こんばんは、
本日はMOZを3件仕上げて、
2件仕込み。
御新規一人様、来訪。
5月製作分のオーダーも、
残り15件ほど、
7月初めまでに追いつくペースで進めてます。
6月製作分で御予約頂いた方様、
変更点の有る無しを御連絡頂きますと、
早めに仕込んでおきます
キャッチレポートは、
四国と静岡担当のメンバーのヤスさんからです
先月に御世話になった幸丸さんにて。
キハダマグロ 22.5キロ。
タックルは、
ロッド タカミテクノス MOZ4LMstd
ジグ マリンベイト 桜花リボーン250g
フック タカミテクノス フロント ロペラ 1/0 リア ロペラ2/0
ラインシステム PE3号 リーダー12号
詳しくは、
ヤスさんのブログにて。
ハガツオやキハダ狙いにご興味ある方様は、
愛媛 幸丸さんへ
イカした親切丁寧な船長が面白いポイントへ連れて行ってくれます
カンパチや根物も行きたいですね。
秋にチャーターで予約してます。何釣るのかは船長にお任せ
ロペラですが、
ここ最近はブログで何も書いてませんが、
国内外で愛好者さんがかなり増えてます
置いてあるお店が今はほとんど無いですが、
多くのお店に置いてもらえるように考えます
さて、
ロペラはどんなフックなのかを、
改めてご紹介させて頂きます。
コンセプトは、
「フックのダウンサイジング」。
通常は、
強度が欲しくてサイズアップして1/0を2/0にしたり、
2/0を3/0に針を大きくしますが、
近年、ラインが細くても強くなったり、
より繊細なアプローチに移行している傾向があり、
今後もより繊細になっていく事だと思います。
そこで、
ロペラのコンセプト
「フックのダウンサイジング」。
ラインの進化で細くなり、ジグも小さいシルエットのタイプが効果的な場合、
積極的に小さいジグを使えるようになりましたが、
ターゲットは変わらず。
フックの大きさが目立つようになり、
出来れば2/0サイズより大きなフックを4つも付けたくない状況が増えてきました。
そこで、
2/0サイズで3/0サイズの強度を持たせたフックの開発をし、
ロペラ2/0が完成致しました。
同じく、1/0は2/0の強度を持たせてあります。
実際のところは、
フックの物理的に力の掛かり方で、
小さい針ほど強度は出しやすくなります。
針先が立つ(貫通力重視)設計ほど、
伸びたり折れたりする値が高くなります。
逆に伊勢尼のように広角タイプは、
強度を出しにくくなります。
叩いたり太くしたりしなくてはなりません。
フックは大きくなるほど、
軸径を加速度的に太くしなくてはなりません。
現在は1/0と2/0の2サイズのみです。
今後はもう1サイズ追加したいと考えております。
針は、状況やタックルバランスや、
アングラーのスタイルによって、
色んな針を使うほうが良い事もありますが、
僕は道具を変えたくないので、
ほぼロペラだけでやってます。
同じ道具を頑なに使い続けると、
上質な状況判断やデータが蓄積できますので、
より本質に近いモノを作り出す為にそのようにしてます
状況に合った釣れる釣り方は、
メンバーや同行者がやってくれてますので、
周りと比べて、
釣れなくて正解、釣れて当たり前、
平均点で正解。
というように、
初めから予測して釣りをします。
予測と大きく異なった結果が出たら悩みます
そんな訳でして、
針はどんな状況でも最適になる針はないので、
ロペラも特別な針でもないです。
ですので、品質が良ければ、
良い針も悪い針も無いと考え、
状況やタックルに合っているか合っていないかで考えます。
例をあげてみますと、
ジギングで鰤を狙っていたとしまして、
食いが立っていない時は、
広角の伊勢尼系がヒット率高く、
シッカリ食ってくる時は、
貫通力の高い、
「針が立つ系」がヒット率上がります。
シャクリ方でも若干変わりますが、
普通のワンピッチの場合ですと当てはまります。
ロペラは、
広角タイプと貫通力タイプの中間設計で、
1/0より2/0の方が少しだけ貫通力高めにチューンしてあります。
ロペラの特徴は、
ダウンサイジングが可能または、
1/0か2/0のままで大物と対峙する際の信頼性があります。
もう一つは、
フックポイント。
強度を出すために細軸ではなく、
中軸に設定してありますが、
フックポイントを注射針の理屈を応用して、
断面を三角形のエッジにシェイプしてあります。
さらに、針先がストレートにチモトに向いてますが、
ややカーブポイントです。
軸は丸軸です。
叩き無しですので、針があまり踊りません。
身切れしにくい丸軸。
強度の限界に達して、
伸びたり折れたりする時は、
ロペラの場合、
針先に向かう最後のカーブは形状を残し、
初めの大きなR部分が伸びます。
伸びても魚をキープ出来る可能性を考慮しました。
ですが、焼き入れ硬度は高く、
折れるか伸びるかのギリギリで伸びる方向になってますが、
強力な瞬発力では折れる事もあります。
世界一の品質で針を提供してくれる、
播州の純国産で、
最高級なジギングフックです。
裏側はスクイ(ブレーカー形状)にシェイプ加工してあります。
そのフックポイントの恩恵は、
太軸になればなるほど、効果があります。
アイスピックや千枚通しのように、
太く真っ直ぐで円錐形状の針は、
弱い力では深く刺ささりにくく、
注射針のように、
エッジがあり刺さりこむ込む方向性のある針先は、
弱い力で深く刺さりこみます。
そういった単純な物理的な理屈をシンプルに盛り込み、
ロペラは出来ました。
コンセプト「フックサイズを下げる、又はそのままで大型狙いをする」
↓
手段「軸を太くし、さらにフックサイズも小さくし強度を上げる」
↓
デメリット「貫通力の低下」
↓
対策「フックポイントを注射針形状にする事でデメリット解消」
シンプルな考え方で出来てますので、
ややこしい事は盛り込んでません。
ロペラの出番としましては、
「小さい魚から大きな魚まで何食ってくるか分からない状況」
「同じ魚種でもサイズがバラバラな場合」
「大きなフックを嫌がって食わない際のフックダウンサイジングでも強度的な信頼性が欲しい」
「ジグの動きを良くしたい場合のフックダウンサイジング」
「小さなジグで大きな魚を狙う場合」
「そこそこ強引なファイトでも身切れし難いフックを使いたい」
こんな感じのジギングフックです
ロペラの出番はキッチリありますので、
色んな針を状況に合わせて御使い頂く中に、
ロペラも忍ばせて頂けると嬉しく思います。
今後は、
色んなお店でご購入いただけるよう考えて参りますので、
今しばらくお待ち願います。
現在、ご購入頂けるショップは、
加古川LeaLea様と、
タカミテクノスオンラインショップ
この2つしかありません。
日本ではあまり知られて居ないロペラですが、
累計で日本5%、海外95%ほどの割合で出荷しています。
ロペラ2/0で30キロほどの
GTやクロマグロなんかもキャッチされておりますが、
今は無い3/0の要望が多く、
現在ある1/0と2/0の御取り扱い店舗が増えましたら、
追加で3/0を作る準備をしております
1/02/0はツインフック推奨設計ですが、
3/0はシングルフックでの使用も視野に、
「3/0 モンスター」みたいな感じでリリースしたいなと思ってます。
ビッグシングル派のアングラー様もロペラを!!
時期は未定です。
只今、
パッケージリニューアルを控えてます。
やりたい事はまだまだ山ほどありますが、
今はMOZの製作に集中します。
来年、再来年あたりに、
MOZスピニング2~3モデル、
MOZショートヘビー2~3モデル、
MOZ鯛ラバ1モデル。
こんなのを。
既にプロトブランクや、
ほぼ完成のサンプルブランクあります。
QEDのモデルチェンジと、
9番モデル追加も、
1~2年後あたりに出来たらと思います。
QEDで立てたコンセプトでは理想的なロッドに仕上がってるので、
あまり変えませんが、見た目は変わります。
良くなる訳でも悪くなる訳でもないです。
使用範囲アップと扱いやすさを良くして、
マニアック向けの今の仕様と比べて、
少しオーソドックスに寄せます。
その時期には、
セミオーダーのカスタムや
フルオーダーのマニアックなブランクも、
今より有ると思います。
高弾性系等の超マニアックなフルオーダー限定、
本数限定ブランクは、
ここ数年でほぼ完売しました。
年内は、
御取り扱い店向けの
スタンダードモデルの量産と、
オンラインショップでの
スタンダードモデル完成ロッド販売の製作になります。
今後とも宜しくお願いいたします
オーダーや製品に関する
御問い合わせは、下記へメールお願いいたします。
jigging@takamitechnos.com
タカミテクノスオンラインショップ
タカミテクノスHP
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