こんばんは、
更新頻度が下がっておりますが、頭の中はグルグル更新してました。
今後、取り組んでいかなくてはいけない課題や、
さらなる品質向上と、よりよい生産方法など。
タイトルの、新素材HMシリーズに関しまして。
旧HM素材の流通ストップから何度も新素材の開発を致しまして、
思ったよりだいぶ早く出来そうな気配です。
年単位で時間が掛かるとゆう感じだったので。
サンプルが届きまして、強度はクリアしました。
カーボン繊維から見直し、莫大な設備投資から、
開発し出来てきた新素材HMです。
旧HMより品質がどの程度アップしているでしょうか。
今後に期待です。
まだ新素材HMは量産体制に入ってませんので、まだしばらく時間が掛かりそうですが、
既にMOZ624HM、MOZ625HM、MOZ626HMを発注しております。
今のところ、1~3番のHMは作らない予定です。
釣具業界では、もちろん最速採用です。
バカ高い素材です。
細いブランクほど不良率が多く品質を高める事が難しいので、
歩留まりの良い番手のみ採用出来そうです。
フルソリッドカーボンの原材料も色々と御座いまして、
タカミテクノスが採用している素材は、すべて国産素材です。
国産素材は種類があまり多くなく、樹脂が少なくカーボン繊維密度が高い
低レジンタイプが多いです。
あまり詳しくお伝え出来ないのですが、ギリギリの内容でこの程度です。
ソリッドは繊維方向が100%縦です、
原材料の時点で少し斜めになっている部分がありますと、
成型した時点で反りになります。
MOZシリーズはティップからエンドまでワンピースでして、
エンド径が8㎜としましてティップが1.8mmですと、
8mmから1.8mmですので急なテーパーとなります。
少しでも繊維に対してズレてると反りが強くなります。
専門用語かもしれませんが、
素材の芯を出しても繊維方向の芯は出ていない状態になります。
このあたりを長年工場に伝えてますが、
なかなか難しい課題のようです。
LMモデルは不良率がゼロに近いレベルになりましたが、
LightZEROモデルは不良率が高いです。
残念ながら設計上、仕方ない事なんですが仕方無いで済ませたくはありませんので、
既に取り組んでます。
限界はあるものの徐々に品質が良くなってくると思います。
MOZ620LMシリーズもリリース以降、ドンドン品質を上げてきました。
MOZ620LightZEROシリーズの課題は非常に難しいです。
上記でも少し書かせて頂きましたが、
ソリッドブランクはティップを細く仕上げる事が可能ですが、細くなるほど反りが出やすくなります。
LMシリーズはティップが太いモデルなので反りが抑えられ目立ちませんが、
LightZEROシリーズは、チューブラーでは不可能なほど細く難しい設計です。
だからこそ今までにない面白い調子と使用感を得られます。
今までクリアする術が無いとされている問題を、
新しい発想でクリアしなくては
この先の展開すら危ぶまれますので、危機感をもって取り組みたいと思います。
現時点ではご容赦いただきたく存じます。
明日から、新しい生産体制の実施です。
設備や人員が増えた訳ではなく、今年2月から入社してもらったスタッフのスキルが一定に達しまして、
新しい生産体制が可能になったと判断しました。
生産本数増加と共に、
お取り扱いの開始をお待ちいただいている各ショップ様へ
お取扱開始可能のご連絡をさせて頂こうと思います。
有難いことに10店舗以上御要望頂いておりまして、
北海道から九州まで幅広いです。
全てのショップ様同時にお取扱開始は難しいですが、
申し訳ございませんが順番にご連絡させていただきます。
現在お取扱頂いておりますショップ様は3店舗です。
LeaLea様、フィッシングエイトグループ様、アンバージャック様です。
月当たりのお取扱本数が多いですが、
今後新たにお取扱頂くショップ様は月当たりのお取扱最大本数が少本数ですが、
その旨をお伝えさせて頂いた上でお待ちいただいております。
またお取扱の決定を頂けましたら、初回納品の際に報告させて頂きます。
スケジュールの関係で早くて11月末~12月半ばの生産ロットが初回納品となります。
今日の記事、
ところどころお見苦しい内容があり申し訳ございませんでした。
苦悩しますがクリアします。