こんばんは、
MOZのブランクが届き、
12モデル各1本の塗装完了しました。
早くて明日、EVAが届きます
遅れすぎ・・・
まだバックオーダーが10本近く残ってまして、
その後に、
MOZサンプルロッド35本前後を特急で組みます
お客様から頂いたMOZオーダーは、
4月初めから製作開始致します。
釣行予定は、
4月末に1回とGWに対馬です。
3月半ば過ぎに、
MOZの紹介動画を現場で撮影してきます。
明石で天気の良い日に出来ればと思います
MOZ12モデル各1本、タカミテクノスで持ちます。
紹介動画撮影後は、
6モデルタカミテクノスに置き、
6モデルは加古川のLeaLeaさんに展示して頂きます。
LeaLeaさんへは4月20~25日あたりまで、
6モデル展示して頂きます。
4月末の釣行と対馬に12モデル持ち込みます。
全部のモデルでヒラマサ掛けてこようと思います
MOZ1LMで青物掛けても、
ロッド起こしたまま獲れる所を撮影して観ていただきたいです
しばらくの間、
ロッド製作に集中致します
タカミテクノス工場へブランクを観にお越し頂く際は、
御手数ですが事前に下記メールアドレスへ、
御希望の「日時」の御連絡をお願いいたします。
jigging@takamitechnos.com
またはこちらのHPのメールフォームから。
オーダーや御問い合わせも、
上記メールアドレスとHPメールフォームからお願いいたします。
現在、
MOZのカスタムのオーダーは少ないですが、
アルミパーツカラー変更が中でも多いほうでした。
スタンダードモデルのロゴとアルミパーツは、
LMがシルバー、HMがゴールドですので、
アルミパーツだけカラー変更すると、
統一感は失われますが、
ユーザー様毎に番手を色分けするような効果があります。
ロゴのカラーはシルバーとゴールドしかありません。
MOZのカスタムで効果的で、
かなり攻めたカスタムは、
極小径ガイドセッティングにして、
ガイドフットを短くカットするカスタムなんかは良いですね。
特殊なガイド取り付け方しますので、
元ガイドのKT10でもフット長5mmあれば抜けません。
フルソリッドならではのカスタムです。
ガイドの固定方法が想像を絶するコンパクトさになります
軽量化ではなく、曲がりを阻害しないのが目的です。
オフショアジギングロッドは特に、
無駄に軽くても重くても駄目です。
とはいっても、
贅肉はそぎ落としますが、
筋肉で少し重くなるように設計してます。
そして曲がりを阻害するような関節を極力減らしたロッド。
ガリガリでスグにバテて非力な軽いロッドか、
痩せマッチョで運動神経抜群の軽量級のロッド。
後者がMOZやQEDのイメージです。
MOZのガイドセッティングは、
スタンダードで4.5番の多点小径です。
多点極小径は4番になります。
4.5番でもかなり小さいガイドです。
4番でも60ポンドリーダーでジグをぶん投げてます。
僕は過去に50ポンド前後で何千投してますが全く問題無しです。
注意点はノットの処理を綺麗にしたほうが良いです。
糸端が出てると回収時にコツコツ引っかかります。
リーダーの端を焼く方様は、
デメリットをまともに食いますが、
ガイドは1~2番手大き目が良いです。
リーダーの端を焼かないで安定したノット組める方様は極小径4番でも大丈夫です。
リーダーがトップガイドに入る前にロッドを下げて、
ノット部を拾い上げるような動作でカバーできます。
ファイトでは、ティップがお辞儀してるので、
案外スッと通ってくれます。
小さいガイドの注意点は、
ラインに絡んでくるクラゲ!
日本海などで梅雨前後あたりに多いですよね。
大きいガイドで、リールにクラゲを巻き込むか、
小さいガイドでトップガイドで玉にして取りながら回収するか、
どっちにしてもクラゲは厄介です。
ファイトで回収中に、
トップガイドでクラゲが絡んで、
リーダーのノット部が通らなくて最後は手で手繰ってランディングする事もありました。
ラインに絡むタイプのクラゲが多い海域がメインの方様は、
クラゲ対策で大きめのガイドを付けるのもアリかと思います。
完全にはクリアしないですが、
5番くらいがよいかと思います。
スタンダードモデルのMOZのガイドセッティングでは、
セカンドリーダーや、ファイトリーダーと呼ばれているような、
太目の先糸を結んで使えません。
使うシチュエーションが特殊な為、
それを想定したセッティングにはしていませんので、
セカンドリーダー付ける方様は、
5番~6番あたりをカスタムすると、
メリットとしてノットのコブは通るかもしれません。
5番では通らない結び方もあります。
無難に5番か5.5番をスタンダードにしていたら誰でも問題無いと思いますが、
MOZはマーシャルの後継として位置するので、
コンセプトがスタンダードモデルの時点で
そこそこ攻めたほうが効果的なシリーズです。
マーシャルはブランクを塗装をしてましたが、
スタンダードモデルで多点極小径4番で、
パーツ点数も少なく攻めまくってました。
MOZも塗装をしてますが、
自社で塗装をしていて、
マーシャルより軽い塗膜に仕上がってます。
リールシートも塗装してますが、
塗装で3gの重量増しは手元ですので問題なしです。
指輪や腕時計しているのとしていないの違いです。
重い下巻き糸か軽い下巻き糸かで論争するのはマニアックで、
あまり表では聞かない程度のレベルですので、
リールシート周辺のアルミパーツや塗装で、
使用感が著しく変化する事は無いです。
こだわる方は居られますので、
カスタムにて不必要なものを何も足さない、
裸仕様のカスタムも可能です
ブランクの薄吹き超軽量クリアーも可能です。
見栄えがサッパリとしてしまうので、
御値段なりの外観ではなくなるのですが、
スペックは多少高くなります。
こういったマニアックなオーダーが多かった時期もありました
マーシャルはボンドを使って、
ブランクとリールシートを固定してましたが、
MOZはリールシートとブランクの固定に
ボンドを一切使っておりません。(EVAはボンド使います)
方法は内緒のやつです。
リールシートとブランクの間に
歪な空間もありません。
隙間無しの完全密着で、
軽くて硬いマテリアルをたった約10~15gだけ使用し、
ブランクとリールシートの隙間を完全に埋めて
ボンド不使用で固定してます。
これ以上軽くて完全密着の固定方法は無いと思います。
タカミテクノス独自の手法です。
軽量樹脂や発泡ウレタンではありません。
パイプ継ぎで、反響するような空間を確保するべきコンセプトや
材料の組み合わせと、
完全密着で歪な空間を排除した方が良いコンセプトや
材料の組み合わせがありまして、
MOZのようなロッドは完全密着が心地よい使用感になります。
QEDは継いでませんが、
チューブラーは、パイプで継いだ方が、
扱いやすいロッドになりやすいです。
かなり微妙な差ですが、
少ない体積で歪な空間は出来るだけ無い方が良いです。
均等に空間が確保できれば少しマシですが、
ボンドを使うと、空間が歪になってしまいます。
空間を埋めるほどボンドを使うとMOZのような
細いブランクに内径の大きなリールシートだと
30g近く重くなってしまいます。
しかし、量産性や簡単な組み方となると、
従来の方法が作業性も材料のコスト的にも良いです。
僕の作るロッドは、パッと観は特に変わった事してないように見えますが
内緒の方法が随所に山盛りです
リールシートも、
ガイドもそのまま使う事は少なく、
大体は加工して使います。
もちろんEVAもブランクもオリジナルです。
スレッドもオリジナルにしようかと考えてます。
スレッドのロット毎に変わる色味が気になります
現在オーダー頂きますと、
5月末~6月半ば仕上がり予定になります。
設備とスケジュールを強化しますので、
どの程度ペースが上がるかまだ分かりませんが、
スタンダードモデルが多いので、
もしかすると早い納品が可能かもしれません。
ある程度は仕掛かり出して見ないとわかりません。
ではまた
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MOZのブランク到着!
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