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MOZでのキャッチレポート

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こんばんは、
本日は少し早めに終えましたにひひ

メンバーが沖縄にて、
合間の短時間ですがMOZのサンプルロッドの使用感を試しに
使って来てくれましたべーっだ!



2016年4月5日
大潮
沖縄県国頭村安田漁港 流星丸
豪雨のち曇り

ロッド MOZ LM5
リール ソルティガ15HG
ライン ヨツアミPE3号
ジグ ナムジグジョーカー165g  シルバー
フック ソルティガライトアシスト 2/0

水深90~130m

ジギング実釣時間 3~4時間

釣果 カンパチ3キロクラス1本、1キロクラス4本、タイワンカマス?

特大(2~3キロクラス)1本 残りは船頭さんの釣果です。
今年は小型のカンパチが多い状況らしく、
前評判通りの釣果でした。
アーラミーバイは多いですが潮によって来る日と来ない日がはっきりしている様です。
この日はダメな日だったみたいです(笑)

HMの5番もLMの5番と対比させるため、
全く同じ条件でロッドだけ変えてやってみました。

陸で曲げ比べた時より明らかに分かる位ティップの戻りスピードが違うように感じました。

残念ながら小型魚しか釣れなかったので
このロッドの実力は見れませんでしたが、
次回はエンドグリップまで曲がるようなファイトを味わってみたいです。


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以上。メンバーによるキャッチレポートでしたグッド!
天候とスケジュールで大変だったかと思いますが、
ありがとうございました。


釣りに行きたい気持ちを忘れるほどの近況でしたが、
釣りに行きたくなりましたべーっだ!


MOZ5LMに165gのジグは、
ロッドが勝ってるバランスですが、
ロッドの特性で使用範囲がかなり広いです。

5LMに165gくらいのロッド勝ちバランスで、
リールは巻き量巻きトルクを少し抑えた組み合わせでの、
ハイテンポなワンピッチで食ってんじゃなかろうかとイメージします。

このタックルバランスは、
ハマチやシオ・ネイリが好きなニュアンス出せるやつですね。

明石西のハマチ数釣りでしたら、
統計的に考えるとMOZ2HMに80~110gが合うので、
ロッド勝ち気味にするのであれば、
MOZ3LMを使うようなバランスになります。


MOZの特徴は、
リーリングとジグウエイトでロッドを曲げ、
ワンテンポ遅れてシッカリかつゆっくり戻ってくるので、
ワンテンポ早くバイトが出る事が多くなります。(←ワンテンポ遅れてるのにワンテンポ早くなるのが説明が難しく難解ですが重要なポイントです)

MOZについての文章での過去記事で説明した内容を抜粋してみました。


MOZについて第二談

・・・・・・・・・・・・抜粋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ワンテンポ遅れて返る事に、
なぜこだわるのかを説明するのは難しいですが、
ロッド(ジャーク)とジグはシンクロしていないという事に着目し、
ラインテンションのかかり方は、
大きく分けて3つ
「リーリング先行」
「ロッドの持ち上げ(ジャーク)とリーリングを同期、またはクロスオーバー」
「ロッド(ジャーク)先行」

ざっくり2つの事を書かせて頂きます。

人間の体を動かしながらロッドを操作している最中のバイトは少ない。

ラインの伸び縮みがジグウエイトや糸フケ、
水深やライン素材によって異なり、
条件によっては考慮する必要性をさほど感じない事もあるが、
ラインテンション入力後に遅れて始まる縮みとほぼ同時に
入力したなりのラインテンションがマックスに到達するタイミングが、
ラインテンション入力と実際に末端のジグへ影響する僅かなタイムラグ。

こんな感じの事を考えながら
スロージギングに留まらず、昨今のベイトロッドに求める事は、
ジグの重みをシットリ拾い上げるようにティップ~ベリーにもたれさせながら、
リーリング先行でロッドを深く曲げこんでロッドを水平~真上手前付近でロッドの動作をストップ、
ロッドのベンド単体だけでトルクフルかつゆっくりとティップまでシッカリ返りきるようなのをイメージしてます。

マーシャルの時点で同じことを重要視してるので、
過去にも同じ事をブログに書いてますが、
MOZでは、
この欲張りに求めていたイメージを超える仕上がりになってます。

リーリングの入力からロッドの返りがワンテンポ遅れると、
上記に書いた内容の、
ちょうどラインテンションが掛かり始めやすいタイミングで、
ロッドが返り始める事になります。

ロッドがリーリングのタイミングと遅れて反応することで、
「ラインテンションの掛かり始め」と「ロッドの返り始め」を、
より適切なタイミングでシンクロに近く補正する機能があるので、
ワンテンポ遅れて返るロッドにこだわってます。

レスポンスの良い返りで、スローテンポのジャークをすると、
ラインテンションが掛かり始め難いタイミングで、
ロッドはシャキッと戻りきってしまいますので、
ジグが潮噛まずに抜けた気持ち悪いアノ感触・・・になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オフショアジギングのベイトロッドにおいて、
長年追求し執着し続けているポイントです。

マーシャルの開発あたりから
いろんな角度からお伝えできればと記事にしてまいりましたが、
本日は今までと少し別の言い方にしますと、

「ロッドが曲がって、ロッドが戻る。」

オフショアジギングのジャークにおいて
「曲がったロッドが戻る」
という重要なポイントを、
ただラインを伸ばす事に無駄使いするのか
ロッドの挙動をジグに影響させるのか。

もちろん浅い水深や早いテンポのジギングスタイルだと
ラインの伸びの影響で
ジグにラインテンションが伝わるタイムラグやインパクトが少なくなりますが、
ゆっくりなテンポのスタイルで水深が深い場合ほど、

「ロッドがワンテンポ遅れて、シッカリかつゆっくり返ってくる」
事が重要になってきますので、
MOZのLMシリーズは、
その難しい課題をクリアしてます。

ローレスポンス+ロートルクでは駄目で、
ローレスポンス+ハイトルクで可能です。

相反する2つの要素です。

ローレスポンスにする為に、
低弾性を使う。までは良いですが、
欲しいトルクを出すにはカーボンシートを分厚く巻き(プライ数増)
ブランクが曲がりこみ難くなる。

ではグラスシートや繊維方向が特殊なシートを混ぜる。
感度が激落ち、だるくなりティップまで返りきらない。

高弾性を適所に混ぜる。
負荷によるベントカーブがスムーズな負荷移動でなくなり、
ロッドの挙動が不自然で悪くなる。

極端なスローテーパー設計にする。

破断強度に不安のあるロッドが出来上がる。

チューブラーで
ローレスポンスかつハイトルクなロッドを作ろうとすると、
上記のような補えないものを補おうとするエンドレスになるので、
試しに叩き台のプロトブランクすら作るに至らないですが、
MOZのフルソリッドカーボンブランクだと可能です。

特にLMが如実です。
HMは扱い慣れたチューブラーブランクに寄った個性がありますが
LMの特徴も残ってます。


ジャーク時に、
リーリングでロッドに負荷を加えるタイミングと、
ジグがラインを張るタイミングと、
ロッドのどのセクションでその2つの負荷を受け止めて曲がりこみ、
曲がりこんだままほんの一瞬止まって、
ジャークでロッドを上げきってから、
コンマ秒前に一瞬曲がりこんで止まっていたロッドが、
シッカリかつゆっくりとティップがピーン!となるまで返りきるかが重要で、
MOZはその理想を可能としました。


その特徴が出ている動画です。
動画: 40秒付近のロッドの挙動をご参考ください(フェイスブック)



ジグの動きがを船べりで見て良いアクションしてると、
なんとなく釣れそう!というのは極自然ですが、
ロッドの動きからジグにラインテンションが伝わっているので、
負荷を調整しながら伝えているロッドの動きも、ジグの動き同様に重要です。

ジグの動きは目で見えませんが、
ロッドの動きは目で確認できますので、
「このジグで、ロッドがこの動きしてる時は良く釣れた経験が多い」
と言う風に、
ロッドの動きを意識しているのも良いかと思います。

船べりや護岸で、
ジグを動かしていて、
毎ジャーク、ジグを狙いどうりのほぼ同じ動きさせようとすると、
ロッドは真っ直ぐに返りきる事が重要と気付けます。

水深の浅いところでも、
慣れないとジグが思い通りに動かないので、
実際の水深で狙いどうりの動きをさせたい場合は、
ジグの動きが想像の範囲を完全に脱っする事が出来ませんが、
唯一、目視できるタックルの中でジグに影響させている
動きをしているのがロッドだと思います。

ロッドの曲がりが
気持ち良さそうで、綺麗に挙動しているアングラーを見ると、
船内全く釣れてなくても、
釣るならあの人かな?と見ていると、
思ったとおり釣ってしまう事は良くありますよねべーっだ!

角の無い動きか、
角の有る動きか。

角の有る動きはガンガンしゃくるか、
タックルバランスでロッドを勝たせるか、
巻き量を増やすかで出来ますが、
角の無い動きを出すのは難しいです。

MOZは角の無い動きが出来るシリーズで、
角を出そうとすれば、
ジグウエイトはそのままで
LMをHMに変えて調整するか、
ロッドの番手をただ上げれば良いだけですグッド!


最後に、
スローテンポなワンピッチの場合は
出来る限り、
人間の腕の動きに連動させてジグを動かすのではなく、
人間はロッドを曲げる事だけでジグを極力動かさずに、
曲がりこんだロッドが返ってくる挙動だけでジグを動かすと、
良く釣れます!!

こんなスタイルの場合にレスポンスの良いロッドは、
人間がロッド動かしている最中にロッドが反応してしまうので、
人間の動きが止まると、ロッドもすぐに止まります。

「人間がロッドを曲げて、
曲がったロッドがジグを動かす。」

昨今のベイトスタイルのオフショアジギングでは
極当たり前のようになってきている事ですが、
これを隙無く出来るロッドはMOZだけ!という訳では決して無いですが、
僕の知っている限りでは、
かなり限られたロッドです。


MOZは、スタイルを問わず
ワンテンポ遅れて、シッカリかつゆっくりと返るのが特徴です。



長くなりましたが、
最後までご観覧頂きましてありがとうございます。
書ける日に書けるだけ書かせて頂きました。

昔から当ブログをご観覧頂いている方様からすると、
数年に渡り何度も記事にしている内容ですので、
「また言ってる・・・。」となったかもしれませんが、
僕の中でロッドを作る上で最重要ですので、
定期的にネタにさせて頂きますべーっだ!


現在オーダーいただきますと、
7月製作分です。
仕上がりまで御時間掛かってしまいますが、
もうしばらく伸びる方向です。

釣りにいかず休まずですが、
予定通りのペースでガンガン作っておりますメラメラ

4月製作分でオーダー頂いた方様は、
遅くても5月の2週目に仕上がり発送です。
出来る限りGW前にお届けできるように努力致します。



ではまたべーっだ!














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