今回は、MOZの基本性能を飛躍的にアップグレードする事が」可能な新しいカスタムの紹介です。
第1談の記事内容を抜粋します。
新しくカスタム項目に「ブランク」を追加します。
MOZの基本性能全般をデメリット無くアップグレードが可能なカスタム項目です。
Neo solid "CC"custom
※ネオソリッドCCカスタムとは。
ソリッドカーボンブランクはカーボン繊維が縦方向100%です。
ネオソリッドCCカスタムではソリッドブランクの最外層にカーボン繊維を横軸に密に巻き焼成し一体化。
90°に近い横軸のカーボン繊維のみ加える事でネジれを適度に抑制し「感度の質を飛躍的に向上」「反発力の最適化」。
さらに高負荷時の縦繊維の剥離防止(ササクレ)に対しても高い効果を発揮します。
"CC"とは、Carbon solid blankにCarbon繊維を最外層に焼成したブランクという意味です。
以上、第1談の抜粋でした。
23MOZ620LMシリーズは、セミカスタムオーダーであってもこのカスタムを外すことが出来ません。
開発当初は、NEO solid化していないブランクの仕様も可能とする予定でしたが、
今回のLM素材とNEO solid"CC"customの相性が素晴らしく大幅な基本性能アップを体感し、
価格差以上のスペック差となってしまう為、23MOZ620LMシリーズは
全てNEO solid"CC"customのブランクにてご使用頂きたいと思います。
基本性能とは、ジギング動作においての使用感に大きく関係する項目の全てです。
タカミテクノスが最も大切にしているスペックは「釣り味」です。
ジャークして心地が良い、掛けてドスンと舞い込み、綺麗に曲がってウットリ余裕のファイト。
ジャークのコントロール性。ファイトでのブランクのトルクの逃げが少ない。
ベンドカーブの美しさが増しました。
ブランクパワーの限界付近の柔軟性と許容範囲が広くなった。
柔軟性は16MOZ620LMよりも23MOZ620LMの方が増しているのにも関わらず、
ジャークでのレスポンスは23MOZの方がトルクフルです。
感度の質の向上。
使用頻度の多さや傷や強度の限界付近に達すると発生する事があるササクレ問題も、
横軸のカーボン繊維が踏ん張ってくれるので剥離せず粘ります。
NEO solid"CC"customで得られるメリットは数多く、
3年に及ぶ長期実釣テストでも問題点やデメリットを見つけることが出来ませんでした。
タカミテクノスではガイドを取り付ける際には、可能な限りガイドフット部のみをスレッドで巻き付けます。
ガイドフット以外のブランク部分に不必要にスレッドを巻いてコーティングする事はしません。
トップガイドからリールシートまでのブランク間で不自然な質量の変化を抑える為です。
曲がりを阻害する部分を出来るだけ小さくしたい狙いもあります。
可能な範囲で小さなガイドでシングルフットを使用する理由もこれです。
今は、ジギングもハイパワーに対応する必要性が増えたためダブルフットや大きめのガイドを使用する事が多くなってきています。
今まで沢山のジギングロッドを作らせて頂けまして、恐らく3万本程はほとんどシングルフットで納品しております。
ガイドの数でおよそ30万個近くになると思います。
タカミテクノスのガイド固定方法は独自で特殊でして、フレームが折れた事は数えられる程度ございますが、
フットが抜けたトラブルやシングルフットだから起きたというトラブルの報告はありません。
タカミテクノスのロッドはシングルフットでも安心してお使いください。
この度は、
新しく加わったブランクのカスタム「NEO solid"CC"custom」の紹介でしたが、
タカミテクノスはガイドの固定方法や、リールシートの接着方法(アーバー)や、
アルミパーツの見えない部分の形状やグリップの見えない部分の工夫など独自の製法を確立しております。
そこに新しいカスタムとして、釣竿として最も重要と言っても過言ではないブランクのカスタムですので、
これによりタカミテクノスのロッドは次のステージに突入したといえます。
より楽しく、快適にジギングが出来るようになりました。
渾身の作、NEO solid"CC"customを施したモデルを手に取りご使用頂きたく存じます。
本日は以上となります。
明日は第3談を17:00に更新します。
テーマは「23MOZ620LM/HMシリーズについて」です。
ではまた。
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