こんばんは、
以前からお問い合わせが多かったアンバージャックモデル「レネゲード」について、
少し書かせて頂こうと思います。
レネゲードについて弊社からお知らせするのは初めてです。
先日、レネゲードを納品させていただきましたので、
現在、在庫あるようです。
コンセプトはプロデューサーであるアンバージャック鳥羽氏によるものですので、
ショップページにて詳しく記載しております。
企画から開発、リリースに至るまでの経緯などもショップページにチラッとございますが、
僕の方からも少し書かせていただきますと、
MOZシリーズは1モデルであっても守備範囲が広いですが、もっと守備範囲を広げる事は可能です。
そこでタカミテクノスの企画として4年ほど前にキメラコンセプトというのがありました。
その方向性を鳥羽氏のプロデュースにより開発に入り完成したものがレネゲードになります。
当初のキメラコンセプトとは、
例えばMOZ626LMのバットにMOZ622LMのティップなど、
2つの異なるモデルを組み合わせて作るというものです。
2本のブランクを継いでいるわけでは無く、単一素材の削り出しにより製作するのですが、
イメージと設計を組み合わせるという考え方です。
完全に寸法がMOZ620シリーズの設計そのままではありませんが、
イメージして頂きたいのが、
レネゲード№2は、
MOZ623LMのバット+MOZ621LMのティップ
レネゲード№3は、
MOZ624LMのバット+MOZ622LMのティップ
レネゲード№4は、
MOZ625LMのバット+MOZ623LMのティップ
このイメージに近いものになってます。
3モデルと少ないモデル数ながら、美味しいところ取りで守備範囲が広く、
掛けて~獲るまでのバランスも良い仕様となっております。
デザインや構成パーツも鳥羽氏の監修と、
僕の温めていたアイデアを盛り込んでまして、
通常カスタムで同様の仕様で作るとなると、AGSのダブルフットや
リールシートはT-DPS22フルラバーコルク、特注色塗装などなどカスタム盛りだくさんで、
9万円オーバーの代物になります。
レスポンスの良い高弾性な仕上がりで、
旧HMよりもレスポンスが良いです。
MOZ620LMシリーズは、
ワンテンポ遅れてからバット根本付近の強い力を利用しグワッと返り始め、
強いティップセクションにより息継ぎ無しで返りきる特徴を持っておりまして、
レネゲードもMOZ620LMシリーズと同様のパワーと質感を備えておりますが、
バット付近まで深く曲り込む前に返り始める特性を持たせておりますので、
レスポンスを活かした操作方法に向いてます。
こういったように、
性格の異なるコンセプトから生まれてきている、
MOZ620LMシリーズとレネゲードになります。
アンバージャック様はオンラインショップですので、現物を見て頂く機会が皆無に等しいですが、
今日の記事でご参考頂けたり、
ご興味持っていただけますと嬉しく思います。
修理などのアフターサポートもMOZシリーズと同じく弊社直接対応させていただきます。
定価はMOZシリーズと比べますとレネゲードは高価格ですが、
カスタム内容を考えますとお値打ち価格と言えます。
原材料費を抑える為、MOZシリーズと同じ材料発注数ですので、
小ロット発注の為に材料コストが高くついた高価格では御座いません
以前からお問い合わせ頂いていたのですが、
レネゲードについての内容を初めて書かせていただきました。
一癖あるMOZ620LMシリーズと違って、守備範囲が広く扱いやすい優等生のイメージで正しいと思います。
お探しの方様は、ご検討のほどお願い致します。