今年も威勢良く
元旦からオーダーロッド製作進めてます
今、組んでいる製作依頼は、
ちょっとした遠征にも使えて、
丹後や明石の東ポイントにも使える
スピニングロッドという事で、
オルタネイト200です
元から2個はダブルフットで、
トップガイド8番・8・8・8・8・10・12W・25W
計8点です。
オールダブルラッピングです。
当方では、
下巻きもコーティングする場合と、
下巻きコーティングしない場合があります。
理屈と用途で使い分けてます。
今回は、
感度面も考慮するべく
シングルフットを出来るだけ使い、
ティップ~ベリーセクションの軽量化セッティングで、
かつ必要十分な強度を確保する為、
下巻きもコーティングし、
使っているうちにガタツキ出し、
ガイドフットがブランクに負荷を与える事での
ダメージから守る為にこうしてます。
下巻きコーティングでは、
余分なコーティングは不要なのと、
シッカリと浸透させる為に、
こうしてヘラでこそぎ取ります。
ここからが1本づつ仕上げていける、
手作りの良い所で、
「6分乾き前後(コーティングを爪で押すと凹んで戻る程度)」
で、ガイドフットをテンション強めで縛っていき、
フット底が下巻きコーティングに、
極わずかにめり込ませます。
2層間のコーティング密着性と
ガイド保持力アップとなります。
一番の利点は、
完全に硬化してからでは、
どうしても塗膜表面の
「凹凸によるフット浮き」が出ます。
ペーパー当ててサラえても、
完全には直線出ません
直線出そうとすると、
表面張力が生まれるくらい、
コーティングを盛り付けなくてはなりません、
それでは駄目駄目です
ですので、
6分前後の柔軟性あるタイミングでガイドフット底を、
わずかめり込ませる事が可能なタイミングで巻き始めます。
昼は別の仕事なので、
コーティングである
エポキシの一液2液の
配合率を調整し、明日20~22時あたりで、
その加減になるようにしてます
こんなキモい理屈は、
作り手が把握していれば良い事ですが、
当方、若手ではありますが、
真面目に全く別方面の工法を参考に、
「これ取り入れれるな・・・。」など考えて組んでおります(笑
どのジャンルの釣具ビルダーさんも、
人に知られたくない引き出し的なノウハウを、
多数持っておられますよね。
今回のラッピングの方法は、
特に変わった工法でもないので、
参考になれば幸いです
余談ですが、
昔、自分が小学生の頃に、
知り合いにバスプロのお兄さんが居まして、
バスプロでありながらフライのタイヤーで有名であったり、
プラグやワームも作っていたので、
色々教えてもらったように思いますが、
残念ながら覚えているのは、
滝畑ダムでボートで浮いて、
船酔いしていたタカミに、
「風向きと太陽の位置はシッカリ見ときや」
もちろん当時の自分には意味不明で、
なぜ水中に居る魚狙ってるのに、
空中が関係あるのか?
と不思議に思い、頭のどこか引っかかってたのか、
今でも唯一覚えている事です
先人から学ぶ事は多いですね
ですが、
10歳前後の時ですので、
色々話してくれてたとは思うのですが、
全く理解できてなかったので、
ほとんど覚えてないですが、
釣りの話しだすと話相手が
ちびっ子でも関係ないのは釣り人の性ですね(笑
今でしたら、
少しは吸収できたのになと思います
今してるジギングも、
先輩方が試行錯誤して、
釣れる釣りにまで昇華させたジャンルで、
自分は何不自由無く楽しんでますが、
ある程度ジギングしているアングラーなら、
誰もが知ってる、
先駆者の中の一人である先輩は、
ジギングはまだまだ未知の可能性がある・・・・と。
今でもジギングは面白いですが、
もっと面白い釣りになるように、
これからも道具面もメソッドも追及していくスタイルで
楽しんでいけたらと思います
ここのところブログ書く時間も無く、
釣りにも行って無かったですが、
今日は下巻きコーティングのみで
早い時間に作業終了でしたので
久しぶりの記事な事も有ってか、
長々と失礼致しました(笑
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