こんばんは、
本日も順調にロッド製作進みました![グッド!]()
LeaLea様モデルQED4件が3日後に仕上がりまして、
24日に持ち込み納品で明石へ向かわせていただきます![ひらめき電球]()
御題の内容に移らせていただきます![にひひ]()
先日の記事で公開開発開始のお知らせをさせて頂きました、
本日第一弾です。
今までもフック以外のジグ、ロッドラインナップは全て公開開発させて頂いております、
ので本シリーズも同様に![ビックリマーク]()
カブラロッドの試行錯誤は、
3年ほど前の段階で既に3本目の
試作ロッドを作っていたところです。
この頃は丁度、第一弾ジギングロッドシリーズである、
「オルタネイト」の開発を始めて2年目あたりの、
オーダー受け付け開始させて頂いた2012年7月プレオープンの時期ですね![べーっだ!]()
かれこれロッド開発始めて5年目に突入しているという事ですが、
まだ5年しか経ってなかったのかと感じます。
画像掘り起こしてきました。
ソリッドカーボンとチューブラーの5.8ftロッド作ってました。
![DSC_0132.JPG]()
このティップ角度が巻いてる時の垂れ角度限界です。
これ以上垂れてガイドが下に向くと、
ティップは機能しません。感度も鈍くなります。
18号までを使う想定で、18号水平陸吊りですので、
実釣りでこの曲がりだと限界ギリギリですが、
陸吊りでティップの曲がりこみ量に余裕残して、
これだけ残れば実釣(水深60m前後船立てる条件)では丁度良い感じになってます。
![DSC_0134.JPG]()
旋盤で精密加工して、
口割れ防止加工。
![DSC_0133.JPG]()
一応Aグラスも考慮に入れていたが、
駄目な感じで却下。
![DSC_0137.JPG]()
極細ティップ。マイクロガイド。
ガイドセッティングは計算して出た数値をそのままにガイドつけてみた感じです。
不恰好なセッティングですが、ラインとブランクの曲がりの距離感とブリッジ具合は
使えなくも無いという雰囲気です。
![DSC_0145.JPG]()
ティップは20cmだけ極端に曲がるようシェイプ入れたかどうか忘れてしまいましたが、
そんな感じの曲がりしてますね。
![DSC_0146.JPG]()
懐かしいデザイン。
確か破断テストして折ったロッドのパーツを
使いまわした気がします。
![DSC_0136.JPG]()
結果、このロッドでカブラの使用感はまだまだイメージには程遠く、
このロッドの最後は、
ジギングをして、
50cmくらいのハマチをダブルヒット抜き上げ時に、
高いミヨシで抜き上げたものの継ぎ目で破断(笑
それだけ強度出ていれば十分ですが、
口割れ防止加工や、ライトなチューブラーブランクのバットなので
応力集中させにくい工夫をしても、
折れる部分は継ぎ目でした。
これを得て、
次はオールソリッドカーボンブランクでのロッド作りに移りました。
ですが、可変テーパーやストレートティップや
スローテーパーベースなど色々試しましたが、
オールソリッドカーボンでは急にトルクと張りが出てしまうので今は、
チューブラーに考えを移行してます。
デカいターゲットを狙う場合はオールソリッドカーボンが面白く安心ですが、
チューブラーの方がラインナップするシリーズとしては適しているかもしれません。
オルタネイト100をリリースした直後、
オルタネイト150開発時には既に鯛カブラロッドも
手がけてましたね。
なんでも早く取り掛かって、ジックリ長く開発して荒を落としていくのが
僕の場合は良いです![ひらめき電球]()
その後、オルタ200までリリースした後に、
マーシャルシリーズに取り掛かりました。
今になって、そろそろ形にしようかと言う訳で、
「ArcArch(アークアーチ)」開発始動です![グッド!]()
既に試作ブランクを依頼中。
先日電話でブランク工場の社長へ、
イメージやこ~してあ~して等、
アドバイスや提案を同時に受けまして、
後日たたき台になる第一プロトの寸法は伝えたものの、
かなり悩ませてしまってるので、
焦らず時間をゆっくり使ってもらいたいと思います。
今まで何十本も試作をあーだこーだ言う僕に
付き合って頂いている社長ですので、
面白いブランクが届くことは間違いなく、
信頼できます![メラメラ]()
コンセプトは、
さほど難しいものではないですが、
ポイントは、
バーチカルの巻物で張りのある硬いバットセクションは、
1mmも要らないという事。
周りからは、
スムースに一気に伸される!と思うほど曲がりこむような感じに見えて、
実は、
曲がるが曲がり込みに抵抗するベリー~バットトルクを全体に持たせ
リールシート前に150~200mmほどの短いセクションで踏ん張らせる。
これはQEDのベイトモデル同様の設計です。
レスポンスをピンピンかつ柔らかくすると、
人間の手持ちはすごく良いような感覚になりますが、
実釣では、
許容範囲の狭さとスカスカなトルクを感じる使用感になりがちですので、
湿度が高いような、
しっとりねっとりしたトルクを持たせた調子の方が、
多くの方が幅広い状況で釣りやすいと感じるでしょう。
もちろん高弾性カーボンをスパイスに使う事も多いですが、
決してメインカーボンとして高弾性を使う事が少なくなってきました。
では重いかと?というと、
ロッドの重さは樹脂量が関係してますので、
例えば、樹脂量が同じでシート厚も同じで、
40tを8プライ(巻き量)
24tを8プライ(巻き量)
すると40tが軽いという事はありません。
狙いの硬さ、パワー的なものに達するプライ数の違いで、
高弾性の方が軽いロッドが出来ることになりますので、
必然的に高弾性は薄巻きになります。
薄巻きはトルクの抜けが早いので、
使用範囲が狭くスカスカのトルクに感じる場合が多いです。
QEDのブランクを作る際に用いた考えは、
1、まず樹脂量の少ないプリプレグ(低レジン)を使用する。
2、出来るだけ薄いプリプレグを多層にする(分厚くする)。
3、狙いの調子とトルクの出方を調整する為に、低弾性~高弾性カーボンをコンポジットする。(超難関)
4、リアルワンピースでもウエイトバランサー無しで、専用EVA組み込み時考慮で、
狙いの位置~エンドに向かって10mmの範囲内でバランス出し可能になっている事が最終チェック。
かなり難しい事やって出来たのがQEDです。
コンセプト自体はシンプルなんですが、
初めからイメージしていたものを、
そのまま具現化するのは難しかったです。
今回の巻物系ロッドも、
同じように使うカーボンの弾性を後で決めるようにして、
同じく薄い0.06mmの薄いプリプレグを駆使して、
プロト重ねるにつれ徐々に狙いのブランクに近づけ、
最後にはドンピシャまで持って行きます。
感度は必要か?に関しては、
ライン張りっぱなしの巻物ロッドは、
カーボン系使っていたら十分なのですが、
ジギングロッドのような感度を出そうとするより、
上記画像のベンドカーブのように、
ティップが真下向いていると感度は鈍くなる事はもちろんですが、
ティップをベリーを曲げる為の曲げ癖案内役で御仕事終わってます。
その状態でバイトなどの負荷が掛かっても、
本来その負荷を受け伝えるべきティップが「もう曲がれませんった」状態で、
その負荷はトルクや張りのあるベリーに乗ります。
ベリーに負荷が乗ると、
ベリー~バットが平行気味に叩かれる事を感じた頃は無いでしょうか?
ラインテンションをアングラーがコントロール出来ないくらい、
瞬発的な負荷なので反応する事ができません。
ラインテンション掛けるタイミングとレベルはアングラーが
意図したタイミングでコントロールしたいところです。
僕は鯛カブラでもアワせるスタイルですが、
大体ベリーまで負荷が乗るという事は、
ルアーにミスバイト(針に触っていない又は針先滑った等)や体当たり、
鉛にバイトなどの負荷ではなく、
ルアーを押さえ込んで持ち込んでいると判断してアワせてます。
目で確認する場合はティップの反発が戻ってこないタイミングです。
ティップがお辞儀しきってベリーに負荷が入ってしまうと、
ルアーを持ち込んだタイミングが掴みにくいので、巻き続ける事になります。
そうゆうスタイルが主流と思いますが、
巻き続けるしか選択肢が無いロッドではなく、
感覚的に把握できてアワせるタイミング材料を教えてくれるロッドで、
アワセないにしても細かい負荷をティップが吸収してフックアップするまで、
巻き続けるかを選べるロッドにしたいと思います。
いわゆる、ティップにヘラウキでいうトップに当たる役割を持たせる事を重要視します。
中学生の頃ですが、紀州釣りの寝ウキで試し遊びで野池でヘラ釣りした事ありますが難しく、
送り込むという動作をさほど必要としなく、アワせるタイミングがピンな釣りとして、
ヘラ釣りのその一点は鯛カブラに近いモノがあるかと感じます。
巻き続けてアワせない場合は、この限りではないと思います。
体当たりやミスバイトの負荷は、
コン!と瞬発的な負荷を捉えて受け流すセクションを、
ティップに200mm程度考えてます。
シームレスに曲がりこむようにしますが、
ティップ200mmは使用範囲ウエイトの真ん中くらいでのルアーを巻いてる状態で
トップガイド真下までお辞儀したのが90度とすると、
45度前後の状態で推移し、
バイトがあると、ティップは残り45度前後を目で魚信を捉え、
ティップの反発が残っているという事は、
手元にも感度が届く事に結果としてなりますので、
巻物で手に伝わる感度が必要としてもしなくても、
伝わることになります。
高弾性のピンピンが感度が良いという理屈に、
反発の残りシロと復元する時間的な早さにあると考えます。
それでいてリールシート前からトップガイドまでが
如何に軽いかになってくると思います。
ジギングロッドクラスであれば、
リールシートとエンドまでの重量は、
全体重量で重いか軽いかでしかないでしょう。
全体重量が軽くても、バランスが出ていないと重く感じますし、
先垂れバランスならある程度良いですが、
あまりにも先が重い場合は、少しだけリールシートのナット部付近に重心を持ってくると、
全体重量は重くなりますが、劇的に軽く感じます。
振り重りも軽くなります。
ただし出回っているロッドのカタログ表記では
全体重量しか記載していないことがほとんどだと思いますので、
きになるロッドがあれば、どこにバランスがあるのか、
どこでバランスを取っているのかを実際に持ってみるのが良いと思います。
後垂れバランスはバーチカルのロッドでも扱いが気持ち悪いです。
キャスティングロッドなら後垂れバランスは問題外ですよね。
振りぬけません![カゼ]()
長くなりましたが、
今回は第一弾として、
具体的な面より初動的な内容とさせて頂きました![べーっだ!]()
また変わったロッドができるかもしれませんが、
使ってみれば結構使えると思いますので、
何年も前からタカミテクノスの鯛ラバロッドを御要望頂いていたユーザー様、
御問い合わせ頂いた方様、
やっと着手いたしましたので、
なんとか納得行くところまで仕上げれるよう開発いたします。
長く、コンセプトが特殊で偏った内容かもしれませんが、
御付き合いいただきましてありがとうございました![ビックリマーク]()
ではまた![べーっだ!]()
◇オーダー方法◇
◇釣行記◇
◇ラインナップ一覧◇
◇アシストフック関連◇
◇タックルセッティング例◇
◇ユーザー釣果報告◇
◇製作させて頂いたロッドのご紹介◇
◇オンラインショップ◇
オーダーや製品に関する
御問い合わせは、下記へメールお願いいたします。
jigging@takamitechnos.com
本日も順調にロッド製作進みました

LeaLea様モデルQED4件が3日後に仕上がりまして、
24日に持ち込み納品で明石へ向かわせていただきます

御題の内容に移らせていただきます

先日の記事で公開開発開始のお知らせをさせて頂きました、
本日第一弾です。
今までもフック以外のジグ、ロッドラインナップは全て公開開発させて頂いております、
ので本シリーズも同様に

カブラロッドの試行錯誤は、
3年ほど前の段階で既に3本目の
試作ロッドを作っていたところです。
この頃は丁度、第一弾ジギングロッドシリーズである、
「オルタネイト」の開発を始めて2年目あたりの、
オーダー受け付け開始させて頂いた2012年7月プレオープンの時期ですね

かれこれロッド開発始めて5年目に突入しているという事ですが、
まだ5年しか経ってなかったのかと感じます。
画像掘り起こしてきました。
ソリッドカーボンとチューブラーの5.8ftロッド作ってました。

このティップ角度が巻いてる時の垂れ角度限界です。
これ以上垂れてガイドが下に向くと、
ティップは機能しません。感度も鈍くなります。
18号までを使う想定で、18号水平陸吊りですので、
実釣りでこの曲がりだと限界ギリギリですが、
陸吊りでティップの曲がりこみ量に余裕残して、
これだけ残れば実釣(水深60m前後船立てる条件)では丁度良い感じになってます。

旋盤で精密加工して、
口割れ防止加工。

一応Aグラスも考慮に入れていたが、
駄目な感じで却下。

極細ティップ。マイクロガイド。
ガイドセッティングは計算して出た数値をそのままにガイドつけてみた感じです。
不恰好なセッティングですが、ラインとブランクの曲がりの距離感とブリッジ具合は
使えなくも無いという雰囲気です。

ティップは20cmだけ極端に曲がるようシェイプ入れたかどうか忘れてしまいましたが、
そんな感じの曲がりしてますね。

懐かしいデザイン。
確か破断テストして折ったロッドのパーツを
使いまわした気がします。

結果、このロッドでカブラの使用感はまだまだイメージには程遠く、
このロッドの最後は、
ジギングをして、
50cmくらいのハマチをダブルヒット抜き上げ時に、
高いミヨシで抜き上げたものの継ぎ目で破断(笑
それだけ強度出ていれば十分ですが、
口割れ防止加工や、ライトなチューブラーブランクのバットなので
応力集中させにくい工夫をしても、
折れる部分は継ぎ目でした。
これを得て、
次はオールソリッドカーボンブランクでのロッド作りに移りました。
ですが、可変テーパーやストレートティップや
スローテーパーベースなど色々試しましたが、
オールソリッドカーボンでは急にトルクと張りが出てしまうので今は、
チューブラーに考えを移行してます。
デカいターゲットを狙う場合はオールソリッドカーボンが面白く安心ですが、
チューブラーの方がラインナップするシリーズとしては適しているかもしれません。
オルタネイト100をリリースした直後、
オルタネイト150開発時には既に鯛カブラロッドも
手がけてましたね。
なんでも早く取り掛かって、ジックリ長く開発して荒を落としていくのが
僕の場合は良いです

その後、オルタ200までリリースした後に、
マーシャルシリーズに取り掛かりました。
今になって、そろそろ形にしようかと言う訳で、
「ArcArch(アークアーチ)」開発始動です

既に試作ブランクを依頼中。
先日電話でブランク工場の社長へ、
イメージやこ~してあ~して等、
アドバイスや提案を同時に受けまして、
後日たたき台になる第一プロトの寸法は伝えたものの、
かなり悩ませてしまってるので、
焦らず時間をゆっくり使ってもらいたいと思います。
今まで何十本も試作をあーだこーだ言う僕に
付き合って頂いている社長ですので、
面白いブランクが届くことは間違いなく、
信頼できます

コンセプトは、
さほど難しいものではないですが、
ポイントは、
バーチカルの巻物で張りのある硬いバットセクションは、
1mmも要らないという事。
周りからは、
スムースに一気に伸される!と思うほど曲がりこむような感じに見えて、
実は、
曲がるが曲がり込みに抵抗するベリー~バットトルクを全体に持たせ
リールシート前に150~200mmほどの短いセクションで踏ん張らせる。
これはQEDのベイトモデル同様の設計です。
レスポンスをピンピンかつ柔らかくすると、
人間の手持ちはすごく良いような感覚になりますが、
実釣では、
許容範囲の狭さとスカスカなトルクを感じる使用感になりがちですので、
湿度が高いような、
しっとりねっとりしたトルクを持たせた調子の方が、
多くの方が幅広い状況で釣りやすいと感じるでしょう。
もちろん高弾性カーボンをスパイスに使う事も多いですが、
決してメインカーボンとして高弾性を使う事が少なくなってきました。
では重いかと?というと、
ロッドの重さは樹脂量が関係してますので、
例えば、樹脂量が同じでシート厚も同じで、
40tを8プライ(巻き量)
24tを8プライ(巻き量)
すると40tが軽いという事はありません。
狙いの硬さ、パワー的なものに達するプライ数の違いで、
高弾性の方が軽いロッドが出来ることになりますので、
必然的に高弾性は薄巻きになります。
薄巻きはトルクの抜けが早いので、
使用範囲が狭くスカスカのトルクに感じる場合が多いです。
QEDのブランクを作る際に用いた考えは、
1、まず樹脂量の少ないプリプレグ(低レジン)を使用する。
2、出来るだけ薄いプリプレグを多層にする(分厚くする)。
3、狙いの調子とトルクの出方を調整する為に、低弾性~高弾性カーボンをコンポジットする。(超難関)
4、リアルワンピースでもウエイトバランサー無しで、専用EVA組み込み時考慮で、
狙いの位置~エンドに向かって10mmの範囲内でバランス出し可能になっている事が最終チェック。
かなり難しい事やって出来たのがQEDです。
コンセプト自体はシンプルなんですが、
初めからイメージしていたものを、
そのまま具現化するのは難しかったです。
今回の巻物系ロッドも、
同じように使うカーボンの弾性を後で決めるようにして、
同じく薄い0.06mmの薄いプリプレグを駆使して、
プロト重ねるにつれ徐々に狙いのブランクに近づけ、
最後にはドンピシャまで持って行きます。
感度は必要か?に関しては、
ライン張りっぱなしの巻物ロッドは、
カーボン系使っていたら十分なのですが、
ジギングロッドのような感度を出そうとするより、
上記画像のベンドカーブのように、
ティップが真下向いていると感度は鈍くなる事はもちろんですが、
ティップをベリーを曲げる為の曲げ癖案内役で御仕事終わってます。
その状態でバイトなどの負荷が掛かっても、
本来その負荷を受け伝えるべきティップが「もう曲がれませんった」状態で、
その負荷はトルクや張りのあるベリーに乗ります。
ベリーに負荷が乗ると、
ベリー~バットが平行気味に叩かれる事を感じた頃は無いでしょうか?
ラインテンションをアングラーがコントロール出来ないくらい、
瞬発的な負荷なので反応する事ができません。
ラインテンション掛けるタイミングとレベルはアングラーが
意図したタイミングでコントロールしたいところです。
僕は鯛カブラでもアワせるスタイルですが、
大体ベリーまで負荷が乗るという事は、
ルアーにミスバイト(針に触っていない又は針先滑った等)や体当たり、
鉛にバイトなどの負荷ではなく、
ルアーを押さえ込んで持ち込んでいると判断してアワせてます。
目で確認する場合はティップの反発が戻ってこないタイミングです。
ティップがお辞儀しきってベリーに負荷が入ってしまうと、
ルアーを持ち込んだタイミングが掴みにくいので、巻き続ける事になります。
そうゆうスタイルが主流と思いますが、
巻き続けるしか選択肢が無いロッドではなく、
感覚的に把握できてアワせるタイミング材料を教えてくれるロッドで、
アワセないにしても細かい負荷をティップが吸収してフックアップするまで、
巻き続けるかを選べるロッドにしたいと思います。
いわゆる、ティップにヘラウキでいうトップに当たる役割を持たせる事を重要視します。
中学生の頃ですが、紀州釣りの寝ウキで試し遊びで野池でヘラ釣りした事ありますが難しく、
送り込むという動作をさほど必要としなく、アワせるタイミングがピンな釣りとして、
ヘラ釣りのその一点は鯛カブラに近いモノがあるかと感じます。
巻き続けてアワせない場合は、この限りではないと思います。
体当たりやミスバイトの負荷は、
コン!と瞬発的な負荷を捉えて受け流すセクションを、
ティップに200mm程度考えてます。
シームレスに曲がりこむようにしますが、
ティップ200mmは使用範囲ウエイトの真ん中くらいでのルアーを巻いてる状態で
トップガイド真下までお辞儀したのが90度とすると、
45度前後の状態で推移し、
バイトがあると、ティップは残り45度前後を目で魚信を捉え、
ティップの反発が残っているという事は、
手元にも感度が届く事に結果としてなりますので、
巻物で手に伝わる感度が必要としてもしなくても、
伝わることになります。
高弾性のピンピンが感度が良いという理屈に、
反発の残りシロと復元する時間的な早さにあると考えます。
それでいてリールシート前からトップガイドまでが
如何に軽いかになってくると思います。
ジギングロッドクラスであれば、
リールシートとエンドまでの重量は、
全体重量で重いか軽いかでしかないでしょう。
全体重量が軽くても、バランスが出ていないと重く感じますし、
先垂れバランスならある程度良いですが、
あまりにも先が重い場合は、少しだけリールシートのナット部付近に重心を持ってくると、
全体重量は重くなりますが、劇的に軽く感じます。
振り重りも軽くなります。
ただし出回っているロッドのカタログ表記では
全体重量しか記載していないことがほとんどだと思いますので、
きになるロッドがあれば、どこにバランスがあるのか、
どこでバランスを取っているのかを実際に持ってみるのが良いと思います。
後垂れバランスはバーチカルのロッドでも扱いが気持ち悪いです。
キャスティングロッドなら後垂れバランスは問題外ですよね。
振りぬけません

長くなりましたが、
今回は第一弾として、
具体的な面より初動的な内容とさせて頂きました

また変わったロッドができるかもしれませんが、
使ってみれば結構使えると思いますので、
何年も前からタカミテクノスの鯛ラバロッドを御要望頂いていたユーザー様、
御問い合わせ頂いた方様、
やっと着手いたしましたので、
なんとか納得行くところまで仕上げれるよう開発いたします。
長く、コンセプトが特殊で偏った内容かもしれませんが、
御付き合いいただきましてありがとうございました

ではまた

◇オーダー方法◇
◇釣行記◇
◇ラインナップ一覧◇
◇アシストフック関連◇
◇タックルセッティング例◇
◇ユーザー釣果報告◇
◇製作させて頂いたロッドのご紹介◇
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