こんばんは
構想から長い年月掛かりましたが、
タカミテクノスから贈るジギングロッドQ.E.Dシリーズ製作開始です
Q.E.Dは現在全4モデル
仕上がったのは3種。
ベイトの653と656とスピニングの663です。
語尾の数字がパワーの番手です。
「3」より「6」の方がパワーが有り、
重いジグを扱えるというような大雑把な番手です。
100g前後なら3番、180g前後なら6番を目安に。
Q.E.Dシリーズは、
高回転エンジンというより、V4エンジンと言う感じです。
バイクで言うとCBRではなくRVF・・・わかり難いですね(笑
キンキンしたロッドではなく、
湿度があるような、
どこからでもグワァ!っと出力されるトルクを持ったロッドです。
魚を暴れさせず走らせずに獲る。
魚と力比べをしないので、
ボトムで掛けた魚は
一旦浮いてから引き始めるといった現象が起こりやすいですので
根ズレを考慮しなくてならない大きなターゲットにこそ、
こういったロッドがアドバンテージ得ることがあります。
テストでは、激流で根ズレ考慮して10号~のリーダーを付ける場面でも、
Q.E.Dでリーダー5~6号で挑んでも、
一度も根ズレに持ち込まれること無く、
今年は激流の鰤を10本ほど獲っています。
大体始めはハマチ~メジロくらいかな?と思いきや、
中層から引き出しますので既に根からは離れている状況です。
激流ですので、船と同調して魚もある程度フラフラ流されるので、
10キロの鰤でも抵抗するまでその重量感を感じません。
そのかわり体力残したまま浮いてるので、
中層からはそれなりのファイトします。
本来、激流では掛けてから強引に根から引き離す「剛」の釣りをしますが、
僕は掛けてから少し浮くまでは
PE0.8号マックス程度の一定ラインテンションで10mほど浮かせてから、
PE1.5号マックスくらいのラインテンションでファイトします。
キンキンに張ったラインは根ズレるとサクッと切れますが、
弱めに張ったラインなら根ズレても無事な場合があります。
こういったスタイルをQ.E.Dならやりやすいです。
魚の「怒」に対して「剛」の釣りではなく「柔」の釣りに。
今回も、
ロッドへ細かい表記は無いです。
状況やアングラーの感覚やスタイルで、
大きく変わってくるような表記をロッドに刻むのは出来るだけ避けまして、
その分コストは下がるので、販売価格もほんの少しですが下げることが出来ます。
番手の663や656などの文字は見分ける為にロッドへ文字入れます
使ってどの程度のロッドか判断できてから、
再度表記を気にする事はあまりないと思います。
ショップなどで見て買う際には、
タグなどで使用範囲の諸元を確認出来るように致します。
デザインは、
スタンダードモデルのサンプルが完成次第、
ユーチューブに動画でアップ致します。
写真より分かりやすく、
曲がる感じも同時に見ていただけるように致します。
ブランクが続々と届きます。
何十回もテスト釣行繰り返し、
何十本もプロトブランク作り直し、
何百匹も魚を釣るという事で生まれたQ.E.Dを
満を持して世に出せる時が来ました
ベイトモデルは6.5ftで653と656、
軽く軽快に、ジャークストロークを長く取り、
調子は綺麗な弧を描く胴調子で
曲がるが粘り強い短いバット。
画像は656の初期プロトのカーブですが、9キロくらいの鰤相手に少しバットが残り過ぎているので、
最終プロトではもう少しバットが曲がりこみます。
スピニングは6.6ftで663と666(テスト中)、
ベイト同様に軽く軽快に、
アンダーキャストでの遠投性能とライントラブルを考慮したガイドセッティングで、
調子はレギュラーファーストでロッドワークとリーリングでの緩急を付けやすく設計してあります。
663の最終プロトで
80cmくらいのヒラマサ。
モデル毎の使い分け。
「ベイトの653」
スロージギングでは150~280gまでを水深100mまで。
明石のような海域では、西ポイントで60~120gをメインに200gまで使用。
東の激流では太刀魚パターンのような飛ばさない系ジャークに150~250gのロングジグを使用。
ラインシステムは、海域やターゲット毎に調整して20~40ポンド程度で使用。
テストでは、
ハマチ~メーターオーバーの鰤や8キロ程度のヒラマサや20キロくらいのサメまで、
数釣り~大物まで対応してきた、
柔らかくハマチやメジロの調度良いロッドなのに、
大きなターゲットへも積極的に使える出番の多さが期待できるモデルです。
「ベイトの656」
これは、柔らかいヘビーロッドと言えるモデルです。
大きいターゲット狙いたいが、ジグは180g前後で、
棒のようなロッドではジグを弾きすぎて食わせ難い・・・そんな状況が在り過ぎて、
作ったモデルです。
一見ライトジギングロッドと思える外観と曲がり方しますが、
かなりの破断強度とトルクを持たせました。
ラインシステム40~50ポンドを使いたい状況などが出番でしょうか。
明石では、ロッドの強度自体では十分すぎますが、
柔軟な調子と使用ジグウエイトで激流ポイントの東側で使います。
「スピニングの663」
653同様こちらも使う出番が多いモデルと思います。
100g前後を思いっきりアンダーキャストで投げて、
斜め引きなどのジャカジャカやリーリングなどで、
船のプレッシャーの少ないエリアを広範囲に攻めたい時に強いです。
胴の間などの釣座で魚が回ってこない、
または先に他のジグを見られ、パターンがバラつき掴み難く、
そんな攻略しにくいなどの状況でも、
潮上釣座に負けない釣果を出すには投げる事を一番に考えます。
ラインシステム20~40ポンド使う場面で持ちます。
「スピニングの666」(来春リリース予定)
こちらは別名、丹後モデルと言って過言ではないコンセプトで開発してます。
調子は663同様ですが、パワー調整する際に丹後を意識した設計です。
ハイスピードな加速減速を繰り返すコンビネーションジャークや、
スローなワンピッチなど、多彩なテクニックを駆使する為の「666」。
テストは丹後だけでなく対馬、見島、七里、八里、平戸、玄界灘など
ヒラマサ狙いも十分考慮してます。
明石・丹後で調度良いロッドで遠征にも持ち込めるモデルです。
Q.E.Dシリーズの中でもひときわ思い入れの強いモデルです。
価格は来週土曜に決定いたしますが、
ガイドスレッドはオールブラックで
アルミパーツのカラー指定のみの
スタンダードモデルで41,000~43,000(税抜)で検討中ですので、
大きく変わることはないです。
セミオーダーで可能な事は、
・派手な装飾やトリプルラッピング。
・レングスの微調整やハンドル長さ延長。
・スタイル&ラインシステムに合わせた小径ガイドセッティング
などなど。
Q.E.Dに限らず、
「8ft超えるようなロングジギングロッドが欲しい」
タカミテクノスはどんな事まで出来る?と考えていただくより、
8ftまでのロッドでしたら、結構何でも出来ますので、
例えば、
「チーム専用のモデルを試作ブランクから作って最終的に3本だけ作ってくれ!」←可能です。
大雑把ですがOEMは、
オリジナル6ftジギングロッド3本依頼(プロト含まず)でも、
初めに内容に応じた金額を一定額預からせて頂く形となりますが、
プロトロッド1本目35.000円前後、
(中弾性カーボン、オールチタンガイドで装飾無しの真っ黒なロッドの場合)
で承っております。
大体の予算ですが、
プロトロッド3本(3回)で最終的にシンプルなネーム入りロッド5本ですと、
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プロトロッド@35.000×3=105.000
完成品ロッド5本@48.000×5=240.000
プロトロッドの送料@2.000×3=6.000
完成品ロッドの送料@弊社負担
合計351.000
消費税28.080
合計請求額 379,080円
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ワンオフパーツ無しでスムーズに進んだ場合でも、
高いロッドになりますね。
プロトロッドも3本手元に記念として残りますが、
完成品5本を一本あたりに換算すると7万5千円ちょい・・・。
弊社在庫サンプルブランクからイメージに近いモノを、
調整する流れですので、
近いブランクが見つかればプロト一発で完成する事も少なくありません。
プロトロッド返却の必要はございませんので、
そのまま御使いいただけます。
既製品ブランク流用では満足出来ない方様向けですので、
変わった内容覚悟いたしております
ブランクのみのOEMも承っておりますので、
こんなブランクが欲しい等ございましたら、
御問い合わせください。
国内生産、東レカーボン使用です。
個人のビルダー様も大歓迎です。
本数が30本ほど纏まると少し割安になってきます。
OEMに関しては、
過去にも何件か御問い合わせやご依頼頂いておりますので、
詳しくはまたの機会にお知らせしたいと思います。
オーダーロッドの方は、
現在、40件ほどバックオーダー頂いておりますので、
最短納期2月末となっております。
工業の方との兼ね合いで、
余裕見ての3月半ばです。
調子やデザインは、
スタンダードモデルのサンプルが完成いたしましたら、
ユーチューブへアップ致します。
今年はテスト釣行兼ねて遠征多く組んでましたが、
来年はQ.E.D握って、
丹後、明石、和歌山を釣りまわって行きたいと思います
Q.E.Dは3モデルをリリースできたので、次・・・。
モンスタージギングロッド。
既にブランク試作依頼出しており動き出してます。
タカミテクノスのロッドは開発とテスト釣行に時間を掛けますので、
リリース時期は未定ですが、間違いなくリリース致します
驚愕の破断強度と曲がる調子、
もちろん軽さも持ち合わせたモデルを期待してください
泳がせや落とし込みにも。
Q.E.Dやオーダーロッドの
御問い合わせ御予約は下記メールアドレス、
jigging@takamitechnos.com
まで、宜しくお願いいたします。
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新シリーズQ.E.Dのお知らせ等。
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