Quantcast
Channel: Takamitechnos Blog
Viewing all articles
Browse latest Browse all 522

ロッド選びについて。

$
0
0


こんばんは、
本日も一日御疲れ様でしたにひひ

今回は、
オフショアジギングロッド選びの考え方のひとつとして、
触れさせていただきたく思います。

まず初めに、
ロッドだけではジギングが出来ませんので、
組み合わせを想定しているリールとラインシステムと
ジグウエイトとジグタイプをイメージしまして、
海域(水深や潮の癖等)やターゲットと
船の流し方もロッド選びに不可欠です。

また、
最も考慮する点は、
どういったスタイルで使うかも大切になってきます。

と、
こうなると難しくなってしまいますので、
大雑把で簡単な選び方は、
ロッドのスペックを基にするかと思います。

現物を触れる機会がございましたら、
今使っているロッドとの差でイメージできますが、
タカミテクノスのロッドは、
関西圏であっても、
なかなか現物を見ていただける機会が少ないかと思います。


ですので、
過去の使い分け一例記事をご参考お願いいたします。


続きまして、ロッド選びに関わらず
道具選びの際に、
「メリットとデメリット」
「何向き、何不向き」
などの特徴を掴んで組み合わせますと、
タックルバランスが良く、
釣りがしやすくなると思いますグッド!

また、使いにくくても、
ある面で有効で、
そのデメリットを理解した上で使うと
スマートで凝った釣りが出来るかと思いますひらめき電球

その要素としましては、
メリット面はメーカーで詠っている点で把握しやすいですが、
裏にあるデメリットはあまり説明がされていないかと思います。

表裏一体でありますので、
裏のデメリットをどうカバーするか、
または意識するかで、
肝心なメリットを活かし切る事が出来るかと思います。


道具選びの時点で、
釣りの経験値と知識とセンスが関係してきます。


僕が道具選びで意識している事は、
オフショアジギングは、
通し仕掛けで縦釣りかつ宙釣りで
それらがどういった条件か?
といった点からスタートします。

ロッドは最後に選びます。

まずラインシステム。
推奨やターゲットにあわせてスタンダードなラインシステムを基準に、
細くするメリットは、
ジグアクションや感度面や底取りなど一般的なメリットがありまして、
裏にあるデメリットは、
ライン強度低下以外に、
ラインに掛かるウォータープレッシャーが軽いので、
魚に走られやすく弱り難い点があります。

逆に太いと、
上記のメリットが裏となりますが、
メリットは、ライン強度アップと、
ラインに掛かるウォータープレッシャーが強くなりますので、
走られにくく弱るのも早い点があります。
大きな魚を狙う場合にはワザと極端に太糸を使って、
ドラグ出さずに走らせておけば、
次第に浮かせる事が可能な
チャンスやタイミングが来るといったスタイルになります。

ラインに掛かるウォータープレッシャーを巧く利用すると、
スタイリッシュにキャッチ出来るかと思います。
引きが強く重量もあり
リールが巻けない状況も出てくる相手の場合に効果的ですので、
鰤族では不要なスタイルです。

細いラインでは、
ラインテンションの調整幅が広く、
フックの掛かりどころや
ターゲットの頭の向きを感じやすいので、
走らせるタイミングや、走るタイミングを察知しやすいです。
オマツリさせないように周りのアングラーのライン角度に注意して、
細いから走られる事を前提に、
巧く操作する必要があります。


次に、ジグウエイト選びで、
上昇アクションは人間側の操作で有る程度調整できますが、
フォールのアクションはジグウエイトやラインシステムが大きく関わっってきます。

例えばジグを早く動かすには、
上げでは急なラインテンションの掛かる操作と、
リールの巻き量で調整できますが、
フォールで早く動かそうとすると、
ジグウエイトを重くする以外、
直接効果的な方法はないかと思います。

関節的な方法では、
下げで食う時でスッ!っと落として食ってくる際は、
水深が浅ければ浅いほど効果的になる方法で
潮上へ投げて、潮向きと平行のライン角度で
ジグを立たせて落とすと、
スッ!っと落ちてるニュアンスになりますが、
微調整程度のテクニックになります。

これに加えて、
ジグシルエットの大小や、
抜けの良し悪しで選んでます。



リールは、
大体一巻き80~100cm前後巻けるタイプなら何でも良いかと思います。
感度を求めますと、
ギア比は高く、
いわゆる巻きトルクの弱いタイプが良いです。
リールのハンドル長も巻きやすい最低限の長さでがあれば、
短いハンドルの方が感度は良いです。

巻きトルクが強くなれば、
小さい抵抗の変化を掻き消してしまいますので、
釣りのしやすさ、楽さを求めるか、
感度面を求めるかでリール選び(ギア比と巻き量)は変わってくるかと思います。

ちなみに、ファイトでは
ターゲットの引きの強さに合った巻きトルクがあります。

弱い引きに対して強い巻き取りトルクはバラシやすく、
特徴としてはロッドの曲がりが跳ねます。
極端に巻きトルクが強い場合に起きます。

リールハンドルが長くて巻き取りトルクが強い場合は、
ギア比が低く(パワーギア方向)トルクが勝ってる時より、
その影響は若干軽減されます。

ファイトの最中に、
「なんかバレそう・・・」と感じるのは、
掛かりどころ以外に、
魚の引きの力と重量に対して、
極端に巻きトルクが勝っている事もあります。
ラインが立っている時より、
ドテラで潮受けているときの方がバラしが少ないのは、
魚の頭がアングラー側に向きやすいという条件以外に、
抵抗に対して巻きトルクが勝ちにくいという条件も混じってます。

タイラバタックルで、
大きな青物掛けてもバラシそうな感覚が少ない理由です。
巻きトルクは強い方向なら、
やや弱い方向の方が丁寧にキャッチできるかと思います。

逆にハイギアが過ぎて、
巻けないまたは、
ロッドを倒したキッカケが無いと巻き込めないほど
巻きトルクが負けていると、
ラインテンションが抜けたり掛かったりを繰り返してしまいますので、
バラしの要因になってしまいますので、
ターゲットの引きの強さと重量に合った巻きトルクが安定します。

そのちょうど良い範囲は決してシビアなものではなく、
そのあたりを考慮できるジギング用リールがほとんどですので、
2ギア有るタイプのリールで超ローギアの方は、
使いどころは的確にしなくてはならないという程度です。


最後にロッド選びで、
上記を選んでから、
海域(水深や船の立て方やおおよその潮の癖)
をふんわりと考慮しながら、
どうゆうスタイルで釣ろうか考えます。

MOZですと、
LMの方は、スペックどおりのバランスだと、
ロッド全体を使って操作し、
HMの方は、ロッドの真ん中までのセクションを使って操作します。

そこでもし、
LMでロッドの真ん中付近のセクションで操作したい場合は、
番手を上げて、
曲がりこむ位置をティップ側にズラします。

このように、
ロッドのどの部分を使ってジグを操作するかで、
番手の上げ下げで調整します。

そういった使い方が出来るように、
MOZはLMとHMあわせて12モデルラインナップしております。
さらに、
12モデルのベンドカーブが同じに設計しております。
バランスも同じ位置で、
ガイドセッティングも同じです。

その唯一の狙いは、
MOZの中で、持ち替えても違和感無く、
ロッドで調整した効果を
生々しく感じられるようにしました。

面白い釣り、
楽しい釣りの為だけにべーっだ!

MOZは、
1モデルの使用範囲は広いので、
それが海域にあわせて2~3本あれば、
面白いアプローチが可能になりますにひひ

ロッドの違いで「食ってきた!」を
得たいが為のシリーズです。

まずは試しに1本!とオーダー頂いた方様に、
MOZと相性が合うことを願いますメラメラ



長くなりましたので、
最後に。


MOZ公開後、
多くの方様にご興味をお持ち頂けまして、
驚きと嬉しく思います。

スロージギングのスタイルは素晴らしく
年々進化しておりますが、
その中で、
海外だけでなく国内でも
「ロッドを曲げてファイトしたい」
という方様も多いという事は意外でした。

タカミテクノスでは長らく、
ロッドは綺麗に曲がって、
魚と対峙する楽しみと喜びを
提唱させて頂いておりましたが、
やはり綺麗に曲がっているロッドが一番カッコイイですね!







1463326812192.jpg



DSC_1217.JPG

041.JPG





DSC_0826.JPG









DSC_0212.JPG




ロッドの曲がりが綺麗なのが好みで、
スペック最優先ですが、
カーブが綺麗に見えないのは、
確実にスペックも狙いどおりででなく
試作ロッド組むまでも無く廃棄してます。

僕の好みですが
今まで作ったロッドの中では、
マーシャルとQED653のカーブも気持ちよかったですが、
MOZが一番綺麗に曲がってくれてます。
次にQED666のカーブラインは至極。
しかしQEDシリーズは
モデルチェンジの為、
間もなくドッグ入りです。
ちょうどMOZシリーズに受注が集中しているので、
ジックリと調整したいと思ってますが、
666はデザイン変更程度(パイプ継ぎに変更思案中)、
それと669の追加を思案中です。

ベイトモデルはMOZに任せて廃盤予定。
QEDのベイトモデルが
全く動かなくなってしまいました(笑
開発にかなり費やし、
ノウハウも詰め込んだのですがカゼ


オフショアジギングロッドは軽さ最優先!
という方様が少なくなってきまして、
オルタネイトとQEDのベイトモデルは超軽いロッドですが、
需要がなくなってしまいました。
どれも思い入れのあるシリーズで、
こればかりはスタイルの進化や変化からの流行で仕方なしえっ

今はMOZのマテリアルで、
用途に合わせたモデルやカスタムオプションを
追加していく方向で進めて参ります。

現在、
4.8ftワンピッチスタイル専用ベイトモデルの試作中です。

ワンピッチは短いロッドに加えて、
全身ジャークセクションのロッドがバチ!っとはまります。
このコンセプトはまだ見当たらないので、
お楽しみにグッド!


ショートレングスのロッドのメリットは、
ロッドの曲がり込み量が少ないので、
ラインテンションが掛かりやすく、
バイトやヒットに対して素早くラインテンションを掛けることが出来、
負荷のかかるポイントが手前に来るので、
体力の消費も緩やかになり、
特にスタミナを要するスタイルでは
効果的に働くメリットを持ってます。

デメリットは、
スローテンポなスタイルで、
船の上がり下がりや、
ジャークのストロークが狭くなる事から、
スタイルが限定されます。


ワンピッチ=ショートレングスロッド+全身ジャークセクション
それでいてブランクはMOZマテリアルということは、

ガンガンしゃくって、
ゴン!とラインテンションが素早く掛かって、
ドン!と腹に当ててブチ曲げて獲るスタイル。

今まで多くの魚を釣ってきた中で、
圧倒的に釣り、
絶大な信頼の置けるスタイル。
その名は、、、







普通のワンピッチ!!


リリースは早くて来年秋あたりになるでしょうか。
MOZスピニングモデルも追加となる予定で進めてますので、
セミオーダーカタログと同時リリースです。

今はアレコレできる状況ではないので、
気長にお待ちいただければ嬉しく思います。



最も工場に篭る月は9月!!
OEMでかなりの件数、
フィッシングエイト様10月初回納品分の製作。


現在サンプルロッドは、
フィッシングエイト様の

7月11日~17日 池田イチバン

にある予定ですグッド!
次は、

7月18日~24日 玉津店

7月25日~31日 エイト3

8月にはタカミテクノスに戻ります。
そして釣りニュース表紙の釣行へ持って行きます。
どんな内要にするかは・・・。
入門編、オフショアジギングで色んな魚釣ってみよう!な感じでしょうか。

難しいスタイルやテクニックは無いので書けません。
いつもどおり普通のスタイルの手練手管で楽しんできますべーっだ!


フィッシングエイト様のオーダーは、
8月にまとめて頂けますので、
その時点でスケジュールきまりまして、
今の時点では不明ですが、
どんな発注数であっても
僕が組める本数は少ないですので、
必死になること必須。

今のところキャパはスタンダードモデルで
月に最大40本程度。
派手なフルオーダーはスタンダードモデル2~3本分要します。
でも価格は2倍になるオーダーは過去に無いのでご安心をべーっだ!





最後までご観覧頂きましてありがとうございます!
いつもありがとうございます。


釣行も無く、
更新ペースが減っておりますが、
3年前に立てた事業計画通り、
今年は釣りにあまり行けない年と計画し、
でも心臓はギザギザのプラスチック状態になってしまってますが、
今はオーダー頂いたロッドをお届けさせて頂く事に集中し、
タカミテクノス工場にて日々奮闘しておりますメラメラ


こんなタカミテクノスを
今後ともよろしくお願いいたしますビックリマーク


ではまたべーっだ!



オーダーや製品に関する
御問い合わせは、下記へメールお願いいたします。

jigging@takamitechnos.com

タカミテクノスオンラインショップ

タカミテクノスHP


Viewing all articles
Browse latest Browse all 522

Latest Images

Trending Articles

<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>