本日、行ってまいりました
昨日の晩は、神戸元町にて某氏主催で
たじま屋へ多くのジギンガーが終結し恒例の焼肉暴燃会!!
僕は約40時間耐久ロッドビルドでの徹夜明けでの参戦!
不思議と元気なナチュラル灰
開発方向のモノ作りモードスイッチ入ると飲まず食わず寝ずで限界突破
そうすると普通では思いつかない事に気付く事も(笑
紹介させて頂きたい開発中のアイテムが多いので、
チョイチョイ間にアイテムの紹介文が入りまして
だいぶ長くなったり、
今回の記事は書くのを控えていた
少し突っ込んだ内容の事も
書かせて頂きます。
何か、どこかピンと来る内容が一つでもあれば、
参考にしていただけると幸いです。
明日からロッド製作の通常業務の他に
遠征準備や遠征で
しばらくブログ書けないので、
まとめて書かせて頂きます
本日はそのまま明石にて2時間ほど仮眠し、
開発中アイテムのテスト満載です
プロトロッド・Q.E.D65BL(ほぼ最終プロト、細かいところの確認)
プロトロッド・Q.E.D65BM(修整点見出した点を再確認)
プロトジグ・アルビノ90g(限定発売前の最終チェック)
プロトジグ・アルビノ150g(初テスト)
今回も仲間のプレジャー 「S丸」
にて出撃
船長はアジ飲ませ。
僕と大津氏はジギング。
飲ませの隣なので、
ターゲットの興味をアジ餌に持っていかれないように作戦練ってのトライ!!
攻め方の違いがあるのでその辺を整理して考えてみました。
ノマセでは今日は激流駆け上がりで瀬のテッペンにターゲットが居たので、
瀬のテッペンにレンジ合わせて始めから底切って流すので、
それを考慮したジギングでの攻め方は、
駆け上がる瀬脇~テッペン際で反応の端っこの本体を食わせる作戦。
アジ餌に負けない工夫を。
なぜならノマセで食わせた鰤系にはごっつぁんの法則が効きにくいような・・・。
偏食強い魚なせいでしょうか?なかなか同じ船でノマセとジギング両方してる機会がないので
まだ統計不足なのですが、ノマセ船馬鹿アタリで横のジグはシーン・・・そんな経験多いです。
ですのでなんとなくそうゆう気がしてます(笑
そこであるレンジでジグは餌仕掛けより先に流れて行ってのを見つけて、
それを利用して適度に流し込み系ドリフトできる、
PE2号にフロロ8号8mにアルビノ150gでバランス出しました。
タックルバランス合わせて強制的に潮上独占状態を生み出す荒技。
しかし今回はアルビノ150gを使いたいので、
このジグ使う為には?という縛りがあるのでジグでは調整できない。
フロロ8号8ヒロにするとシックリきました。
10mでは流れすぎて3回目の底取りでライン角度悪くジグが泳がない。
2mの差がギリギリのボーダーライン。
その微妙な差で流し込みドリフトが効果的でかつ、
ジグも食うレベルで潮噛んで泳ぐ条件でバッチリでした
早く大きく移り変わる明石の激流の中、2~3ノットの時間内で
なかなかバッチリなセッティング組める事は少ないのですが、
今日は上出来でした!
難しい事言えば、
浅場激流駆け上がりの条件では、
投げて潮上先行着底と、
投げずに下に落としてバーチカルでドリフトで流し込んだ潮上先行着底は
ドリフトでの流し込みの方がジグが良い感じに潮噛みます。
今日の場合、ラインがSの字に近くなるのか、
Lの字に近くなるのかの違いでしょう。
50mまでの激流の場合2枚潮ではなく、
潮の巻上げなので底付近に強弱の違いはあるものの
潮の当たる向きと瀬の形状に影響して、
決まったカレントが発生してます。
流し込めるレンジを探すのですが、
ベタ底は上の潮より遅いか、瀬脇に近いと巻き上げでジグが止められてしまいます。
一回目のシャクり上げで、
潮の重み感じ取って軽いところから重くなるレンジの1m上あたりで
強めサミング等でジグを潮流に預けます。
船が先に行く場合は流し込めません。
セッティング組めた時、
まだ釣ってもないのに皆に
「今日はこのタックルセッティングで食う!これ食う!」と断言したほど(笑
船立ってからも、
投入のタイミングを遅くズラして瀬脇にピンスポで着低させる巻上げ距離や「間」を組み立てる。
3ノット時の10m上げての2回目の底取りで瀬脇に着低の組み立て方をまずしました。
潮が早くなったら5~8m上げて落とす事で調整。
遅くなったら5m+5m+5~10m(瀬脇ピンスポ直撃)の3回目を狙いの回にするなど調整。
コレができるのも、
S丸船長の船の置き直しが正確な御かげです
もし流し方変わったら教えてくれます。
コミュニケーション取れてるから2回目の流しからコレができるんですが、
乗り合いだと何度か流し方を探って3~4回目くらいに掴めてくるヤツですね。
手前から流すように
置きなおす距離変えてもそこまでアナウンスしてくれる船はほぼないですよね。
激流ジギングではキーとなるポイントでしょう
今日は頭の中がピコピコ鳴っているかと思うほど、
久しぶりに釣り方を限界まで詰めてみました。
いろんな海域行ってますが、
今日の条件は過去最高難易度です。明石の小磯5ノット攻略。
原因はアルビノ150g縛り・・・
ジグを重くすれば攻略できますが、
もしアルビノ150gで釣りになれば
それはそれは素敵なこと(笑
4~5ノット時は1.5号に6号3ヒロまで持ちましたが、
4ノットで底取り1回なんとか。2回目ジグ行方不明。
5ノットでは一回目で行方知れず(笑
瀬のテッペンに居るので、そこで食わせれば
あとは深くなっていくので6号でもなんとかなりますが非推奨
時間が掛かるし底のハンプに擦れてブレイクの可能性出てきます。
8号ならドラグギリギリに決め打ちしていれば、
ラインキズなければ安心です。
6号だとコンディション良い鰤なら20~30m出されますが、
8号でギリギリドラグで20m以上出された事はないので、
掛け始めは20mくらいは
すんなり浮くのですが途中で思い出したかのように
走るのが鰤の性格なんでしょう(笑
硬いロッドだと初めから走ります・・・。
そこでマーシャルとQEDの調子がイケます
朝5時出船で10時くらいまでの下げの潮狙い短時間チャレンジで、
6~8時の間である程度タックルバランス出して、
9時あたりからなんとか潮が落ちてきて釣りになり、
実際の2~3ノット時を体感してから微調整。
「やっと釣りできる!」と言って次の流しで、
ギリ鰤といえるかな?というサイズゲット!
次の流しで同じことやって、もう一本追加!
Q.E.D B65Mプロトの30ポンドラインギリギリドラグのベンドカーブ。
40ポンドで調度よく20cmほどバット立ってるパワーですので、
30ポンドですと25~30cmバットが立っていてバット余ってしまってます。
余っても良いんですが、
穂先に過重がいけばいくほど人間がしんどい状態で
魚はブランクの細い部分の反発トルク成分が多めになって楽になるでしょう。
太いところが曲がれば太いので戻ろうとするトルクも強いという事です。
ほぼ真っ直ぐなバット部分は長さを稼ぐ意外で仕事してません。
ジャークセクションを長く取りたく6.5ft。
ファイト時バットは20cm立っていて、
ハンドルは55cmという事は、
ジャークセクションは約100cmあるという設計です。
ジグを潮かませて泳がせるにはロッドが曲がって、
真っ直ぐに戻ろうとする時で、
ピン!とロッドが真っ直ぐに戻ったあとの自走はジグは潮噛んでるというより、
慣性で投げてる状態で潮の抵抗がジグの形状の抜け受けの面で
逃げ合うので、スロー専用ジグのようにピン!と投げた後の事を考えて設計したジグを除いては、
ジグが美味しい潮噛み条件ではなくなるというコンセプトから、
ジャークセクション長く取ってMクラスなら40ポンドのドラグで
バットは20cm立っていれば良いという設計です。
つまり長さを稼ぐ為のバットセクションは持ち合わせていないというシリーズです。
結果的に良い効果もありファイト時に過重が手元に近くなるので、
非常に人間が楽でも魚への負荷はバット根元まで使った、
ず太いトルクでプレッシャー与え続けれます
デメリットももちろんありまして、
腹当てファイトはバット長いタイプのロッドと比べリフトパワー激減です。
腹に当てる時は人間がシンドイ時なので、
人間が楽な設計なら腹に当てなくても良いのではと考え、
このデメリットを改善しようとするとコンセプトの軸がブレる懸念あります。
ですのでこのデメリットは食う事にして放置してます。
Q.E.Dの詳細は、
少しずつ紹介させて頂きます。
同じ内容なので最後にまとめる今までの紹介内容を
コピペしたみたいになってしまいますが、
初めからコンセプトの軸がマーシャル同様、
シッカリしてるので、
開発段階から公開していっても、
開発途中から軸がブレる事が無い事を
見守って頂ければと思います
そんなロッドで、
100cmピッタリの鰤
アルビノ150g初テストで好感触!!
木型は実は100g150g200g250g、
3年前に既に作ってましたが、
100gだけ鋳込んでジグになって明石で使ってました。
基本設計は高実績の100gと全て同じですので、
重くなるにつれて潮受け面積を広くする微調整のみです。
今年初の今年は1ロット限定販売までしようと思うほど仕上げた
100gとほぼ同じアクションでした。
少し潮受け面広いので調整します。
アルビノ150gは今しばらくお待ち願います。
来春あたりにいつらか量産してヒラマサに使ってもらえたらと思います。
このアクションはヒラマサ食いますよ
錫ジグなどの比重の軽いジグは、
弾くような急なインパクト与えないように
低弾性か中弾性ロッドが相性良いです。
錫製ジグです。
鉛製ジグと比べ、
錫の場合は比重が軽いので
分厚くしてシルエットは細身に出来る利点から
ベイトライクなシルエットを可能にしてます。
鉛だと平面広く平べったい形状で出来ますが、
平べったいと切れていく方向を指定し難いので、
高価ですが錫製にしました。
ですが、錫の持つシルバー色は魚に魅力的な反射率を持ってますので、
ホロやコーティングをしない方が錫のポテンシャルを引き出す事が出来ます。
色はシルバーだけで良いでしょう。
もし色で釣れ方が偏れば黄色や赤のマッキーで塗るのが良いでしょう。
また磨けばシルバーの輝きを取り戻します。
磨き具合で反射率の調整やエッジの調整もロッドや状況に応じて現場でできます。
ウエイトバランスの微調整も出来るので、
マニアックな方には使ってしまうとついつい触ってしまい、
面白くめんどくさいジグでしょう。
アングラーの好みに自分でカスタマイズできるジグです。
一度使えば表面が酸化するので、輝きが白くなります。
それが良い事もあるかもしれませんが、
調子良い磨き具合があるので、
シルバーのジグのシルバーレベル違いパターンを見つけてください。
だいぶめんどくさいジグですが、
上手く理解して使いこなせると良い結果は出ます
めんどくさくて酸化したままだとイマイチな事は経験上わかりました(笑
こうゆうシルバーアクセ的な感覚で使って、
使えば使うほどに、
磨けば磨くほどオンリーワンな形状と使い込み感、
ジーンズを味のある風合いに履き潰すような感覚かもしれません
こうゆうのが好きなマニアックなアングラーの方は少ないと思いますので、
今年分ワンロットは少なめです。在庫で30本くらいでしょうか・・・。
何件か5~10本と御予約頂いてる方分は別口で御作り致します。
そんな良い感じに仕上がってきている開発中のアイテム達です
そして最後にもう一本ブリを追加して、終了しました
昼前には沖に上がってたので釣りは4時間ほどでしたが、
S丸乗れば渋くても渋いなりに良い状況にしてもらえる信頼感!
本日もS丸船長に釣れる状況作って頂けました
短時間イレグイ状態、竿曲がってるのがS丸に集中していて、
他の船が傍まできて見物船に囲まれる場面すらありました。
3本共全てプロトロッド・Q.E.D65BMとアルビノ150gでした
アルビノ150gの初テストでメーター級1本と90cm後半とギリ鰤。
かなり苦しい開発ではありましたが、
ここに来てようやく作り手として
妥協無く上出来!と言えるところまで来れました
単に今回釣れたからではなく、
結果を出せなかった釣行が一度も無い事が
開発を力強い足取りで進めるモチベーションに繋がってます
使い方を説明しなくてもワンピッチしていたら釣れるのが、
ロッドはQ.E.Dorオルタネイトに
ジグはアルビノ付けたタックルであるレベルまで仕上げます。
長くなりましたが、
最後までお付き合いくださった方様、
ありがとうございます!
満を持してリリース出来るよう、もうひと頑張りします。
今週末は島根。
来週末は見島。
お問い合わせのメールの返信に遅れが出ると思いますが、
ご了承ください。
マーシャル#4がここ最近多く、
初回ロット完売致しました。
ありがとうございます!
追加量産発注済ませておりますので、
来月末には届くのではないかと思われます。
宜しくお願い致します。
ではまた
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明石ジギング鰤祭!!
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