こんにちは
タカミテクノス工場は只今MOZ620SPNシリーズの生産に入りました!
予定通り発売日は7月半ばごろ可能の見込みです。
先日タカミテクノスオンラインショップにMOZシリーズ入荷致しました。
SPNシリーズは7月半ばに入荷致します。
さてタイトルにある使用場面の考え方を一つ感覚的に知っておいて頂けると、
使用するロッド選択の際に、状況やスタイル毎で
その時にマッチするモデルの変化の参考にして頂ければと思います。
タカミテクノスHPにもスペック表がございますが、
大雑把ですので、様々な状況全てで適切という訳ではありません。
そのすべてを説明と表記する事は不可能ですので、
ユーザー様の感覚と理屈を組み合わせて状況に対応して頂ければと思います。
MOZ620LightZEROシリーズで説明させて頂きます。
LightZEROシリーズは使用範囲の広いモデルです。
しかし状況毎で表すと下記のように大きく変化します。
HPに書いてある表記に近い内容では上記のような感じになります。
しかし、ハイピッチで15キロ以内の鰤やヒラマサ青物を狙うようなスタイルと状況ですと、
上記のようになります。
あくまでイメージですので、626LightZEROで250gが使えて適切な状況もあると思いますが、
HPに書いてある大雑把なスペックとの違いは大きいです。
スペック表記とはこうゆうものですので、
参考にはありますが状況毎スタイル毎で大きく変わってきます。
考え方として、どうゆう風に補正すれば良いのか、
簡単に書かせて頂きます。
・ジャークテンポが遅い方向=ジグウエイトを重く出来る
・ジャークテンポが速い方向=ジグウエイトの上限が低くなる(重いジグに対応できない)
この2点がロッドの使用範囲に大きく影響します。
あとは水深やラインシステムなど、水圧の大きさによって変わってきますが、
上記の2点より影響が小さいです。
水深がどんな事が影響するかも書かせて頂きます。
ジグが動かないという状況に、ロッドが柔らかいという事を思う事がありますが、
ジグが軽いという条件でも考えてみてください。
ジグ操作で重要なラインテンションはロッド側、つまり人間の動きで操作している以外に、
ラインテンションの掛かり具合に影響されています。
ラインテンションが弱い状態だと、ロッド側で操作してもジグに伝わってません。
潮がややこしく、ラインに横方向の水圧が掛かっている事が大きい理由でもありますが、
ジグが軽いとラインを引く力が弱いです。
人間側とジグ側の両端でラインにテンションを加える必要があります。
ロッドが柔らかいから番手を上げたとしても、ジグ側でラインを引っ張る重力が無いので、
ジグはもっと動かなくなります。
しかし、ロッドの番手を上げるとロッドパワーが元気になるのでジグが動いているように錯覚してしまいます。
ラインテンションが最大に掛かったタイミングでロッドが返り始めなくては、
ロッドアクションとジグアクションがシンクロしません。
ラインは伸びます。
そして縮み始めるタイミングで最大のラインテンションが掛かりますが、
そのタイミングまでにロッドが元気すぎますと、
ラインテンションが最大に掛かったタイミングでロッドは返りきってしまっています。
水深が浅い場合は、ラインは伸びる方が良く釣れる条件になるのですが、
水深が深くなるにつれてラインの伸びに関す考慮が必要になってきます。
ラインの伸びは邪魔者扱いされがちですが、ラインの伸び縮みを利用する事で
ロッド選びととジャークのタイミングが合いますので、
物凄く釣れそうな心地よい引き感を得られるタックルバランスが出来上がります。
食う引き感のタックルバランスを地合いが来る前に作り上げる事が大切になります。
全く釣れてない状況でも「この感じ食うわ、食うなら今。」という確信に近いものを持てます。
MOZは食う引き感のタックルバランスを組みやすいよう、ストライクゾーンの広いロッドです。
・なぜLM素材を主体としているか。
LM素材の反発タイミングと
テーパーの掛かり具合でのパワー上がり方が丁度良いからです。
HM素材も徐々に追加していこうと思いますが、
シビアな状況に対応するための微調整がHMの目的になってきます。
返り始めるタイミングが早いので、ストライクゾーンがLM素材より狭くなりますが、早い方向にズラす事が可能です。
あと水圧に強くなります。
ザーッと書かせて頂きましたが、
適切なロッド選択は様々な条件を踏まえて考え選んでも、
実際に現場では違う事も出てきます。
MOZユーザー様は、複数本所有し使って頂いている方様が多いです。
全部持ってるという方も何人も居られます。
様々な状況に対応するためには、全部持っていても対応できないかもしれませんが、
リアルタイムで使い分けて食う引き感のタックル作りをしていますと、
足りなさを感じ追加しているうちに複数本揃ってきます。
MOZは番手毎に特別な設計やコンセプトを加えておりませんので、
持ち替えても調子や使用感に違和感がないので、
タックルバランスの組み方で調整がしやすいシリーズです。
ロッドの違いで食う食わないを感じられます。
ご興味持って頂けている方様、
ご検討の程お願い致します。
ではまた