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MOZについて

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こんばんは、
本日は工場内設備増強と車検でした。

こんな時間になってしまいましたけど
何かとバタバタしていたわりには
いつもどおりロッド製作2件仕上げることが出来ましたひらめき電球

4月末~5月半ば製作予定のオーダーは、
諸事情により5月末~6月初に
集中発送になりそうです。


6月半ば~7月半ばに製作予定のオーダーは、
スムーズに仕上がりそうです。



シンプル過ぎるタイトルです。
MOZについて。


もういいだろう!となるほど、
いろんな角度からどんなロッドかというのを
説明させて頂きましたが、
文章にするととてもややこしくなりました。

ブログ更新後は、
真剣に御考え頂いている方様から、
ピンポイントなご質問を頂いたり、
補足になる返答を致しておりますにひひ
ご質問頂きまして本当に嬉しく思いますグッド!


今回も別角度から紹介させて頂きます。


前回のブログ記事

上記の記事をベースに以下。

MOZを説明する上で最重要ではありますが、
かなりコアなポイントを書いているので、
難しいロッドの印象をお持ちになられないように、

いわゆる、
従来、アングラーのテクニックや、
状況に応じて、たくさんのタックルの組み合わせで
緻密なタックルバランスで狙いのロッドの挙動にしていたのが、
MOZそのものが狙いの挙動である為、
誰が使ってもオートマチックにロッドが機能します。

狙いどうりのロッドの挙動とは、
上記リンクの前回記事等で書いている、
「ワンテンポ遅れて、シッカリかつゆっくりと返る」
ゆえに
「ジグに伝えるラインテンションの掛かりはじめと、
ロッドの返り始めをシンクロさせる」
というものなんですが、

逆にMOZを使って、
MOZの挙動でないロッドの挙動をさせるには、
わざと番手をオーバーパワーにする必要があります。

いわゆる角を出したい場合や、
ハイテンポのジャークをしたい場合や、
リールハンドルを分割して、
細かく刻むなどのスタイルにする場合などです。

それは番手をただ上げてロッド勝ちにすると出来る事なので簡単ですが、
ワンテンポ遅らせて返らせようと番手を下げると、
ロッドパワーが足らなくなってティップがピンとなるまで返りきらない問題が出てきます。

といった感じのロッドです。

MOZはフルソリッドブランクですので
番手を上げてロッドがオーバーパワーでも
柔軟で棒にならない特性が有ります。
ダルさはライトになるほど無く、
優秀な特性です。
チューブラーブランクの逆ですね。
チューブラーはライトになるほどダルくなります。

チューブラーブランクの良さは、
レスポンスが良くて、
4番以上のクラスや6.5ft以上などの条件では
フルソリッドより軽く出来ます。
ネガな部分は、パワーを持たせるほどに棒の気配が出てきます。
棒の気配を消す為の設計をする事になりますが、
そうするとスペックを下げる方向になってきます。

今年2月にMOZをリリースした影響で、
昨年リリースしたQEDの影が薄くなってますが、
QEDは6.5ft以上のモデルばかりで、
6.6ftのスピニングモデルである、
QED661、QED663、QED666は
ハイエンドカーボンチューブラーならではのスペックを持ってます。

軽い!粘る!振りやすい!引きやすい!
長年追求していた、
オフショアジギングのスピニングロッドは
既にQEDで完結しましたべーっだ!

完結したといっても、
コンセプトを変える仕様変更は致しませんが、
材料の進化や御要望にてモデルチェンジはしてまいります。
タカミテクノスでは、
シリーズ2年毎に仕様変更の見直しを一旦挟んでます。
変更無しの場合もあります。

今後はQEDはスピニングシリーズメインで、
MOZはベイトモデルメインのラインナップになってくると思います。
という事で、
MOZの6.3ftスピニングも視野に既に動き出してます。
早くて来年に本数限定ですが製作する予定です。

日本海の鰤釣りや10キロまでのヒラマサ狙いに
QED666はバッチリはまりますが、
さらにパワーもたせたQED669も欲しいところですねグッド!

MOZのスピニングは、
明石などの海域で活躍する80~150gあたりの6.3ftと、
オオマサ向けのスピニングですねにひひ
既にプロト発注済みです。
じっくりテストしてみますので、
早くて来年発売です。遅くて再来年のスケジュールです。
本数限定を予定していて、
今あるMOZ12モデルのように
常にブランクをストックしないモデルになります。

御当地コンセプトや、
コアなスタイル向けで、
色々と痒いところに手が届くモデルも考えてます。

既に4.8ftのモンスタークラスMOZは、
プロトブランクですがあります。
合間見て組み上げたいところですが、
新しい工法を試したいので、
もう少し考えてジックリ進めます。

そうゆう釣りに慣れたアングラーですと
楽に扱えそうなブランクですが
エゲつないパワー持ってますビックリマーク




ここでキャッチレポートグッド!

広島のメンバーからサンプルロッドでの釣果






MOZ3HM。伊予灘。

かなり痩せたメジロだったようです。
僕の経験上、大概、
魚が痩せている時は釣るのがややこしい状況が多いですドクロ

あとは、
MOZ5LMで紀北にて鰤。
4月3日 泉佐野 剣さんにて。
ジグはロッツオブアートのマドリー225g

他にも、
メンバーの松井氏が、
MOZ初釣行にて。
記事を書いて頂いてます。
再度後日、丹後にて釣行も行っておられます。

MOZは釣るのが難しい状況に強く、
なんとか1本搾り出せる事が多くある様子で、
僕の苦手な状況なんかでも頼りになりますえっ

僕は、テクニックや経験で良い釣果を出せるタイプじゃないので、
ほとんど道具で、あとは
ちょっとしたキッカケ得た直感でなんとかやってきてる感じです。

ここ数年は道具のテストばっかりで
キチンと魚釣り出来てませんが、
道具開発の為の釣りもかなり楽しいです。

そろそろQEDもMOZも出来てロッド開発が落ち着いたので、
次はジグやルアーをにひひ

今年もアルビノ作りますが、
もうしばらくお待ち願います。

作りたいジグとは、

DSC_0107.JPG





昔から当ブログご観覧頂いている方様、
懐かしくないですかはてなマーク
だいぶ昔に作った錫ジグですね。
この構想を今のスタイルで形にしたいと思いまして。
このジグは、
今で言うスロージグみないな形状ですが
「投扇興」のように、
ヘッドウエイトでリア形状で抵抗溜めて、
流体力学や航空力学を応用し
平面の段差でブレーキと抵抗開放のような理屈です。
見て分かるように、一発目の試作で設計がかなり甘かったので
面白い動きでしたが
このジグを使うのはシビアで、
MOZに合わせた形状とバランスで作って、
しばらく遊んでみたいと思いますグッド!

MOZはこの名も無い変なジグ。
QEDはアルビノ。

当時は毎月、色んなジグ作って、
釣ってはすぐ飽きて放置。。。
DSC_0126.JPG



DSC_0146.JPG




DSC_0366.JPG

バーチカルジギングで使えるバイブレーション的なモノも。
バイブレーションみたいに震えると引き重りするので、
スローリトリーブででS字、早巻きで緩いロール。
タコつけてリアに抵抗無いと安定しないので、
面白くなくなって放置。。。。




DSC_0419.JPG



アルビノは扱いやすくて釣果も安定しますが、
昔作ってたジグは、セッティングがシビアでしたが、
かなり釣れました。
無垢の金属の肌はグアニンに近く、
ルアー的に言えばローアピールなんでしょうか。
ゆっくり誘うなら金属肌。
鉛のジグもボロボロなったついでに
塗装剥いでエッジ調整して磨いて使ってました。
釣れますよグッド!




話が脱線してしまいましたが、

MOZはロッド自体が良く動くので、
こういったロッドを使うジギングスタイルに慣れていないアングラー様でも、
ロッドがオートマチックに動いてくれるので釣果も出て楽しめ、

釣りこんでるアングラー様ですと、
狙いのロッドの動きは簡単に出せるので、
集中力を別のテクニックに向けられたり、
今まで組むのが難しかったタックルバランスが可能になり、
スタイルの幅が確実に増しますビックリマーク

MOZだから出来る!という事がたくさんあります。


現在オーダー頂きますと、
7月製作分です。


今日はこのあたりで。


ではまたべーっだ!








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