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団子虫。

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本日は、
オルタネイト280の最新プロト製作。

やっと手が付けられるビックリマーク

タイトルの団子虫とは?

アンサンドのカーボンブランクの表皮。
急に団子虫に見えて、
一度そう見えてしまうと、
一日中、団子虫の気配との闘いでした。

コーティングしてないブランクは特に団子虫モディファイ。



そんなことは置いといて、

今回のオルタネイト280のプロトはキテマスグッド!

カーボン構成はオルタネイトシリーズ共通ですので、
決まればクラス毎に、
マンドレルとプライ数とコンポジット位置を調整するのみ。

「するのみ」といえるのも、
僕は釣り人としてプロデュースするのと、組み手側なので、
ブランク工場へあ~してこ~してと言うだけで、
実際工場は難しい事やってくれていると感謝致します。

畑違いの技術が複合されてできるモノ作りは分業、
設備も関係してますが、そこはやはり
餅は餅屋です。

手作りだから良いモノと一概に言えず、
量産品だから高い品質が保たれる場合の方を長く経験しており、
工業製品は1品モノよりロットが纏まった方が段取り上、
品質が高く、安定するのが普通です。

安定していないのは、
ずさんな低コスト重視の無人化と、
非破壊検査等の検査関連を、
徹底していない場合は、
悪い品質のモノの量産となります。
価格競争や低価格化でしかたないのかもしれません。
金属等の材料費は高くなっているのに、
価格は上げるどころか、
下げなくてはいけない流れは地獄ですね。

そんなこともあり、
量産品=粗悪のイメージが強いでしょうかむっ


ロッドは、量産品といえど、
人の手が多く入っているので、
手作り量産品がほとんどだと思います。


良い竿、悪い竿を考えると、
調子が好みであるかそうでないか、
折れやすい折れにくい、
コンセプトにあっているかそうでないか、
感度の良し悪し、軽い重い、
バランス、反発力、耐久性、
振りぬけ、振り重り、飛距離etc

これら全てを最大レベルで詰め込まれたロッドは、
無理と言えるレベルで難しく、
相反する要素との、
葛藤が産みの苦しみとなります。

折れにくく粘りを出そうとすると、
樹脂を多くするか、太いマンドレルを使うか、
低弾性方向で厚巻きにして、
強度と必要な反発を確保。
そうすると、重くなる事でのデメリット食う形となります。
良い竿と言うのに近づける為に、
そのデメリットを出来る限り回避するには、
高品質で高価な原材料と、
高度な技術を保有している工場へ依頼。
そうする事により高価なロッドとなる形でデメリット食う形で
多くの人に、良い竿と言われやすいブランクが出来ます。

あとはそのブランクの性能を
出来る限り減退させないパーツを使用し、
調子を殺さず活かした組み方をすればよいだけの状態を作ります。

コンセプトに合っているかは、
オーダーロッド屋では、
依頼者様のご要望に応える事が重要で、
日々精進なところです。

高品質で高価な材料が良いかといえば、
釣り竿に限ってはそうであると言えます。
末端価格が高いのが良いとは
一概に言い切れませんが。
やはり良いのが多いです。
高いのは大体チタンガイド付いてますので、
それだけで全然違います。

感度といっても、
ジギングでは大きく分けて2種類、
カチカチ系と潮噛み系、
どっちの感度を優先するかも設計で異なってくるので、
コンセプトによって分けて開発しました。
オルタネイトはカチカチ系感度重視、
マーシャルは潮噛み系感度重視です。
カチカチ系でも潮噛み系でも、
どっちかが優れていると、
もう片方もある程度良いんですが、
スタイル突き詰めたロッドにするには、
そこは定めておきたいところでした。

どっちとも悪いと、かなり極端に言えばですが、
掛かるまで掛けれないので、
獲れる魚獲れてない場合が多くなります。

アングラーによって、欲しい感度のレベルに差があるので、
必要以上に感度があるとかえって、
余計な雑音に感じたりする事もあるようです。

反発力も、人により状況により
必要なレベルが違うので、
例えばオルタネイト200をバット弱くした奴が欲しい、
オルタネイト150じゃなくて・・・といったようなマニアックな要望をお受けしており、
「カスタムブランクでそういうのが1本有ります」と、
オーダーロッド屋だからこその対応させて頂いてます。
要望に合うブランクが無い場合もあります。
無かった場合は、小ロットでブランク作ったりしてます。

そういったマニアックなご要望でも、
一人だけではないので、
同じように微妙なライン攻めてる方がいらっしゃいますので、
小ロットで作って在庫していても、
在庫が焦げる事はないのが面白く嬉しいところです。

依頼者様が工場へご来訪した際には、
もれなく長い釣り談義をさせて頂いており、
大変勉強になっておりますべーっだ!

人によって突き詰める路線が、
結果同じところなのですが、
右曲がりでいくか潜っていくか、
飛んでいくか違いがあるように見えてきました。
近畿圏内の方がほとんどですので、
フィールドに共通点があるからでしょうか。
自分視点ですので、自分が曲がってるか分からないので、
真っ直ぐとしてです(笑

自身も大阪ですので、
依頼者様のフィールドでテストをしてましたので、
そうして生まれたのがオルタネイト100・150・200です。
求めてるところが同じで嬉しく思うばかりです。

しかし、
オルタネイト100は微妙なレベルで強いかな?
バッチリ合ってる方と、
オルタネイト100の下クラス無いの?という方と・・・。
少し考えますひらめき電球

自分がマニアックになりすぎると、
人に勧めるべき竿にならないと思うので、
色んな方から竿に求める要素をお聞きしながら蓄積して、
客観的に見て平均点マニアックが調度良い加減でしょうグッド!

ですので、
これからもタカミテクノス工場の方へ、
釣り談義、竿談義しに遊びに来て下さいビックリマーク
誘惑できるカスタムブランク用意してお待ち申し上げますメラメラ

オルタ280が良く育ってますよグッド!


時折ダラダラブログありますが、
最後まで御付き合いくださった方は、
もしやユーザー様ではないでしょうか。
御世話になっております、
今後とも宜しくお願いいたしますビックリマーク



ではまたべーっだ!

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