こんばんは、
ここ数日で何かと余裕無い日々も一段落できそうな気配があります。
まだMOZ622LightZEROの初回一斉発送を5日後あたりに控えてますが、
その後の生産は順調に進むでしょう。
さて、タイトルのとおり日曜日に自由にロッド作りプロジェクトをしていきたいと思います。
念願だった企画ですね。
何をするのかと言いますと、ラインナップには追加しませんが、
こんなロッド要るし面白いって釣竿を作ります。
自分用だったり、今後の展開に向けての触りになったり、
要望が強くあるけど量産向けではなかったり。
そんなロッドですね。
そういったロッドの構想がいくつもあり、
フルオーダーでは一点モノを何件もお作りさせて頂いたりと、
作った事が無いオフショアルアーロッドの方が少なくなってきてはおりますが、
改めて自分が思う仕様で作ってみたいと思います。
色々作りたいロッドはありますが、
まずはイカジギングロッドを作ります。
要望が多いのもありますが、
僕がやったことのないロッドを作るのは難しいもので、
イカジギングロッドを作るにあたって、
僕が好きなスタイルにあったものなら作れます。
どういったスタイルかと言いますと、
ベイトロッド、5.6~6ft、PE0.3~0.4号、フロロリーダー0.6~1号、
50g前後のイカジグ又は鉛スッテを一個付け。
沢山釣る釣り方ではなく、
このスタイルで遊ぶ為のロッドです。
イカロッドはどうしてもシェイプしないといけません。
穂先100~150㎜でイカからの小さな運動量を短いセクションで出来る限り全て受ける調子が必要です。
アタリを手で取るか目で取るか。
出来る限り手に伝達させたいのか、
出来る限り手に伝達させずに穂先にエネルギーを受け止めさせて目感度に出すか。
手感度10:目感度0も、0:10も出来ませんが、
フルソリッドなら、手感度を極端に落とさずに
手感度4:目感度8のような調子が可能なので、
その仕様で作ります。
ルアー操作する際に手感度が無いと楽しくありません。
しかし手感度重視にすると取れないアタリがあります。
目でしか取れないアタリを取っていく面白い釣りが出来ます。
その両方を高次元でバランス取れるシェイプにします。
僕はマリンベイト社の回天というイカジグが好きで主に使います。
メタルジグです。
布を巻いてませんので、アタリも小さくバイトタイムが短い場合が多いです。
でも、ジギングの要素で誘えます。
ガンガンシャクって止めて送り込む際の細かいスイッチバック2~3回を主体に、
ルアーは乱れたアクションを出来る限り起こさせないように操作してます。
ヒラヒラしないように、シュッとバックスライドさせます。
その為には、穂先だけ柔らかいロッドでは、
送り込んだ際にルアーが姿勢崩して暴れてしまったりします、
ですので、穂先はイカからの運動量を受け止めるセクションを付けながらも、
ベリーにはルアーの姿勢を安定させてから重みをソッと抜いて、
優しく送り込めるテンションが必要になります。
2段テーパーに見える3段テーパー。
イカを一杯づつ釣る釣り方なので、エダスを出して3連ヒットやダブルなど無いですが、
ルアーフィッシングとしては面白いです。
渋い時ほど確実に釣っていける釣り方だと思います。
今、深夜の2時前です。
寝て、起きたら工場に行ってベースとなるブランク選びます。
そしてマイクロで測りながら研磨して指を真っ黒にします(笑
フリーハンドで調整の精度0.005mmくらいでやってます。
完成したら夜な夜なイカ釣りに行ってきます。
面白いのが出来ましたら、何本か作って販売いたします。
フルオーダーでイカロッド作るとシンプルなものでも8万円前後しますので、
5万円台が可能な仕様で、性能重視のシンプルな仕様で作ります。
考える~作る~使うまで自分独りでできるので、
ワクワクします。
ではまた。