても、

先にガイドが壊れます。

 

ガイドの強度以上の保持力を出せる、

独自のスレッド巻き方法とコーティング方法です。

 

MOZは綺麗に曲がるので、

負荷を受けてバットへカーブのクリッピングポイントの移動、

ジャークしてからティップに向かってカーブの移行もスムーズになります。

 

MOZに求めましたのは、

関節の無いロッド。

一息で曲がって一息で戻るような、

息継ぎをしないロッドと言うのは、

操作していて楽しいです。

 

関節があったり、

息継ぎをするロッドと言うのは、

ガイドセッティングが悪かったり(ガイド点数少ない、負荷が集中しているガイドがある)、

極端なコンポジットでセクション毎の個性に

大きな差が有るロッドです。

 

オールシングルフットの

注意点は、ロッドの束ね方です。

 

ガチャっと束ねて持つと、

シングルフットは簡単に曲がります。

通常使用時では曲がりません。

元ガイド(一番リールに近い大きなガイド)

が最も弱く曲がりやすいですが、

ラインを通して垂直方向に力を入れても、

十分強度があります。

 

ガイドが曲がる場合は、

ほとんどが持ち運び方などの

扱い方ですので、ご注意願います。


 

 

というわけで、

参考画像②の、

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この状態が最もMOZを活かせている条件です。

エンドグリップ位置にご注目Image may be NSFW.
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ひらめき電球

腹当ではなく、

もっと下の太ももの付け根あたりです。

ロッドパワーにあった負荷(ヒットしたターゲット)だと、

画像のように太ももの付け根の位置でも安定しますが、

ロッドパワーよりも大きな負荷になると、

腹に当てて水平に近くにしたり、

もっと大きなモンスター級を相手にするとしましたら、

負荷の3割程度をロッドに掛けて

魚の挙動と息遣いを利きながらの

一進一退リールファイトになります。

そうしないとロッドもアングラーもバテます。

ラインのコーティングも考慮しないといけないほどの

悪影響が出てくる条件です。

 

参考画像①と③は、

まだもう少し余裕あるけど、

これ以上の負荷掛けてもロッドが仕事しないよって条件です。

 

今回の記事の内容はMOZの場合に限ったもので、、

ファイトスタイルや、

ロッドの曲がり方を見ての判断基準について触れさせて頂きました。

 

MOZ以外のロッドでは

太ももの付け根当てファイトは出来ないものが多いので、

ご注意願います。

ファイト時にこの使い方をするとロッドが折れます!という内容としてご参考ください。

 



御問い合わせは、

下記へメールアドレスへお願いいたします。

jigging@takamitechnos.com

タカミテクノスオンラインショップ

タカミテクノスHP



ではまたImage may be NSFW.
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べーっだ!


 


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